今日は生憎の雨でしたが、水ぬるむ季節です。
火曜日は、南港へ行っていました。
海なり、川なりが見えると私のテンションは上がります。
南港まわりには、いくつかループ橋があります。
高い所は嫌いですが、ここからの景色は変化に富んでおり、好んで通ります。
「工場萌え」という言葉を聞いたことがありますが、海沿いの建物はスケール感が一変し、確かに刺激的です。
何のプラントだか分かりませんが、高さ30mは超えていそう。
このリングに至っては、用途が何なのか検討もつきません。
車で走っていても飽きないのです。
目的地はなにわ自動車検査登録事務所。
車検等を受ける場所で、初めてやってきました。
キャンピングカーやボートトレーラーを牽引する際は、ここで登録をする必要があるからです。
車の性能によって、牽引できる重量を検査場の担当者に計算してもらいます。
初めてなので「登録相談」という窓口へ行くと丁寧に教えてくれました。
以前は牽引する側の、個々の登録が必要でしたが、規制緩和により、牽引できる範囲を記載するようになったそうです。
これを「950登録」といいます。
ブレーキ無しの牽引は750kgまでと記載してもらいました。
これで、ようやくボートを牽引できるようになりました。この件はまた追々。
自動車検査登録事務所はフェリーの待合場のような雰囲気です。
入口から車検の検査場まで、車の行列ができています。
案内の人に聞くと、「年度末なので、列ままだまだ伸びるよ。4月になると一気に減るけどね」と。
検査場は5レーンあるのですがで、100mは伸びていました。
最後尾の人はどのくらい待つのでしょうか。
先日USJに行った際のこと。
ハリーポッターエリアでは、魔法の杖を買えば魔法体験ができると書きました。
このアトラクションは「水が吹きあがる」「火が出る」「扉が開く」等があります。
ホグワーツの街のあちこちで、クルーが魔法学校の先生となって、指導してくれるという設定です。(夢のない書き方ですが)
ぼんやりとしたアトラクションなので、「水」の前に何となく列があり、娘と一緒に並んでいました。
すると、後ろに中国人の兄妹が並びました。中1、小5といった感じでしょうか。
娘の体が列から少しずれると、すかさず前に入り込もうとするのです。
まあ遊園地の中なので、「列には並ぼうね」くらいの感じで”Line up please.”と伝えました。
すると「ああ、並んでたの」みたいな感じで、後ろ下がるのですが、少し体がずれるとまた……
「水」の前でこのやりとりが2回ほど。「火」の前で並んだ時もこの兄妹が後ろに並び、更に2回ほど。
よくある話ですが、このあたりの厚かましさは、なかなかのものです。
人には本能があります。
生きる為なら人を蹴落としてでも食べ物にありつく。狩猟採集時代なら優れた個体と言えます。
しかし、文明社会においては、そうはいかないのが面白いところです。
自分のことしか考えない人を支持する人は居ませんし、人に感謝されなければ、対価を貰うことはできません。
時給自足の生活を離れた瞬間から、本能と逆行する理性を求められるようになったのです。
と、ここまでは自分でも納得できるのですが、訪日する外国人は間違いなく富裕層です。
ということは、彼らの親は……
知性で稼いだのか、本能の稼いだのか。
謎は深まるばかりなのです。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
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■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載