鞄やキャリーバッグで持っていきますが、重いとどうしてもこちらの思うとおりに動かないことがあります。
ちょっと無理をして動かした時に、何かに擦れたようです。
夏に新調したばかりだったので、結構ショックを受けました。
車を擦った時と同じで、もうちょっと慎重にしていれば……と悔いても後の祭りです。
梅田に出るたびに、「どんな傷でも相談下さい」のような広告を出している修理屋さんに持っていきました。
広告だけを見ていると、無理なことなど一つも無さそうですが、「これはちょっと無理ですねえ」とか「場所が悪いですねえ」とか、ネガティブな反応しかありません。
「傷が少し残っても、ましなれば十分です」とか「修理後は一切クレームは言わないので」などと言い添えても、どこも引き受けてくれないのです。
更に名の知れたチェーン店では、「工場に送ってみないと出来るかどうか分からない」とのことで、1週間後に電話があり「無理でした」と。で、また引き取りに行く。
甘い文句で集客しているところは、やってくれないんだなと分かり、Webサイトで専門店を捜し始めました。
近鉄布施の駅を南に下ったところにある鞄の修理屋さんを見つけました。
画像を送り、見積りを依頼すると1万円以下の見積りが上がってきました。
それで、直接「ひのき屋」に持っていったのです。
この辺りは少し土地勘があるのですが、下町風情が残っています。
ようやく完成したと連絡があったので、引き取ってきて貰いました。
よく見れば分からないことはないですが、充分使えます。
随分苦労しましたが、とってもハッピーな気分になったのです。
10年程前から、仕事用バッグはゼロハリバートンを愛用しています。
アルミのアタッシュケースで有名ですが、収納力が私にはちょっと足りていないので、防弾チョッキの生地でできたタイプを気に入っていました。
しかし、ビジネスバッグは品揃えがどんどん減ってきて、あまり力が入っていない感じが伝わってきます。
なので、修理しながらできるだけ長く使いたいのです。
考えてみれば、断られた店舗では、実際に技術がある人は一人も居ませんでした。
いつからか、仕事ができることと、仕事を獲得してくることは、かなり近しい価値になってきました。
確かに、仕事があれば誰かに頼めば良いのですから、間違ってはいません。しかし、本当のプロで、即決即断できる人と会う機会が激減したのです。
集客さえしてしまえば ≒ 甘い文句
こういった式が成り立ちそうです。
あくまで私見ですが、無駄な時間節約のため、どうぞご注意下さい。
■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載
■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞
■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』に「回遊できる家」掲載