会話の出だしは、どうしても新型肺炎の話になってしまいます。
建築資材も、中国からの部品供給が止まったりで、現場のほうにも影響がでてきました。
しかし設計のほうは粛々と進めるだけです。
今日も朝から、梅田界隈のショールームを4社回ってきました。
グランフロントから阪急オフィスタワーまで、梅田を南北に縦断です。
ショールームも時間短縮されていますが、11時から「蛍の光」が流れる17時まで、みっちりと打合せしてきました。
設計の仕事は仕入れも無ければ、外部発注も殆どないので、自社だけで完結できる仕事です。
その分、誰に頼ることもできませんが、変わらず働けることを、本当に有り難く思わなければなりません。
今週初め、子供達が頼んだジグソーパズルが届いていました。
木の地図を糸鋸(ジグソー)で切ったのがその名の由来だそうです。
一度できた絵を切り刻んで、再び元の絵に戻すのですから膨大な無駄。
しかしこのジグソーパズル、すでにこの春2つ目です。
学校もクラブも休みになった、このタイミングでしか楽しめないものかもしれません。
正直、スマホを触っているより、テレビゲームをしているよりは嬉しいものです。
ただ、このくらいのジグソーパズルを、兄妹の2人がかりで3、4日で仕上げてしまうので、この春はかなりの枚数になるかもしれません。
我が家はマーベル一辺倒ですが、時間を持て余しているお子さんにいかがでしょうか。
大阪場所のアピールを兼ねてか、グランフロントの緑の熊はまわしをつけていました。
昨日タクシーに乗った際、無観客の相撲中継が流れていました。
ざわめきの全くない放送は、やはり異様なものでした。
「お客様は神様です」
昭和の国民的歌手、三波春夫さんの最も知られた言葉です。
3年程前の新聞コラムに、これ程解釈を間違って広まった言葉も珍しいと紹介されていました。
言葉の真意は、お客様=神様ではないそうです。
芸の始原とは、神を前にしてのパフォーマンスだったともいわれるので、観客を神様に見立てて雑念を払っていた。芸人としての誇りを示した言葉だったそうです。
三波さんはすでに亡くなっておられ、真偽を確かめる方法はありませんが、それでも納得できる気がします。
先の大阪場所のように、神様に見立てる観客も居ない中でモチベーションを高めるのは本当に大変だと思いますが、最も難易度の高い修行かもしれません。
近年のインバウンド特需でもそうですが、それ以前でも、有名観光地の飲食店や物販店で、酷い応対の店はかなりありました。
お客さんが訪れてくれるから、それらの仕事は潤っているにも関わらず、観光客を下に見ている人達をみると、嫌な気分になるのです。
この世に無駄なことなど無いと言います。
いわゆる「客商売」に従事する人々に、自分の仕事とは何なのか、お客様とは何なのか、よく考える機会を与えられているのかもしれません。
勿論、それは私も同じです。
■■■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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【News】
■2月3日 『Houzzの特集記事』で「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』で「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』に「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』で「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載されました