球春にみる。惚れてまうやろ~‐1466‐

 今日は曇り空でしたが、気温は一気に春めいてきました。

 街路樹のハナミズキが満開です。

 ハナミズキはアメリカ原産だけあり、花がやや大ぶり。近い種でいえば、ヤマボウシのほうが好みではあります。

 しかし、クライアントにハナミズキファンは結構多いのです。

 そんなこともあって、まじまじと見ていると、花弁の付け根が薄桃色なのを知りました。

 よく見れば、なかなかに可愛らしいものだなあと。

 3ヵ月点検で伺ったお家の花壇です。

 また現場日記で触れるのですが、草木は一気に春の装いです。

 元野球少年の私にとって、「球春」は春に現実味を持たせてくれる言葉です。

 大人になり、野球中継を観ることはなくなりましたが、今年気になるのは松坂大輔投手です。

 メジャーリーグから日本に戻って3年間。ソフトバンクホークスで結果が出せなかった彼は、中日ドラゴンズに移籍しました。

 スポーツ情報番組で、彼のインタビューをみる機会がありました。

 プロ入り1年目。イチローとの初対決は3打席連続三振。記憶に残る場面です。

 そして

 今日で「自信」から「確信」に変わりました。

 という言葉を残しました。

 イチロー渡米の6年後、追うように松坂大輔もメジャーへ。2007年のことです。

 生涯最高のバッターは「イチロー」と断言しました。

 他のバッターは自分の投球をすれば抑えられるが、イチローさんだけは、あらゆる手を使って抑えに行かなければ「切られる」感じと言いました。

 そのイチロー選手は、古巣マリナーズに復帰が決まりました。

 2人は、互いを認め合う仲とききます。

 50歳まで現役を公言するイチロー。

 コーチ兼任を断り、あくまで現役一本に拘った松坂大輔。

 もしかすると見納めになってしまうのではということもあり、更に気になるのでしょう。

 2006年、松坂大輔投手の座右の銘を知った時、心の中で何か大きな歯車が動いた感じがしました。

 「目標がその日その日を支配する」

 後藤静香の詩「第一歩」にある言葉です。

 目標は明確だったのか。1日、1日を支配できていたのか。

 12年間もの時間を、懸命に生きてきたのか……

 縁もゆかりもなく、いち野球ファンでしかありませんが、こういう気持ちにさせて貰えるだけで有り難いと思えます。

 最後に。

 松坂選手のインタビューを見て感じたのは、あれだけの実績を持ちながら、あの柔和な笑顔と人懐っこさ。大人の男でも「惚れてまうやろ~」という感じではないでしょうか。

 頑張れ大輔、そして自分。

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『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
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