植込みのツツジやサツキが咲き始めています。
これらが咲き始めたらゴールデンウィークがすぐそこです。
もうスタッドレスは要らないだろうと、八尾のサイトウ自動車でタイヤを交換してもらいました。
ハイラックスサーフの時は、気持ちよくタイヤ交換をしてくれた工場が、「うちの機械では2tonまでが精一杯で……」と難色をしめしました。
それで、池原ダムで知り合ったこちらに相談すると「トラックのメンテまでするんで、全く問題ないですよ」と。
確かに、こんな小さな機械で持ち上がるなら、何とかなりそうな気もしてきます。
タイヤ交換と言えば、自転車もよく難色を示されます。
カゴ付きで格好いい自転車が欲しくて、探して貰ったのがこの自転車です。
購入した天王寺のムーブメントまで持っていけば、メンテナンスしてくれるのですが自転車で行くにはちょっと遠い。
それで、近所の自転車屋さんに持っていくのですが、大概が「ディスクブレーキの自転車は、うちでは触れない規定になっているんですよ」と。
ブレーキの種類がディスクブレーキなだけで何故?と思いますが、ほとんどが門前払いです。
ですがこの店員さん「ほんとは駄目なんですが」といってタイヤを外して見てくれました。
どうやらチューブも傷んでいるようで、何となく直し方を教えてもらい、ネットで注文したのです。
四苦八苦しながら、何とか付け替えしたのです。
物ごとに永遠はないので、車にしても、自転車にしても、手入れをしながら使うことになります。
「バカの壁」で知られる養老猛司さんは、「手入れという思想」で、日本人と「手入れ」について書いています。
当たり前ですが、自然は「自然のまま」にしているから自然です。反対に人工は「思うようにする」ことだと言います。
思うようにならないことに人の手を入れ、人工のほうに引っ張る。これが「手入れ」という考えです。
子育ても同じようなものだそうです。
放っておけば良いかと言えばそうでもない。かと言って、どこへもっていけば良いかも分からない。わからないけど、とにかく毎日「手入れ」をすることになると。
庭でも放っておけばすぐに雑草が生えてきます。 「手入れ」 とは、自然の強い日本人の生き方だともありました。
子育ても仕事も答えはないので、日々手入れするしかありません。
また、自分の心や考え方も同じで、一度答えがでたらそれでおしまいとはなりません。時代、時流、タイミング、によって答えは変わっていくからです。
還暦とは人生ひとめぐりしたという意味です。還暦まではまだ少しありますが、最近、色々なことを見直す時期に来ているのかなと感じているのです。
生まれて初め自転車のタイヤを交換しました。できたら、新たな満足感もありましたから。
■■■ 『ESSE-online』にコラム連載■■■
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設
■■■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■