暑い日が続きますが、夏の現場は壮絶を極めます。
昨年のこの時期は「R Grey」が最後の追い込みに入り、入居募集を始めたタイミングでした。
webサイトには、その特徴、長所を書いています。
その甲斐があってか、なくてかは分かりませんが、ありがたいことに現在満室です。
サイトには「チャッピー」のたこ焼きも載せています。
前の道を向かって右に進むと、突き当りにある小さな店舗です。
ここのたこ焼きはサクッとトロッとで、娘の大好物でした。あまりの美味しさに、お礼の手紙を送ったことも。
しかし、店主のおじさんは高齢を理由に、そろそろ引退を考えていたようです。
偶然、店を出したい人と繋がり、40歳くらいの人に代替わりしたのが今年の春頃でした。
外装は新しくも店名はそのまま。生地のレシピもしっかり伝えたそうです。
正直、開店当時は「前のほうが……」という気持ちもありました。
しかし、努力しているのか、日に日に美味しくなってきました。
たこ焼き以外のメニューは当初から充実しており、なかなかに繁盛しています。
2代続けてファンとなった娘が「流しそうめん」があるから行ってくると。
食べ方で、そうめんの味がそう変わることは無いと思いますが、何でも工夫です。
大繁盛していました。
味がそう変わることはないと書きましたが、「美味しい」という感情は、環境や雰囲気に大きく左右されます。
風情、清涼感、エンターテイメントと、あらゆる要素がここに詰め込まれているのです。
合理的という、一見否定しようのない落とし穴に、現代人は陥りやすいと感じるのは私だけでしょうか。
合理的とはその文字の通り、理にかなっているということです。理にかなっているので無駄が少ない。
これは理解できますが、人生なんて無駄で成り立っているような気もします。
合理的≒楽をしたい
もしそうだとすると、かなり危険です。
楽をすると、人の感情は動きません。人の感情が動かなければ感謝されたり、求められることはありません。
その人の価値が無へ向かってしまいます。
流しそうめんを大げさに書いていますが、この賑わいは全てを表しているとも言えます。
そもそも流す必要などないのですから。
とても気になっている店がありました。
外壁は剥がれ落ち、窓は動きそうになく、側面はブルーシートで覆われています。
この建物の1階に焼き鳥店が入っていたのですが、先月末で閉店しました。
全体写真は載せませんが、衛生上も良くないだろうし、建物もいつ倒壊してもおかしくない程危険です。
店に入ったことはないので、流行っていたのかは分かりませんが、他人事ながら「もうやめておかれたら」と思っていたので、正直少しほっとしました。
もし、店を続けたいのなら、こうなる前に何かの手を打たなければならなかったはずです。
お金がないから、修理ができなかったというのは、自分達にしか通用しないロジックです。
新「チャッピー」の流しそうめんは、1人200円だったそうです。
それは安すぎるだろうと思いますが、そのサービス精神が、また新たなお客さんを呼んでくるでしょう。
名経営者の稲盛和夫さんは「土俵の真ん中で相撲をとれ」と言います。
急に徳俵に足がかかることはありません。現実をよく見て、普段から全力で働けという意味です。
流しそうめん、始めました
ギターの弾き語りで、ネガティブに歌う芸人のネタのようですが、結構色々な場面に応用できる気もするのです。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園
【News】
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載