例えば車で出掛けるとして、目的地に向かうルートは無限にあります。
①ナビが勧めてくるルート、②自分が一番早いと思うルート、③走っていて気持ちのよいルート。
大きく分けると、この三択くらいでしょうか。
土手上や、阪神高速湾岸線あたりが私にとっての③にあたります。
少し車を停めてみました。
何の穂でしょうか。
風が吹くと緩やかにしなり、目に風を感じさせてくれます。
風がこれ程心地よいものかと、ひと時立ち尽くしてしまうのです。
今年から中学生となった娘ですが、今日が初登校でした。
短縮された入学式から1ヵ月半。多くの新入生と同様、沢山の不安を抱えていたと思いますが、何とかここまできました。
この非常事態宣言中、大阪だけが唯一エンゲル係数が上がったという記事を見たような……
「勤勉」「質素」「人のために尽くす」は百田尚樹さんの『海賊と呼ばれた男』に出てきた言葉。
我が家も質素を旨としていますが、日曜日の夕食だけはちょっと別枠です。
唯一子供と一緒に食べる食事で、何とか盛り上げていかなければなりません。
家焼肉、しゃぶしゃぶ、野外焼肉、そして手巻き寿司。
手巻き寿司は、ウニこそ不評でしたが肉巻きは長男に好評でした。
バラ肉をちょっと炒めて、アサツキとポン酢で。
そのまま食べても美味しいので、巻いても美味しいに決まっているのですが。
そろろそネタが切れてきたので、子供に聞くと「タコパ!」と。
その手がありました。
これなら若干エンゲル係数を引き下げてくれるかもしれません。
大阪人たるもの、タコ焼きくらい上手にクルクルできなければモグリと疑われます。
皆腕を上げてきました。
「ブタ焼き」なるメニューも考えてみました。
目的にたどり着くルートは無限にあると書きました。
反対の言い方をすれば、目的さえ決めてしまえば、達成したも同じです。
知恵を絞りながら、そこに向かって手を打ち続けることができるからです。
バブル崩壊後の不況、消費税UPを2回、リーマンショックを経験しましたが、幸いにも私自身が不況と感じたことはありませんでした。
しかし、アフターコロナと言われる時代も、同じようにオファーがあるという保証はありません。
しかしこの仕事で生き、スタッフの雇用を守りたいなら、そう決める他ありません。目的さえ決まれば、ルートは無限にあるはずなのです。
風薫る五月。
ここ数日の動向を見ていると、薫風が全てを吹き飛ばしてくれるかもと、期待せずには居れません。
世間に吹く風は、確実に向きが変わったと思うのです。
A photograph is wonderful.
2012年5月 石川/千里浜なぎさドライブウェイ
■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
巻頭インタビューが掲載されました
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』で「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』に「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』で「住之江の元長屋」再放送
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました