カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

続く、大阪の夏祭り

 「境内の中の家」の神社へ行って来ました。夏祭りだったのです。今週末は天神祭り。大阪の夏もいよいよ本番です。

 参道は屋台がビッシリです。

 この込み具合が気分を盛り上げます。

 拝殿ではお神楽が。

 私たちも暑気払いにご奉納させて頂きました。

 この表現で合っているのか、神主さんに聞いておけば良かったと思っても後の祭り。

 長男はこの日も人形すくい。ゴーオンジャーを狙います。

 前回より更なる集中力をみせて、成果は7体ほど。

 親バカですが、上手いものだと関心します。

 破れたらおしまい。引き際は潔く。

 名物、子供みこしがやって来ました。

 こんな時はやっぱり肩車。父も張り切るのです。

 しかし、ただのゴム人形に棒を刺すだけで子供がこんなに喜ぶとは。

 見つけた人は、よっぽどの子供好きか、骨の髄まで商売人のはずです。

進水式

 普段はバタバタしているので、仕事以外の時間は家族サービス。大概の父親はそんな感じでしょうか。私も同じで日記は家族の話ばかり。

 それもままならない時は、家族サービスなのに両親に手伝って貰うという。そんな甘えた事が許されるかは別にして、この日曜日、父、私と長男、義妹と甥っ子で海に行っていました。

 天気は晴れたり曇ったり。初泳ぎには丁度良い天気です。

 目指すのは大阪府南端、紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島あたり。岸和田の港から1時間ほどです。

 まずは付近で釣り。メバル、ガシラ、キス、チャリコ、ベラとこの日は大漁でした。

 その後、磯遊びをするのに、付近の小島に上陸しました。

 今回の目的は、子供専用上陸船の進水式です。

 何を思ったのか、父がある日作り始めたのです。廃材を使った完全お手製ですが、しっかり浮きました。

 共に3歳の従兄弟同士はご満悦。

 この小船、互いの名前を取って「悠仁丸」と命名されていたのです。

 箱メガネで海の底をのぞいたり、オールで海底を突付きまわしたり。

 最高のおもちゃです。

 ちょっと引いて見ると、テンション、スケールがよく分かります。

 船の上には危険がいっぱいだし、行き帰りに船で1時間も揺られるのは大変です。

 しかし、海と濃密に接する事ははバイタリティーを養うと思うのです。

 この船からは私が感じたこともない愛情を感じるから不思議です。既製品のパラソルが2点でピッたり固定されるような細工は、以外に手間が掛かるものですから。

意地でも野外 そして先生

 少し遅くなりましたが、この日曜日は父の日でした。

 それで、家族を連れて野外で食事が出来そうな所を探しながらドライブ。逆のような気もしますが、自分が出て行きたいので仕方ありません。

 遠くて良い所は沢山あります。今回は「家から近い、水が見える、車で降りられる、人が少ない」など目標を定めて出発。

 具体的には1時間以内。まずは石川水系を探す事に。

 大和川に生駒山の麓で合流する石川は、河内長野の滝畑ダムから、富田林、羽曳野、藤井寺と流れてきます。

 河川敷が広いのが特徴で、車で降りれる所も多くあります。子供が小さいうちは授乳があったりと、それが助かるのです。

 川沿いのサイクリングロードが相当な距離に渡って整備されています。

 本気の人にはちょっと迷惑かもしれませんが、コマ付きで1時間以上走ってきました。私はゆっくりのペースでジョギング。

 先月の母の日にも絵がプレゼントされました。ひと月で、目がなんとなく認識出来るようになりました。随分の成長です。

 ある人が、絵の得意な人に「何故そんなに上手いの」と聞くとこう答えたそうです。

 「1も2も無く、両親が褒め続けてくれたから」だそうです。

 この絵を見ると、心から褒めるというのが、半端な気持ちでは出来ないことが分かります。下手と言っているのではありません。具体的に何かを見つけないと、褒め続けることは出来ないのです。

 しかし、保育園の先生より大変な仕事はそうないかもしれません。挨拶、食事の作法、読み書き、お絵かき、オルガン、体操、プール、そして演劇。完全に超人です。

いますぐ出来る

 先週の土曜日、東北地方で震度6強の地震と速報が入りました。

 阪神・淡路大震災が1995年1月17日。死者は6000人を大きく超えました。今回の岩手・宮城内陸地震でもまだまだ不明の方が多くいるはずです。
 
 震度7、人口密度、震源地が都心部に近い、季節が冬で火の気があった、など多くの違いはありますが、仮にに13年前に同じ地震が起こったとすると、今より被害が少なかったことは無いはずです。あの山頂を走る道路が崩壊した映像を見ると、余計にそう思うのです。

 雪国の建物はその加重にも耐えられる分、強い建築と言えると思います。その話を別にしても、地震に対する認識は大きく進みつつある気がします。

 例えば和歌山の海沿いを走ると、10mを越えるような避難塔があちこちに建っています。予想されている東海大地震の津波に備えているのです。

 中国、四川省の地震でも想像を絶する被害が出ています。それらを見て、家具に転倒防止の対策をする。すぐに行動出来るようにスリッパを用意しておく。どのテーブルの下に入るかイメージしておく。様々なケースの中では、そんな小さな事が、生死の境を分ける場面が必ずあるはずです。

 同じ話ではありませんが、シートベルトの着用の義務付け、飲酒運転の取り締まり強化などで、54年振りに死者の数が、ピーク時に比べると半分程度の5000人台に留まりました。昭和28年に車をもっていた人の数など今の比ではないにも係わらずです。

 ネガティブな出来事を想像出来るのは、生きる事へ前向きな人の特権だと思っています。その1人という数字は、数字の1ではありません。ひとつの命なのです。

 そのうち家具転倒防止法が出来て「取り締まりがなかったから」という意見まで出てきそうなほど、行政依存が高い気がします。絶対防げないケースもあるでしょうが、まずは個々が出来る事をする。ここに尽きる気がするのです。

梅雨の晴れ間に

 先週末は妻の実家、高槻に帰っていました。梅雨入りして一週間ですが、天気予報に反して良い天気になりました。

 新緑が鮮やかな季節です。

 家庭菜園でもキュウリが花を付けていました。黄色でやや大きめです。

 すでに実なっているものも有ります。

 ブドウも大きくなり始めたところ。

 直径2cmくらいの小さな花はカモミール。甘い香りを放ち、ハーブティーにも使われます。

 高台の住宅街は車通りが少なく、子供には格好の遊び場です。

 長男は最近燃えている自転車で、疾走を繰り返しています。コマ付ですが。

ケシ

 今週は曇りがちのようです。花粉のほうもひと段落してくれたら幸いです。土曜日のこと、街路樹の足元にオレンジの花が咲いていました。

 ポピーのように見えるが、ポピーの葉はこんな形だったかなと思っていました。
 
 折があったので母に聞いてみると「それ、ケシと違う?」と。

 「ん、コカインとか取れるあれ?」「そうやと思う」と。

 そう言われれば妖艶な感もあります。しかし、麻薬の原料が本当に道端で育っているものかと、少し調べてみました。

 ポピーはケシ科で、花が大きいのはアイスランドポピー。少し小さいオリエンタルポピー(和名オニゲシ)など、多くの亜種があるようです。道端のはオニゲシでしょうか。

 一番小さいものはヒナゲシで別名虞美人草。「雛(ヒナ)」の名の通りで、可憐なだなと感じていたのは、この種でした。

 麻薬の原料となるケシとは親戚関係でした。母に聞いた後は何とも怪しく見えましたが、実際のところを知ると、そうは思わないから勝手なものです。

 紀元前200年頃の中国。秦の始皇帝が没した後、現れた英雄が項羽と劉邦。虞妃(ぐき)は項羽が愛した美しい女性でした。項羽が最後の戦いに出る際に自刃します。そのお墓に咲いたという逸話が虞美人草のいわれ。

 そう言えば司馬遼太郎の「項羽と劉邦」にあった気がします。読んだのは中学の頃ですから、20年以上前。ケシから良い話を思い出しました。

恐竜ラボ

日曜日は長居公園へ。恐竜ラボというイベントがありました。

ここにある自然史博物館と植物園には時々来ていますが、こいう催しは初めてです。

入場料は1100円。長男が恐竜好きなので、楽しみにしていました。

 恐竜の複製はちょっとコミカルな感じ。

骨格標本も原寸大。肉食恐竜のアロサウルス。ティラノサウルスの前身にあたります。

恐竜図鑑を読まされているので、少し詳しくなりました。

 最後の部屋を出ると、子供が「もう終わり~」と。その言葉通り、ちょっと物足りませんでした。

 それで、そのまま、自然史博物館へ。

 植物園との共通券でも300円。値段のことばかり言って何ですが、それくらいここの常設展示は素晴らしいのです。

 しかも、恐竜ラボに人が流れているからかガラガラ。

 子供も満足気です。

 1時間くらい遊んで、植物園に出ました。

 春の花が満開でした。まずはタンポポ。

 ペンペン草と呼んでいましたが、正確には何と呼ぶのでしょう。

 キク科の花にはモンシロチョウ。

 ユキヤナギは、弾けるように咲いています。

 チューリップは赤が美しく。

 ヤマザクラは満開でした。

 昨日は雨の予報でしたが、午前中はもってくれました。ソメイヨシノは、来週あたりでしょうか。

 「書を捨てよ、町へ出よう」は詩人、寺山修司の著書。

 「書を捨てて、公園に出よう」です。

大泉緑地へ

 日曜日は気持ちの良い陽気でした。朝から長男と、堺市の北端にある大泉緑地に行っていました。

 敷地は広大です。

 巨大滑り台あり。

 雑木林あり。

 池あり。

 気温も上がってきたので、色々な生物も動き出しました。

 これはミドリガメ。お祭りのあとの放流でしょうか。ちょっと問題です。

 フタツホシテントウ。

 野鳩でしょうか。他には、ムクドリ、メジロなども。

 花はスイセン。

 ギリシャ神話では、泉に写る自分の姿に恋焦がれ、そのまま亡くなった美少年がナルシス。その生まれ変わりとされています。

 スイセンは水面をのぞくように咲き、英名はNarcissus。スイセンがナルシストに見えてきますか?

 こんな話しを聞いた時、ギリシャ神話っておもしろいなあと思うのです。

 サクラのつぼみも随分大きくなっていました。もう春本番です。

空は高い

 今日は体育の日で連休。しかし残念ながら雨模様。

 最高気温が25℃前後。空が高くなってきたらいよいよ秋本番です。ところで、空の高さって変わるのでしょうか。

 実際には”雲が高い”のだそうです。いわし雲やうろこ雲は上空高い所に発生するので、空が高く見えるという訳。

 日曜日は天気も良く、堺市南区にある”ハーベストの丘”に行っていました。

 堺市は政令指定都市に指定されて”区”が誕生しました。のどかな山里に南区は合わない気もします。しかし堺市は大きい。

 入場料大人900円。中に入るとマジックショーが始まっていました。

 最後の出し物はマジックというよりは大道芸。巨大風船の中に入って、潜り抜けました。無料な事もありすごく得した気分。

 丘というくらいなので、なだらかな丘陵地には、花壇、動物ふれあい広場、ミニSL等が点在しています。

 秋の花があちらこちらで満開でした。オレンジはポピー。

 黄色はオトギリソウの類でしょうか。

 秋といえばやはりコスモス。しかし、満開一歩手前というところでした。

 過ごしやすいとは言いましたが、この日も半袖で丁度よいくらいでした。

 大阪では今になって彼岸花が満開です。

 彼岸はもう2週間前。この花の名が付いた時から、確実に2週間分暑くなったという事です。

白崎海岸

 ”朝びらき 漕ぎ出でて われは由良の崎 釣りする海人を 見て帰り来む”

 万葉の時代から景勝地として知られ、持統天皇の歌が残っている。

 周辺は白崎海岸県立自然公園に指定され、白い岩肌を見せる奇岩が点在する印象的な海岸美を見せている。

 最近、全く関係の無い2人から”白崎海岸っていい所よ”と聞きました。直接の情報が一番確実。それは確かめねばと行って来ました。

 大阪から車で阪和道の広川ICまで1時間、下道30分ほどです。

 岬周りは真っ白で巨大な石灰岩がそびえ立ち、青い海に映えます。なんとも奇妙と言うか、異国のような風景。

 2億年前のムシがその正体とのこと。

 白崎海洋公園(無料)という施設があり、すぐそばには石灰岩のトンネルが。

 モロモロしているのが見た目で分かります。”落石注意”と書かれても、どう注意すれば良いのか……

 見に来たのは”岩”だけではありません。本当の目的は海。砂が細やかで、美しい浜を見つけました。

 シーズンが終わった海は閑散として、とってもいいものです。

 私の家では、まだシーズン真っ最中。子供はお祖父ちゃんと泳ぐ練習です。

 ただ、海水を積極的にガブガブ飲むのには困っています。

 帰り道、空を見上げると夏と秋が入り混じったような空。

 ついに秋の気配が……