カテゴリー別アーカイブ: 06 スポーツ

コロンブスの卵‐1134‐

 昨日は、住宅を計画しているクライアントと、作品を見てまわりました。

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「ドタバタ広場のある家」は2009年の完成で、4年前の雑誌取材以来。

 ご主人とお話しできたのですが、お子さん達はクラブ活動に忙しく、奥さんも一緒にお出掛けとのことでした。

 とても快適だと言って貰えました。

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 次は「池を望む家」へ。2008年の完成です。

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 こちらは2年前、テレビの取材以来です。ご家族皆さんは外出中と聞いていました。

 今は、こうして色々な建物が見れるので、多少なりとも信用して貰うことができます。

 それが一切ない時とは雲泥の差。私達の世界では「初めてのクライアントに足を向けて寝るな」という言葉があるくらいなのです。

 テニスの全豪オープンが開幕し、錦織圭選手へに注目は高まるばかりです。彼の特集番組を録画していました。

 飛躍の要因となった、マイケル・チャンをコーチとして向かえたのは、あの全米オープンの僅か1年前でした。

 錦織の体格は、トップレベルの中では劣っています。リーチが短い分、左右に振られると不利な状況に陥っていました。

 チャンがとったの戦略は、コートの出来るだけ前でプレーするというスタイル。

 前に立つと、すばやく反応する必要はあるが、振られる距離は短くなる。また、早いリターンで相手に考える隙を与えない。俊敏な錦織選手ならではのものでした。

 番組内では、ハードなトレーニングが映し出されていましたが、あの躍進の大きな原動力は、こんなシンプルな、もっと言えば誰にでも分かりそうな戦略だったのです。

 錦織と並んでもその小ささが際立つ、チャンの選手時代の経験があってこその戦略だったのだと思いますが。

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 コロンブスの卵の逸話が語り継がれるくらい、人は決断力がなく、初めてに弱いものです。

 マイケル・チャンを調べていると、これまでトッププロの指導経験が無いとありました。

 勝ったときには謙虚さを、負けたときには潔さを学べ。

 この師あってこの弟子あり。トップレベルで居るというのは、こういう事なのだと教えられます。

天才は誰がつくる‐1076‐

 ワールドカップもベスト8が出揃いました。

 ブラジルはチリと対戦。PK戦での薄氷の勝利だったようです。圧倒的な強さと思っていましたが、それでも勝ち残るところが強いと言えるのか。


 色々な意味で、更に注目を集めるネイマール。

 以前は、幼少時代のコーチの言葉を書きました。

 今度は、彼の父の話しです。

 ネイマールの父もプロサッカー選手で、3部リーグのチームに所属していました。

 しかし、家族を食べさせるのがやっとの生活。

 「試合でのミスが怖くて楽しめなかった。だから息子にはどんな時も楽しめと伝えてきたんだ」

 ネイマールも「楽しむことを忘れなければ結果は自然とついてくる。また、困難を乗り越えれば、喜びと情熱が生れる」と言っています。

 スパイクにある「ALEGRIA(楽しむ)」という刺繍が大きく写しだされていました。

 結果を残す人物の周囲には、影響を与えた存在が必ずあるはず。

 人は一人では生きらないし、子供が勝手に成長することはないからです。

 7年前のことですが、『天才は親が作る』 という本を紹介しました。

 ごく普通の家庭から、どうやってトップアスリートが生れたのか。

 10組の家族へのインタビューからなるノンフィクションです。

 イチローの父は、小学3年から6年までは毎日一緒に練習。高校卒業まで欠かさず練習を見に行きます。

 中学生の時、イチローは監督からバッティングフォームを矯正するよう指導を受けます。

 二人でフォームを創り上げてきた父は「バッティングフォームだけは変えないように指導して頂けませんか」と願い出ます。

 プロに行ってからも、同じ場面はやってきました。今度は自らそれを拒否。その結果2軍に落とされます。もし聞き入れていれば、現在の彼は居なかったかもしれません。

 丸山茂樹の父に至っては、帝王ジャック・ニクラウスのアドバイスを拒否します。

 血は水よりも濃い。時間こそが愛情でしょうか。

 苦労人に見えたネイマールの父。楽しむ天才に見えるネイマール。親子2代で、大きな夢をつかもうとしています。

 その姿を見届け、かつ傍観者であってはならないと思います。

insularism(インシュラリズム)‐1074‐

 昨朝は、子供達とテレビにかじりついていました。

 3試合目は早朝だったので、ようやく日本代表をフルタムで観れました。

 PKで先制されるも、前半ロスタムに岡崎のダイビングヘッドで同点。

 ギリシャリードの情報も入り、嫌がうえにも盛り上がります。今思えばこの時がピークでした。

 後半、コロンビアは本来の司令塔、ロドリゲスを投入。結果は1対4での敗戦。世界8位とは、明らかに差がありました。

 中学校2年生だったか、英語のテキストにこんな教材がありました。

 「insularism(インシュラリズム)=島国根性」についてのコラムで、島国であるがゆえ、フレキシビティーがないとありました。いきなり日本人を非難されたような気分になったので、良く覚えているのです。

 ノンフクションライター・玉木正之は、こんなことを書いています。

 ワールドカップ等になると「世界と戦う」と言うが、日本は世界の外に居るのではない。「世界の一員」として戦うから、足りないところが分かるのだ。

 他国の代表チームも国の威信を背負っています。場合によっては、生命の危険さえも背負いワールドカップの舞台に立っています。対戦相手は「世界」でなく、コートジボワール、ギリシャ、コロンビアという3国です。

 自分たちの信念を貫くことは大切です。しかし、日本だけが特別でないと考えるなら、状況をフェアに判断し、アジャストする能力も高めなければなりません。

 これはサッカーに限らず、仕事も全く同じ。哲学というモデルを、現実に活かしてこと、価値がでてくるはずです。

 豊かな島国であるがゆえ身についたもの。海に守られているがゆえ、欠落している感覚。どちらもあることを、肝に銘じておく必要があると思うのです。

 4年後。ロシア大会で躍動する日本代表を夢見て。

結果を導く数式‐1071‐

 日本にとってのワールドカップが開幕しました。

 試合は見れなかったのですが、本田のゴールで先制するも逆転負け。

 「先制したので、守りに入ってしまった」という選手のコメントもありました。直前の試合では、先制されてから逆転、という試合だったので皮肉なものです。

 京セラ、JALの名誉会長、稲盛和夫さんは、仕事の成果をこんなで示しています。

人生・仕事の結果= 能力 × 熱意 × 考え方

■ 能力 (0~+100) 先天的な要素を含め、昨日までの努力の成果。
■ 熱意 (0~+100) 自分の意思で決められる。
■ 考え方 (-100~+100)

 控え選手も含めて、この掛け算の総和が結果と考えるなら、今からコントロールできる部分は、後ろの2つです。

 5大会連続での本線出場。掲げるサッカーで強豪国を破った試合もありました。強い意志で、国民に夢を見させて欲しいと思います。

 昨日の朝、事務所へ向かおうとすると、娘からプレゼントがありました。

 父の日でした。

 ハイビスカスの花は一日で枯れるのですが、秋口まで次々に咲くそう。全く知りませんでした。

 ワールドカップが真剣勝負なら、今手元にある仕事も真剣勝負です。

 クライアント、スタッフ、家族、そして自分のため。

 チームの総和を最大に持っていくことが、リーダーの役割です。

 ひるむなザック。頑張れ日本。

想像力‐1051‐

 土曜、日曜と、新潟のシャルマン火打スキー場へ行っていました。

 健常者と、チェアスキーの選手が、同じコースで試合をするのが「icetee cup」です。

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 この団体は、大学時代の友人、先輩達が設立しました。

 学生時代から続けるアルペンスキーも、この試合に出るだけになりました。

 何とか、入賞するところを子供に見せたいという気持ちもあり。

 今回は0.4秒届かずの、7位がベストリザルト。

 甘くはありませんが、かなわないとも思えず……年1回ですが、来年もフルアタックでいきます。

 1日目は晴れましたが、2日目は大雪。

 チェアスキーの人達は、特に寒そうでした。

 子供にも、ちょっと厳しかったかもしれません。

 長男も、残念ながら旗門不通過。

 宿舎が一緒だったので、チェアスキーの人達に色々聞いてみました。

 「やっぱり、パラリンピックに出るというのが目標ですか」

 「この方、リルハンメルのメダリストなんですよ」

 失礼しました。

 「日本旅館だと、段差が大変ですか」

 「そうですね。でも5cmくらいなら何とでもしますよ。ただ、車椅子が通らないと一番困りますね。50cmあればいいんですが」

 私が建築設計をしている事を伝え、聞いたのですが、様々な意見を聞かせてくれました。皆さん一様に明るいのですが、はやり困難も多いのです。

 これまでも、パラリンピックの価値を、文字としては理解していました。しかし、それらを目標としている選手と一緒に食事をし、風呂に入り、人として理解できました。

 夢や目標があるから、みな頑張れるのです。

 3年前の震災直後、ビートたけしが語っています。

 常々オイラは考えてるんだけど、こういう大変な時に一番大事なのは「想像力」じゃないかって思う。今回の震災の死者は1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。

 じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。それは死者への冒涜だよ。

 人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。
本来「悲しみ」っていうのはすごく個人的なものだからね。被災地のインタビューを見たって、みんな最初に口をついて出てくるのは「妻が」「子供が」だろ。

 一個人にとっては、他人が何万人も死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことのほうがずっと辛いし、深い傷になる。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。

 そう考えれば、震災被害の本当の「重み」がわかると思う。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人たちがいて、その悲しみに今も耐えてるんだから。

 「想像力」を、生死を例に語っています。

 書かれている通り、「人の気持ちになる」というのは決して容易いことではありません。しかし、どれだけ踏み込めるかが、人生の、仕事の成否を分ける気がするのです。

頑張れ新弟子君‐1045‐

 先週は東大寺のお水取り。関西で、春を告げる行事といえば大相撲もその一つ。

 しかし、今まで相撲を見る機会は殆どありませんでした。

 妻から「東関部屋」ののぼりが立っていると聞いたのが昨年。近所に、宿舎が移ったのです。

 東関部屋といえば、引退しましたが高見盛が有名でした。顔をたたき、気合を入れる姿から、ロボコップと呼ばれたのです。

 現在は振分親方となり、若い衆に胸を貸していました。残念ながら、現在幕内力士はいないよう。

 稽古は朝の7時から。基本的に見学は自由です。 

 大きな関取が、ぶつかり合う稽古は圧巻。

 元は神事だったという大相撲。厳粛な空気に包まれます。様式美と言ってよいでしょう。

 まだマゲを結っていない若者も数人居ました。先輩衆が指導をするのですが、流石に稽古は厳しいものです。

 シコ、また割りと基本練習を繰り返します。特にまた割りは、悲鳴を揚げるほど厳しいものでした。

 しかし、相撲の世界で生き残りたいなら、やるしかありません。

 最も若い新弟子は16才くらいでしょうか。文字通りの「泣き言」がもれ続きます。仕方ないのでしょうが、ネガティブオーラが発散されています。

 勝手な想像ですが、以前ならすぐにゲンコツの一つも飛んでたのでは。

 甘えた新弟子君、目がギラギラとした出世頭の26歳、この世界に20年は居るベテランのアンコ型力士。間近で、大男たちの痛み、うめき、汗を見て、同じ人間だと分かります。

 力士を支援する人達がタニマチ。大阪の谷町に住んでいたことが由来とされます。

 そこまではいきませんが、この不器用そうな大男を、少し応援してあげたいと感じたのです。
 
 特に、頑張れ新弟子君。そして、社会にいる多くの新弟子君達。

 腹をくくった瞬間、目の前にあるものが、天職となるはず。 

 人呼んで「荒れる春場所」。彼らが、府立体育館の土俵を席巻する日を楽しみにしています。

四十にして耳従う‐1041‐

 この日記で、長男が「スノーボードもやってみたい」と書きました。

 「子供のお古があるので、差し上げますよ」と言ってくれた方がおり、「タイミングが合えば一緒に行きますか」とも。

 早速、奥伊吹スキー場で待ち合わせです。

 朝一番から練習を開始すると、足が痛いと言い出しました。

 長男は効き足が左で、スノーボードでは向きが逆になるのです。

 スキーにはない選択で、伝え忘れていたなと思っていると「ボードはどっちでもいけるんですよ」と。

 その場で、右足が前になるグーフィーにビンディングを付け替えてくれました。知らないことばかり。

 仕切りなおして、再度練習開始です。

 40過ぎからボードを始め、キャリア10年以上。初心者を教えるのも手慣れたものです。

 まずは横滑りからスタートし、半日以上付き合って貰いました。

 スケボーが得意な長男も「意外と難しいわ」と。私も全く同じ感想です。

 朝から一緒に教えて貰ったのですが、思った以上に苦戦しました。

 同じ雪上スポーツ。小さい頃からスキーをしてきたので、1日あれば普通に滑れるイメージでした。しかし、現実は……

 グローブはボトボト。ウェアの間から雪が入ってくる。ヘルメットがなければ脳震盪を起こしていただろうと思うほど、転びました。

 それでも、帰る頃には何とかターンが出来るくらいにはなったでしょうか。全くの初心者から始めるという経験は、最高に楽しいものです。 

 論語に「六十にして耳従う」という言葉があります。

 六十歳になって、初めて人の意見を素直に聞くことが出来るという意味ですが、出来ないことは四十を過ぎても素直に聞けるものです。

 今日は3月3日で桃の節句。耳の日でもあります。

 教え上手100人、聞き上手1人。とは言いえて妙。聞ける人でありたいと思うのです。

出来ればうれし涙、最低でも悔し涙‐1039‐

 昨日は、父、弟家族ときそふくしまスキー場へ。
 
 建国記念日に続き、快晴で低温。最高のコンディションでした。

 パトロールに聞くと、地元のジュニアチームがポールトレーニング中。ヘルメットがあれば、半日500円で参加可能とのこと。

 ぶっつけ本番で試合ばかりで、これは絶好の機会です。

 参加人数も少なく、子供を滑らせることへの気遣いも不要。オリンピックの刺激もあり、フルアタックしてきました。

 長男と甥っ子も、自分なりの限界スピードを楽しんでいました。

 とはいえ、小学3年生以下5人。

 従弟たちが集まれば、何をしても楽しいのですが。

 スキー場もサービスに知恵を絞ります。この日は、フラッグダッシュ大会がありました。

 勝ち抜き戦で、長男は残念ながら準優勝。悔し涙を流したようです。

 昨日、ソチオリンピックが閉幕しました。日本人選手の活躍も、ニュースでしか見れていません。それでも、19歳の若者が金メダルを獲ったと聞くと嬉しいものです。

 アルペン女子滑降で、100分の1秒までを競い同タイム。金メダルを分け合うというニュースがありました。小学生の記録会ならいざ知らず、世界一のレベルのでこんなことが起こります。

 その後、嬉々とした表情で連絡先を交換する、2人の姿が映っていました。

 スポーツの世界は、結果を出してこそです。しかし、そこで得た友情や、努力することの大切さに比べれば、それ以上のものではないと思います。

 スポーツが無くても、明日地球がなくなる訳ではありません。しかし、人に進歩したいという気持ちや人に対する尊敬の念が無くなれば、人類は滅びると思うからです。

  ある特定の瞬間に、トリプルアクセルの成否を分けるものが何なのか、私が知る由もありません。しかし、その結果より、その選手が織りなす人生の陰影が、人の心に残ります。

 子供達も、懸命に打ち込めるスポーツを見つけてくれればと思います。懸命に打ち込んで、出来ればうれし涙、最低でも悔し涙を流してこいよと思うのです。 

絶対王者‐1036‐

 2月11日の建国記念日は、久しぶりに家族でスキーへ行くことにしました。

 初めて東海北陸道沿いへ行こうと思い、調べてみるとその数の多さに驚きます。

 概ね大阪からのアクセスは3時間ほど。規模と景色優先で、高鷲スノーパークを選びました。

 雲一つなく、東に御嶽、乗鞍岳、槍ヶ岳を望む景色は絶景でした。

 ゴンドラがイタリア製らしく、トリコロールカラーが映えていました。

 大きなハーフパイプもあり、規模もなかなかのもの。15歳の銀メダリスト、平岡卓選手のホームゲレンデだったようです。
 

 5歳の娘も、ようやく一緒に滑れるようになりました。今度は、長男が「スノーボードもやってみたい」と。

 スキー一筋40年。競技スキー歴も20年強。しかし、スノーボードは未経験です。子供がやりたいと言うなら、やってみるまでですが。

 27歳くらいまで、本気で競技スキーをしていました。大学に入り始めたのですが、目標を大阪からの国体出場に設定しました。

 国体は、年代別にクラス分けされてします。各クラス、上位3名ほどが国体選手に選ばれるのです。雪上の真剣勝負が好きで、毎週、信州の草大会を転戦し、トレーニングを積んでいました。

 結局ベストリザルトは4位。残念ながら国体出場はかないませんでした。
 
 そんなレベルと同じにする訳は無いのですが、女子ジャンプの 高梨沙羅選手がメダルに届かず4位だったとありました。ワールドカップで13戦中10戦優勝といえば絶対王者です。

 地球は宇宙に浮かび、今日も太陽の周りを回っています。地面の下にはマントルがあり、この大地さえも移動しています。絶対などこの世にない。仕事を通して知ったことですが、時にスポーツは残酷です。

 勝者のメンタリティはどんな場面においても変わらないと思います。

 嘆かない、愚痴を言わない。そして、自分に期待し、進歩を楽しむ。

 まだ幼さの残る17歳。画像からも素直さがにじみ出ています。4年後は21歳。是非、その飛躍をみてみたいと思うのです。

未来が見えないから未来はある

 先週土曜日、関西は久し振りにまとまった雨でした。

 この2年、ゲリラ豪雨が続いているので、まんべんなく降ってくれると有難いのですが、なかなかそうも行きません。

 我が家では長男がイモリを飼っています。

 義妹がキャンプの際に捕ってきたもの。

 天然物だからか、生きたエサしか食べないのです。

 食事時の人には申し訳ないのですが、好物はナメクジ。

 長男が、庭の石をめくり取って来ます。

 空梅雨もあり、かなり減っていたので、この雨で増えるでしょうか。

 彼は手掴みで捕ってきます。
 
 顔をしかめたくなる時もありますが、好奇心が無ければ人は生きて行けません。

 ギリシャ神話にパンドラの箱の話があります。

 ゼウスは決して開けてはならないとパンドラへ箱を与えました。

 一方、彼女へは好奇心も与えているので、結局それに負け、その命は破られる事になりました。

 ゼウスはこの箱に、災い全てを閉じ込めていたので、それらがこの世に溢れてしまう結果となります。かろうじて蓋を閉じ、唯一閉じ込める事が出来たのが「予兆」。

 古代ギリシャの人々は、未来を知る事が、最大の災いと考えていたのです。

 サッカー日本代表は、コンフェデ杯でブラジルにコテンパンでした。

 長友は「優勝なんて、腹を抱えて笑われる」と言いますが、この未来を知っていた人は、この世に誰一人居ません。良い、悪い関係なく、未来が見えないから生きていけるのです。

 オシムの考えに同調するなら、笑われたかどうかは、どうでもいい事。批判を全て受け止め、その中から真実を見出し、改善すべきことを改善するだけです。

 その夢を聞き、嫌な気分になった人も居らず、迷惑した人も居ないはずですから。