光と風と笑いで満たす‐1468‐

 桜の開花宣言もだされ、百花繚乱の一歩手前。

 ユキヤナギはこぼれんばかりに小さな花をつけています。

 春の勢いを最も感じさせる花かもしれません。

 色だけで言えば、この時期の桜に勝るものはないと思っています。

 蕾の残る風景が私は一番好きなのです。

 今日は朝から「トレジャーキッズたかどの保育園」の検査が続きました。

 ほとんどの検査を終え、ようやく一息つけそうです。

 また現場日記にUPしたいと思います。

 3月20日(火)発売の『住まいの設計05・06月号』「羽曳野の家」が掲載されました。


撮影は1月中旬。この日も天気のよい1日でした。

 4月14日 (土)には、『住人十色』の放送もあり、ローコストにも関わらず本当に親孝行な作品です。

 住宅誌のライターは女性が多いのですが、手前に立つ男性が今回は担当してくれました。

 その方も熱心に取材していたのがキッチン後ろの収納。

 冷蔵庫も隠れているのですが、コストを落としながら、どうやって機能させるかを奥さんと模索した箇所です。

 編集者、ライターは多くの建物を見ています。やはり、苦心した場所で立ち止まってくれることが殆どなのです。

 土曜日に撮影した「中庭のある無垢な珪藻土の家」にも、そういう部分があります。

 キッチンの右手には、小さな和室があります。

 ちょうど写真家の頭あたりが入口。

 この小さな和室の左には、洗面・脱衣室があります。

 その間の壁に収納があり、畳の上で畳んだ衣類等をカゴに入れます。

 それを反対側の洗面・脱衣から取れるようになっているのです。

 これはキッチンの側面です。

 くぼみをつくり、ゴミ箱を隠しています。

 蓋が開くスペースを確保し、その上にある小さな棚にゴミ袋を常備しておくのです。

 これらは、私たちの手柄ではありません。

 共働きで忙しい奥さん達が「こうなっていればいいのに」を、形にしただけなのです。

 「羽曳野の家」の誌面でのコピーは以下の通りでした。

 『壁も天井も最小限におさえ、光と風と笑いで満たす』

 光と風にこだわって仕事をしてきましたが、その後ろに「笑い」とは……

 最高のコピーをもらいました。

 よければ、私たちがお届けする、光と風と笑いのある空間をご覧ください。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

メディア掲載情報

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