私のゴールデンウィークは、2日目にして最終日。
5月5日、子どもの日は、池原ダムを見下ろすバンガローで遅めの起床でした。
釣り人は朝が早いと書きましたが、娘と妻は釣り人の家族なので、特に早い訳ではないのです。
朝食は父特製のサンドウィッチ。
ゆっくりとした朝の時間は贅沢なものです。
娘は連日試合に行っていました。
宿題ができていないのでチェックアウトまで勉強すると。
まさか「やめなさい」とは言えないので、昼前まで更にのんびりしました。
それほど釣りに行きたい感じもないのですが、湖上からの景色は楽しんで欲しいところです。
娘もインスタグラムを始めたそうで「なかなか撮れない写真が撮れるから」と。
2時間限定で出船しました。
前日、簡単に釣れる場所は見つけておいたので、妻は早々に1本釣り上げました。
しかし娘が若干苦戦中。
「別に釣れなくてもいい」と言われていても、何とか魚の顔くらいは見て欲しいもの。
2つめのポイントでミッション完了です。
船上カップラーメンで、全ての任務が完了しました。
撮影スポットは、一応抑えてもらいました。
帰り道の熊野街道には、植林されているエリアが結構あります。
「ウッドショックっていっても、ここに沢山あるじゃない」と妻。
確かになと思いますが、林業に就く若者はやはり少ないのが現実。
しかし解決する方法は意外と身近にありそうです。
吉野杉の中心地と言える川上村ですが、柿の葉寿司の名店「松屋」もあります。
娘も妻も大好きなので寄ってきました。
妻が先に入ると、あわててでてきて「○○さんいてはる!」と。
大学時代の同級生がこちらの御子息と結婚されたのですが、偶然お手伝いにきていたとか。
店頭でばったりお会いしたのです。
お願いして貰い、少し柿の葉寿司づくりの現場も見せてもらいました。
更に、とれたてのワラビまで貰ってしまいました。
「三杯酢でたべると美味しいよ」とのことでした。
家に帰ってから、どちらも頂きました。
この柿の葉寿司、テレビ番組で「ご当地魚めしグランプリ」でチャンピオンに選ばれたほどの逸品です。
サバのしっかりした塩味が素晴らしく、間違いなくお勧めです。
ただこのワラビ、すこし苦みがあってお酒のアテに最高でした。
もう30年も前のこと、初めて岐阜の山深い宿で山菜を食べた時、その美味しさに感激しました。
子どもの時は、見向きもしなかっただろう味が、大人になると滋味として感じられるのはなぜなのでしょう。
苦い経験をすると苦みを美味として感じるのか、単に舌が鈍くなっていくからか……
できれば前者であって欲しいものですが。
食べてばかりのゴールデンウィークでしたが、食はやはり活力の源です。
次に、美味しいご当地めしを食べに行けるのは、お盆休みでしょうか。
その日を楽しみに、今日から早速フル稼働です。
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4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
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1月4日「土間収納」
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