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次が最高傑作‐2152‐

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

昼間の気温はまだまだ暑いですが、空は秋らしくなってきました。

阪神高速松原線の瓜破交差点上が、ようやく繋がりました。

阪神高速のXで、その様子が公開されています。

9月14日(土)の夜から、15日(日)にかけて、通行止めの看板が出ていましたが、深夜にも関わらず、多くの人が訪れています。

私は「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」の現場が最終盤で、見に行くのは諦めました。

別アングルの動画も公開されています。

1993年に完成した、梅田スカイビルのリフトアップ工法を思い出しますが、いずれにしても大工事です。

2022年5月、工事開始直前の写真です。

色々な補強工事の甲斐なく、中央のヒンジ部が下がり続けており、架け替え工事が始まると発表されました。

3年弱も掛かるという看板に、かなり驚きましたが。

すぐ近くなので、時々写真は撮っていました。

2023年4月の写真ですが、吊り下げられたゴンドラに、高速道路がかじられるように解体されていきます。

12月頃にはすっかりなくなりました。

あるものが無くなると、景色的には「すっきりしたな」という印象です。

そして現在の様子。

出来たら出来たで、空が小さく感じます。

しかし、ここが繋がらないと大阪南部から市内に向かう車はかなり不便。早く開通して欲しい人が沢山居るはずです。

ちなみに、手前のビルに「BOOKOFF」の看板が残っていますが、今年の6月に喜連瓜破駅前店は閉鎖されました。

本は真っ新なページをめくるのが醍醐味なので、あまり使っていませんでしたが、書店同様、無くなっていくのは寂しいものです。

私の仕事で「上手くいかなかったので、解体してやり直します」はあり得ません。

大工事が成功したところに水を差すかもしれませんが、やり直せるくらい利益が出ているなら、もう少し高速料金が安くても良いのでは、とも少し思ってしまいます。

昔、ビートたけしがこんなことを言っていました。

巣穴から出て、ちょっと冒険してみる。

次は、その距離を延ばしてみる。

その次は、さらにその距離を……という感じで、出来ることを増やしていく。


失敗は許されないからと言って、間違いのないことをしているだけでは、能力は伸びません。

この精神で、少しずつ、少しずつ距離を延ばしてきたつもりです。

いつも、次が自分にとっての最高傑作という気持ちで日々働いています。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

千日先の近未来‐1909‐

火曜日は朝方まで雨が残りましたが、庭木の調査に出ていました。

計画地の庭がなかなかに立派で、可能なものは移植しようと思っています。

1本1本メモをとっていると、あっという間に3時間ほど経っていました。

昼過ぎに現地を出て、阪神高速の池田線→環状線へと乗り継ぎます。

そして松原線へ。

アトリエに戻る時は「平野」の手前、「駒川」で降ります。

結構いろいろな人に、松原線の通行止めのことを心配されました。

丁度、平野出入口のすぐ横なので、そこまで影響はないのかなと思っています。

それでも初日は予想がつかないので、前日に調査へ出掛けたのですが。

昨日、6月1日は朝からずっと取材のヘリコプターが飛んでおり、その音で目が覚めました。

かなり低い位置でホバリングするので、おちおち寝ていられない程の爆音だったのです。

阪神高速のWebサイトを見にいってみました。

南北の内環状線と、東西の長居公園通が交差する「瓜破」の交差点。

この橋桁部が架け替えられます。

長居公園通は、南港と近畿道を一直線に繋ぐ片側3車線の道路で、それをまたぐ橋桁は65mあります。


この距離を飛ばすため、橋桁中央はヒンジ構造(丁番のような構造)となっています。

それが設計時の想定より大きく沈下しているようです。

2003年に、ワイヤーで上部に引っ張り上げる補強工事をしましたが、根本的には解決できておらずで、今回の架け替え工事になったという説明でした。

ただ、その期間が3年!

初めてこの標識を見た時は、3度見してしまいました。

既存橋桁の撤去が1年以上かかるのは、交通を妨げないよう、低騒音かつ空中で行うからとありましたから、仕方ないようですが。

松原線が開通したのは1970年。私の生まれた大阪万博の年です。

全面開通は1980年。小学4年生の時でした。

地下鉄谷町線の天王寺-八尾南間の開通も1980年で、概ね阪神高速の下を通っているので時期を同じにしているのです。

3年後の開通は、2025年大阪万博を見据えてのことでしょう。

3年と言っても、毎日、毎時、毎分の積み重ねです。

もう少し大阪の中心部へ移転したい気持ちもあり、千日先の近未来はアトリエがどこにあるかは分かりません。ただ全ての面でパワーアップしていたいと思います。

同じ神社仏閣に、続けて千日間参り続ければ願いは成就するというのが「千日参り」。

また、社寺の境内にある百度石との間を百回往復することを「百度参り」とも言います。

何より真剣に願う気持ちが大切ですが、量も大事だという考え方です。最近は流行りませんが。

ただ、私は嫌いではありません。量は質を凌駕するとどこかで信じていますから。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

■ 『ESSE-online』にコラム連載

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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