カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

ダーウィン

 随分前に録っていた番組を見ました。

 ダーウィンの「進化論」発表までを、ドラマ仕立てにしたものです。

 チャールズ・ダーウィンは1809年生まれ。地質学者だった彼は、大陸から隔離された環境のガラパゴス諸島を訪れ、進化論の着想を得ます。

 生物は同じ種であっても、性質には個体に差が有り、一部は親から伝えられる。生物は絶えず変異し、存続するための努力を繰り返す。しかし、実際に生き残れる自然界のキャパシティーは、繁殖力よりも常に小さい。よって、生存に有利な形態をもったものがより多くの子を残す。

 解釈が大丈夫か、若干不安は残りますがこれが概容です。

 生物の進化を、全くの無から解き明かした天才学者だと思っていたのですが(そうでもあるのですが)、彼が他の学者と決定的に違ったのは、その部分ではありませんでした。

 19世紀のイギリスは、キリスト教の信仰が篤く、彼の進化論は、創造主である神を冒涜するものと捉えられかねないものでした。

 神は、自分の姿に似せて人を創造したとなっていますが、進化論によると、人も一生物に過ぎません。今では当然のことですが、信仰を根底から覆しかねない説だったのです。

 また進化論はダーウィンだけが考えていたものではありませんでした。

 同時代の生物学者、アルフレッド・ウォレスからの手紙に、同じような考えが書かれていたのです。彼らは共同で、自然選択による進化理論を発表します。その後ダーウィンが出版した本が「種の起源」です。

 先んじて自身の説を発表したい。また、世間からバッシングを受けるのでは、家族を不幸にするのでは等など、葛藤の中で生まれたものなのです。

 彼が突出していたのは、真理を追求したいという情熱と行動力だったように思います。

 ドラマ仕立ての番組だったので、作り手の解釈が入っていると思いますが、髭面の天才から、随分イメージが変わりました。

能勢

 ここのところ、寒い日が続きます。昨日は風も強かったのですが、久しぶりの野外活動へ。

 大阪府の北端にあるのが能勢町。阪神高速が少し延びて、市内からは1時間ほどです。

 能勢の郷(さと)にあるフィールドアスレティックへ行きました。

 大人750円、小人450円。小学校以下は無料。遊具は過去最多の42個。かなり本格的な感じでした。

 こちらは寒く、氷が張っていました。

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 今回は長男、父と3人で回ります。

 急な斜面にあり、登山道のようなところもあるのです。

 霜柱も久し振りに見ました。

 やっぱり踏んでしまうものです。

 約2時間掛けて完走。

 寒さからか、併設されたレストランはガラガラでした。

 カレー600円、定食800円など。安いのは嬉しいものです。良い季節はかなり混雑するという話でしたが。

 家に帰ったのは4時頃でした。風呂に入り、目一杯からだを動かしたあとの夕飯は格別です。

 その後、M-1グランプリを観ました。結成10年までで、一番面白い漫才コンビは誰かを決める、年末恒例の番組です。

 8年連続出場の「笑い飯」、昨年のチャンピオン「NON STYLE」を抑えて、優勝は「パンクブーブー」。心情的には「笑い飯」でしたが、露出が少なく、フレッシュで、一生懸命な感じが、面白さに反映されていました。

 出場者の一人が、子供の頃、この番組を見て「芸人がかっこよく見えた」とコメントしていました。格好がいいのを格好悪く見せるのが芸人と言う感もありますが、やはり真剣勝負は観ていても手に汗握ります。

 日本一面白いという称号は、絶対的な価値を持ちますが、8年間、トップレベルに居るというは、それに匹敵するものかもしれません。ただ、最後の最後にもって来たネタは……

 本当は一番にはなりたくないのではと、勘ぐりたくなるのです。

 昨年の9月に、光の話しを書きました。

 その時の話しをまとめると。

 光は波の要素があり、波長の長さによって色が違う。人に見える領域が虹で、波長の長い順に。赤より長い赤外線や紫より短い紫外線は、見えない。

 波長の短い青は、空気の粒子によって拡散するので空は青。夕方の太陽光線は大気圏を長く横切るため、波長が長く拡散しにくい赤系統の光だけが届くので、夕焼けは赤。

 色と言うのは、直接光源を見るか、反射しているものが目に映ったものです。植物の葉はなぜ緑色なのか。植物も、元々は海の中から生まれてきたことに理由があるそうです。

 海は赤系統の光を吸収するので、青や緑に見えます。それで、海の中で効率よくエネルギーを取り込もうとすると、赤系の光から取り込むことになります。もっとも効率の悪い、緑は優先順位が低くなり、取り込まなくなりました。それが反射して緑に見えるのです。

 吸収光の色→観察される色(補色・余色)

紫→緑黄
青→黄
緑青→橙
青緑→赤
緑 赤→紫
黄緑→紫
黄→青
橙→緑青
赤→青緑
紫赤→緑

 この地球にある酸素の2/3は海中の微生物が生成し、1/3は木々によって作られます。海と森は特別なものだったのです。

秋、オオクワガタ

 今日は体育の日。昨日は保育園の運動会でした。

 長女は初めての参加。長男は過去3回のかけっこで、勝利なし。今年こそはと楽しみにしていました。

 結果は6人中5位。

 親としてはなんとも残念です。来年は年長組で最後の年。出来れば一度くらいは勝ってほしいと思ってしまいます。

 話は変わって、我が家の玄関先には、金魚とオオクワガタがいます。

 オオクワガタのほうは、2つ虫かごが有り、1匹は義妹に貰ったもの、もう1匹は白浜で捕ったものです。

 白浜のほうが後からやって来たのですが、虫かごのフタが甘く、すでに2回脱走しているのです。

 

 朝の忙しい時、子供が「逃げた」と騒ぐのですが、結局玄関周りにいて、すぐ捕獲されます。

 夜遅くに晩御飯を食べていると、玄関先から時々、バチン、バチンという音が聞こえてきます。クワガタが、必死にフタを挟み切ろうとしているのです。

 結果、上に3つも重石を載せているにも係わらず、フタを押しのけ、逃げ出したのです。

 先週の10/6(火)に3度目の脱走をしました。玄関先にエサのゼリーを置いたりして、おびき出しましたが、出て来ません。

 ところが10/10(土)に、玄関のサッシの中に居るところを妻が発見しました。古いサッシで、隙間があったのです。うまく隠れていたのですが、この日は暑くなり、もがいている音が聞こえたそうです。

 今度山に行った時にでも、逃がしてやろうと思います。そこまで逃げたいのに、一緒に暮らす理由が無いからです。

 生き物は、自分の力で生きるのが、自然の道理です。どんな説明がついたとしても、生物の命を預かるのは、恐れ多い気がします。

 これをどうやって子供に説明するのか。納得させられるのか。

いつかここで

 週末、今年2回目の日本海に行って来ました。8月終わりと同じ、敦賀半島の小さな漁村です。

 晴れた晩夏の海ほど、気持ちよいものはありません。

 気温こそは26℃くらいですが、水は澄み、水温も一番高いのです。

 まずは波止で小アジを釣って、ゆっくり昼食の準備です。

 今回は、大勢で行く予定でしたが、娘が風邪をひき、何やかにやで、友人家族と父、私、長男の6人になりました。

 沖にも出ましたが、天気とは裏腹に、うねりが高く、キスを2匹釣っただけ。

 私は生まれた時から、ここに連れられて来ています。

 どうみても漁師にしか見えないのが、父の友人、Sおっちゃん。

 このおっちゃんが40年以上前、良いところは無いかと探していたところ、悪路の山道を越えると、この小さな漁村があったそうです。

 その頃民家は10数件で、波止は有りませんでした。

 以来、この地を愛してやまず、ほとんど毎週末ここに居ます。それで、私もここ一筋なのです。

 おっちゃんが、どれくらい愛しているか。

 村の漁師と仲良くなり、浜に民家を一軒借りています。

 別荘と呼ぶのは似合わない、この建物がなんとも良いのです。

 返り際に上がらせて貰い、話をしていました。

 2階からは越前半島が一望です。おっちゃんが、この民家を出る時は、私が引き継ぎたいと頼んであるのです。

 大家さんがOKしてくれ、その家賃を私が払える場合の事ですが。


 週末に、ふらっと浜の小屋へ海を見に行く……。そんな日が来るのかどうか分りませんが。

 ここに来ると、どんな時も「海っていいよなア」とつぶやきたくなるのです。

ブドウ

 朝夕は、随分過ごしやすくなりました。今日で8月も終わり。いつだって、季節は瞬く間に過ぎていきます。

 昨日の7:30pm頃、投票に行ってきました。滑り込みでなんとか、義務を果たせました。

 結果は結果として受け止め、全ての政治家は、国民の下僕として、働いて貰いたいと思います。仕事はいつだって、奉公滅私の精神でするものですから。

 夕方には、週末面倒を見て貰った、妻の実家へ子供たちを迎えに行きました。

 ちょうどブドウが盛期でした。

 子供達も、収穫の手伝いをしたそうです。

 実をもぐ感じなどは、体感しないと分からないもの。良い経験になるはずです。

 私達は、生を受け取りながら生きているのですから。

 ナスも、立派な実を付けていました。

 この夏は梅雨が長かったのですが、気温も低かったそうです。

 あまり実感はありませんが、過ぎてしまえば物足りない気もします。

 行く夏。

 しかしまだ夏。まだ1、2回は海に行きたいと思っています。

海は早めに切り上げて

 毎年ですが、お盆を過ぎてから、まだ泳ぎに行っていないと慌てるのです。

 今年も、いつもの所へ行って来ました。

 敦賀半島の先にある小さな漁村です。
 お盆を過ぎると、人はまばらになるのですが、今年は結構な人出でした。

 今回は家族だけ。長男の泳ぐ練習に来たのです。

 毎晩、風呂場で練習しているようで、「浮けるようになった」と妻から報告があったのです。

 今回は泳ぐ練習がメイン。釣りは無しです。

 僅かながら、バタ足で少し進むようになりました。

 昼はうどんを作って食べて、2時ころ現地発。

 バタバタしていたので、前日の夜まで行くか迷っていました。

 帰りに海岸沿いを走る時、「やっぱり来て良かった」と思うのです。

 早めに出発して理由の1つはお土産。

 北陸道、敦賀インターのすぐ側にある、蒲鉾の「小牧」。工場見学もできます。

 鮭と鯛がのっているものが450円ずつ。かなりお勧めです。

 いくつか買いました。

 もう一つは、日曜日の早朝、弟夫婦に3人目として長女が生まれました。

 妻と同じ8月23日生まれ。ケーキを買いに行きたかったのです。
 
 病院へBABYを見に行き、大仕事を終えた義妹にはご褒美のプリンです。

 現在、義妹の居ない弟一家は実家に大移動中。

 私達も寄って、9人でお祝いしました。まだ2人が病院に居るので、これからは11人になります。

 誕生と誕生日と海。せわしなく、幸せな日曜日は過ぎて行くのです。

皆既日食

 昨日は朝から、甥っ子と長男を連れて、京都市青少年化学センターへ。名神高速、京都南ICからすぐ近くにあります。

 入場料は大人500円、小学生からは100円。動くティラノサウルスが有名なのですが、その他もよく出来た博物館です。

 磯を再現した水槽は、海中から見れるようになっています。


 Nゲージと言われるものでしょうか、鉄道模型もあります。

 運転させてくれました。

 プラネタリウムは、その日の夜空を紹介してくれます。大人は500円追加。色々と勉強してきました。

 柄杓型の北斗七星は、おおぐま座の長い尻尾にあたる。熊なのに尾が長いのは、神様が尾を掴んでグルグルまわして空に放り上げたから。

 柄杓の柄の部分の延長線上には、春の大三角が。三点で一番暗い星のすぐそばには土星。そのあたりに獅子座がある。

 星座は全部で88種。うち星占いに使われる12の星座は、空で一列に連なっている等など。

 一番興味深かったのが、今年の7月22日に起こる皆既日食。完全に太陽が隠れるのは、種子島、トカラ列島辺りだけですが、京都でも80%が隠れるそうで、46年振り。

 前後の500年で隠れる長さが16番目に長いので、世紀の皆既日蝕と言われるのです。ピークは11:00am頃です。皆既日食のメカニズムは知らない事ばかりでした。

 太陽は月の400倍の直径を持ちますが、ほぼ同じ大きさに見えるのは、地球からの距離がおよそ400倍だから。当たり前と言えばあたり前ですが、それは偶然なのか、何らかの関係性があるのか……

 この関係だから、月の周りから輪が見える、金環日蝕も起こり得るです。こちらも3年後の、2012年5月21日の早朝に関西でもれます。

 帰ってから大阪の夜空を見上げると、見えた星は、北極星、北斗七星、春の大三角、土星くらい。探し易いと言えば探し易いのですが、都会は明るすぎます。

 帰りの車で2人は熟睡。こんな時、一仕事終えたという満足感に浸るのです。

散る花もあり

 今週の前半にかけてかなり暑かったのが、ここのところ20℃前後。気持ちの良い季節です。

 今週末からはゴールデンウィーク。この季節は春の花が満開です。

 ツツジ。

 ハナミズキ。

 白い花もありますが、私は紅が好きです。

 ポピーは風に揺られる姿が何とも可憐。

 ソメイヨシノに続いた、八重桜もそろそろ終わりです。
 
 「木々が枯れた葉を惜しげもなく落とすように、自分にとって役立たなくなった様々の考えを捨ててしまえるように願っている時。このいらなくなったものが、なんだってこんなに美しいのだろう」アンドレ・ジイド

 枯葉とは違いますが、桜の散った姿を見ると、何となくそんな詩を思うのです。

山中渓

 日曜日は天気も回復傾向という事で、桜を見に行くことに。ひとまず和歌山方面へ向かいました。

 阪和道を南下していると、和歌山との県境あたりで高速下に見事な桜並木が。ナビで見てみると「山中渓」とあります。つい先日、新聞で見かけた桜の名所のようです。

 それならと、次のインターで降りてみました。

 JR阪和線の駅がありました。


 その両側には、見事な桜並木が続きます。

 付近は、のどかな山村の景色が。菜の花も満開。

 ユキヤナギ。

 タンポポ。

 レンゲ。

 ニワトリ。

 駅の構内から「今日は、快速が臨時停車します」というアナウンスが聞こえてきました。

 駅からすぐなので、電車の人にはもってこいです。

 近くに「わんぱく王国」という公園もあり、無料の特大滑り台まであるのです。

 快晴までは回復しませんでしたが、なかなかに良い所でした。やはり桜をみておかないと春気分は盛り上がりません。

 満開の桜のもと、長女は今日から保育園です。