席を譲る、その作法

 先週土曜日は、茨城県に行っていました。

 千葉で住宅を設計中なのですが、施工会社が茨城県にあるのです。
 
 柏市を超えたあたりから、急に視界が開けてきました。

 茨城県取手市、藤代駅。

 茨城県を訪れるのは、おそらく初めてです。

 これで未体験は、沖縄、栃木、福島の3つになりました。
 
 クライアントとの打合せは昼からで、施工会社の担当者、社長と昼食に出掛けました。

 関西なら、立ち食いうどんですが、関東なら立ち食いそばです。

 そばはやはり関東でしょうか。

 こちらのつゆも、やや辛目でかなり美味しかったのです。

 茨城の名物を聞くと、あんこう鍋、納豆、偕楽園と上がってきました。

 冬のあんこう鍋。いつか食してみたいものです。

 上野から藤代までは常磐線で50分。

 出来れば座って、一仕事したいところです。空き席もあり快適な電車の旅を楽しみました。

 ちょっと足元のヒーターはちょっと熱すぎですが。

 これは聞いた話です。

 行楽シーズンの新幹線でのこと。東京―新大阪は自由席しか切符がありませんでした。勿論東京駅からほぼ満員。その人も通路に立っていたそうです。
 
 すると、新横浜から老夫妻が乗車。車内に入ってこられました。

 それを見て、ある20代のカップルが席を譲りました。大阪までなら約2時間、名古屋まででも1時間半は立ったままです。

 これを見て、とっても清々しい気分になったと言います。つい「今の若者は」と言ってしまいそうですが、その場で自分が同じ行動をとれたかどうか……

 先日読んだ「強育論」には、席を譲られた相手が、譲られたかどうか分らないのが、最もスマートな席の譲り方、とありました。

 譲られたお年寄りに強く遠慮された時。また、同乗していた友人に見せつけたいが為に、席を譲っていると感じた時。それに気付いた、とあったはずです。

 隣の車両に、気になる広告を見つけたかのように、席を譲れたら。これはもう美学です。

 どちらの話にもいたく感心したのは、自分がその域にいないから。トライしてみようと思います。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました

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