「ドッグランのあるタイル床の家」の現場も最終盤です。
残すところは、外構工事のみとなりました。
【ゲンバ日記チャンネル】もUPしたいのですが、なかなか撮影時間が取れておらず……
タイトルの通り床はタイルですが、壁にもタイルを採用しています。
手前の造作家具は、洗濯機を隠せるよう考えたものです。
様々なタイルが使われていますが、時間を掛けて厳選しました。
吹き抜けにあるペンダントライトはベースがゴールド。
ダイニングのペンダントも、ゴールド系になりました。
このあたりは、タイ人の奥さまの好みを織り込みながら、セレクトしたものです。
2001年にバンコクを訪れた際の、ワット・プラケオの写真です。
タイをはじめ、東南アジアはゴールドがあふれています。
そんなお国柄も上手く織り込めたのではと、自画自賛しているのです。
さらに、「光沢」というお題もありました。
手摺はステンレスの大ぶりなものを採用しました。
ウォークインクローゼットのちょっとした収納も、光沢のある面材を選んでいます。
「光沢≒平滑」と言ってよいと思います。
また「平滑≒清潔」とも言えます。
平滑は自然界にはありません。
古代なら石を磨くしかなく、その最高峰にあるのが磨き上げられた大理石や御影石だったでしょう。
重く、硬いものを、労力を掛けて磨かなければ、得られないものですから、時々の権力者が好んだのは必然でした。
良いことだらけですが、現代でも材としてはやはり高くなります。
光沢は、硬さ、平滑さの象徴ですが、それゆえ奥行き感も増すのです。
良いことだらけですが、ひとつ問題が……
写真を撮った際に、こちらが写り込んでしまうのです。
実際は高級感があって素晴らしい、しかしメディアを通して伝えるのが難しいという材なのです。
それは、私のような立場の人間だけの問題なので、クライアントには全く関係ありません。
とは言え、知って貰ってこそはじめて選んで貰える可能性がある訳で、難題と言えば難題なのです。
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