カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

恐竜ラボ

日曜日は長居公園へ。恐竜ラボというイベントがありました。

ここにある自然史博物館と植物園には時々来ていますが、こいう催しは初めてです。

入場料は1100円。長男が恐竜好きなので、楽しみにしていました。

 恐竜の複製はちょっとコミカルな感じ。

骨格標本も原寸大。肉食恐竜のアロサウルス。ティラノサウルスの前身にあたります。

恐竜図鑑を読まされているので、少し詳しくなりました。

 最後の部屋を出ると、子供が「もう終わり~」と。その言葉通り、ちょっと物足りませんでした。

 それで、そのまま、自然史博物館へ。

 植物園との共通券でも300円。値段のことばかり言って何ですが、それくらいここの常設展示は素晴らしいのです。

 しかも、恐竜ラボに人が流れているからかガラガラ。

 子供も満足気です。

 1時間くらい遊んで、植物園に出ました。

 春の花が満開でした。まずはタンポポ。

 ペンペン草と呼んでいましたが、正確には何と呼ぶのでしょう。

 キク科の花にはモンシロチョウ。

 ユキヤナギは、弾けるように咲いています。

 チューリップは赤が美しく。

 ヤマザクラは満開でした。

 昨日は雨の予報でしたが、午前中はもってくれました。ソメイヨシノは、来週あたりでしょうか。

 「書を捨てよ、町へ出よう」は詩人、寺山修司の著書。

 「書を捨てて、公園に出よう」です。

大泉緑地へ

 日曜日は気持ちの良い陽気でした。朝から長男と、堺市の北端にある大泉緑地に行っていました。

 敷地は広大です。

 巨大滑り台あり。

 雑木林あり。

 池あり。

 気温も上がってきたので、色々な生物も動き出しました。

 これはミドリガメ。お祭りのあとの放流でしょうか。ちょっと問題です。

 フタツホシテントウ。

 野鳩でしょうか。他には、ムクドリ、メジロなども。

 花はスイセン。

 ギリシャ神話では、泉に写る自分の姿に恋焦がれ、そのまま亡くなった美少年がナルシス。その生まれ変わりとされています。

 スイセンは水面をのぞくように咲き、英名はNarcissus。スイセンがナルシストに見えてきますか?

 こんな話しを聞いた時、ギリシャ神話っておもしろいなあと思うのです。

 サクラのつぼみも随分大きくなっていました。もう春本番です。

空は高い

 今日は体育の日で連休。しかし残念ながら雨模様。

 最高気温が25℃前後。空が高くなってきたらいよいよ秋本番です。ところで、空の高さって変わるのでしょうか。

 実際には”雲が高い”のだそうです。いわし雲やうろこ雲は上空高い所に発生するので、空が高く見えるという訳。

 日曜日は天気も良く、堺市南区にある”ハーベストの丘”に行っていました。

 堺市は政令指定都市に指定されて”区”が誕生しました。のどかな山里に南区は合わない気もします。しかし堺市は大きい。

 入場料大人900円。中に入るとマジックショーが始まっていました。

 最後の出し物はマジックというよりは大道芸。巨大風船の中に入って、潜り抜けました。無料な事もありすごく得した気分。

 丘というくらいなので、なだらかな丘陵地には、花壇、動物ふれあい広場、ミニSL等が点在しています。

 秋の花があちらこちらで満開でした。オレンジはポピー。

 黄色はオトギリソウの類でしょうか。

 秋といえばやはりコスモス。しかし、満開一歩手前というところでした。

 過ごしやすいとは言いましたが、この日も半袖で丁度よいくらいでした。

 大阪では今になって彼岸花が満開です。

 彼岸はもう2週間前。この花の名が付いた時から、確実に2週間分暑くなったという事です。

白崎海岸

 ”朝びらき 漕ぎ出でて われは由良の崎 釣りする海人を 見て帰り来む”

 万葉の時代から景勝地として知られ、持統天皇の歌が残っている。

 周辺は白崎海岸県立自然公園に指定され、白い岩肌を見せる奇岩が点在する印象的な海岸美を見せている。

 最近、全く関係の無い2人から”白崎海岸っていい所よ”と聞きました。直接の情報が一番確実。それは確かめねばと行って来ました。

 大阪から車で阪和道の広川ICまで1時間、下道30分ほどです。

 岬周りは真っ白で巨大な石灰岩がそびえ立ち、青い海に映えます。なんとも奇妙と言うか、異国のような風景。

 2億年前のムシがその正体とのこと。

 白崎海洋公園(無料)という施設があり、すぐそばには石灰岩のトンネルが。

 モロモロしているのが見た目で分かります。”落石注意”と書かれても、どう注意すれば良いのか……

 見に来たのは”岩”だけではありません。本当の目的は海。砂が細やかで、美しい浜を見つけました。

 シーズンが終わった海は閑散として、とってもいいものです。

 私の家では、まだシーズン真っ最中。子供はお祖父ちゃんと泳ぐ練習です。

 ただ、海水を積極的にガブガブ飲むのには困っています。

 帰り道、空を見上げると夏と秋が入り混じったような空。

 ついに秋の気配が……

六甲山 泣きっ面には

 昨日の日曜日、用事のついでに六甲山へ行きました。

 山頂から尾根筋を西へ走ると、神戸市立六甲山牧場があります。

 羊が放牧され、馬、豚、アヒルなどもいます。牛乳、チーズ、ステーキ等も食べられるのです。

 牧草地で、羊が草を食む景色は、ちょっと日本離れした景色。

 子供は羊を追い掛け回していました。それは微笑ましいのですが、ポロポロ出てくる糞が気になるようで、触りたがるのには参ってしまいます。

 神戸ビーフ、かどうかは知りませんが、お肉を炭火で焼いたステーキサンド500円。焼いてくれるお兄さんはちょっと芝居がかった人。

 山頂付近は25℃。これくらい涼しいと、食も進みます。

 前日が遅かったので、妻に子供を見て貰い、ベンチでちょっと昼寝を。ウトウトしていたら……チクッ!足に激痛が。

 蜂に刺されたのです。痛いのなんのって、急いで毒を吸い出し、オシッコを引っ掛けました。

 先週は生れて初めて中耳炎になり、人生二回目の蜂に刺され……泣きっ面に何とか。

 帰る頃には快晴になったので展望台へ。

 三宮から梅田、淡路島が一望のもとに。

 9月に入り、今年も残すところ1/3になりました。気持ちも新たにラストスパートです。

海へ行く 昼食は

 8/26(日)は日本海に行っていました。

 そこは福井県にある小さな漁村で、白い砂浜、緑の松、澄んだ海が美しい、一番好きな所なのです。

 今回は大人12人、子供5人の大所帯。

 一足先に着いたので、魚を釣りに沖へでました。

 浅場の海ははエメラルドグリーン。30年前から変わらない景色が、ここにはあります。

 魚のほうは小物中心ですが、アジ、キス、ベラ、ガシラをぼちぼちと。

 海での食事は、釣った魚を鍋にしたりてんぷらにしたり。

 しかし、歳と共に子供も増えてきました。色々考えた末、今回はカレーを作ってみました。

 ご飯も鍋で、1升8合炊きました。これが中々に美味しそうな炊き上がり。

 お腹の大きいYちゃんは相変わらずの働きぶりで、とても助かりました。

 ツヤツヤご飯も彼女のおかげ。体の方は大丈夫だったでしょうか。

 日除けを張って、皆で昼食。最高の時間です。しかし、大失敗をしてしまいました。カレーが”中辛”で、子供達はほとんど食べられず、何の為の……

 子供は焼そばに。次は”甘口”にします。

 うちの子供は、スイカとお菓子だけ。

 小さい子供は暑いとなかなか食べてくれません。

 これも次回メニューの課題です。

 海を眺めながら、夜まで浜にいました。

 ここに来ればやっと夏。しかし気がつけば8月の終わり。

 もう一度くらいは訪れたいと思います。

 神社のお祭りで始まり、稲美町の花火を満喫し、夕暮れの浜風が涼しくなりだした今、夏も終盤。いくつになっても、行く夏を思う時、切ない気持ちになるものです。

大和川

 奈良盆地全域の支流を集め、生駒山地南端から大阪平野に流れ込んで来る大和川。

 元々は山裾西を北上していましたが、氾濫を繰り返す為江戸時代に付け替え工事が行われました。以来、真っ直ぐ大阪湾に注ぐようになります。

 家から自転車で5分くらいなので、小さい頃は良く遊びに行きました。

 何よりの自慢は”日本で一番汚い川”。冗談みたいですが、社会の教科書に水質ワースト1で出ているのを誇らしく思っていたのです。

 私が小学生だった昭和50年代は、高度成長期を終えた直後。生産性は重視するが企業道徳、環境は後回しと言う時代の付けが、奈良県全域、大阪府の中南部から集められ、この川に注ぎ込んでいたと言えます。

 そんな川にザブザブ入って遊んでいました。捕まえたヌマエビを焼いて食べたことも。いったい何を考えていたのでしょう……

 徐々にですが水質は改善されているそうです。コサギやアオサギの姿も。

 水がきれい、汚いにかかわらず、私の原風景なのです。

気候が変われば生活変わる

 8/17(金)の日本の最高気温のが埼玉県熊谷市で更新されました。

 その気温40.9℃。

 それまでは、74年前の昭和8年に記録された、山形市の40.8℃。

 これはフェーン現象なので、今回とは分けて考えたほうが良いと思います。

 熱中症で亡くなるひとが続出する等という事は、まさに非常事態です。

 私の家では日本古来よりの優れもの”よしず”を使っていますが、気候が明らかに変わった以上、考え方を変える必要があるかもしれません。

 例えば近い将来、欧米並に夏休みは3週間が当たり前になるかもしれません。でないと、例えば過酷な条件で働く建築現場では、生死問題に発展しかねません。

 もうひとつは服装。随分乱れたと言っても、クールビズと言っても、日本人は律儀です。電車に乗るとスーツを着るビジネスマンがまだまだ多い。

 仕事をする上で”相手に失礼の無いよう”という気持ちは、大切だと思います。例えば私でも、オープンデスクの面接に来た学生が、スリッパだったりすると”学ぶ気は無いナ”と思います。実際の心の中は見えないにも関わらず。

 もし政府が主導して”ネクタイは止めましょう”と言うならばそれに変わる方法を示す必要があるかもしれません。猛暑の中に働く人々を守る為にも。

 以前も書いたのですが、日本にはもともと陰暦六月は酷暑につき、少々服装が乱れても構わないという「六月無礼」という言葉があります。「八月無礼御容赦下さい」というバッジでも配布してはどうでしょうか。

 ”気にはしてるんです”と意思表示さえ出来れば、随分ネクタイとスーツが減るかもしれません。減りませんか?

聞こえてくるのは

 夏の音は 夜のカエルに 朝のセミ

 今年の大阪は、セミが例年より多いとの事。朝早くから大合唱です。

 ウチは大阪市内なのですが、端っこなので夜は田圃のカエルにとって変わります。

 小学生の頃、近所のおっちゃんが言っていました。”セミは7年も土の中で暮らして、出てきたら一週間で死んでしまうんやデ。

 そやからな、さみしー、さみしーって、あんだけ鳴くんやデ”と。

 日々に追われているうち、気が付けば週末はお盆。夏の折返し点です。

 そろそろ、セミの死骸も見るようになってきました。

 行く夏を惜しむ前に、海に行かねば。

夏祭りに思う

 7/19(木)の夜、七夕に書いた神社の夏祭りに行って来ました。

 普段は静かな参道も、約100mに渡って屋台が軒を連ねます。

 ジャンボフランク200円。普段なら絶対買いませんが、何故か手がでます。

 境内が近づくにつれ、ごった返してきました。父のテンションも徐々に上がり、ついに肩車。

 丁度、このお祭りのメインイベント、子供御輿が到着したところでした。

 本殿からは、お神楽の太鼓や笛の音が聞こえてきます。今回は真近で見せて貰う事が出来ました。

 肥沃な土地が、農耕民族としての日本人を育みました。日々の作業が大切な農耕は、総じて真面目で勤勉な国民を形成したと言えます。

 勤勉で大人しい民族が楽しみにしているのは、やはり祭りです。夏季の重労働を癒す夏祭り。

 収穫を祝う秋祭。原型をどれ程残しているのかは分かりませんが、末裔である私にも、勿論心地よく感じられるのです。