タグ別アーカイブ: 絶景

峠を歩いて越えてみたい‐2162‐

今日は文化の日の振替休日。

昨日、今日と素晴らしい秋晴れになりました。

昨日現場へ出たついでに、生駒山の十三峠近くにある水吞地蔵まで足を延ばしてみました。

大阪平野から奈良へ抜けるには、かつては生駒山を越えるしかありませんでした。

北から、清滝越え、竜間越え(現、阪奈道路)、暗越え、そして十三峠越えなどです。

十三峠越えはそれなりに道幅があるので、自転車の練習に訪れる人が多いようです。

昨日は10台くらい見かけました。

ただ勾配はなかなかのもので、見るからに大変そう。

峠の手前あたりに、数台止められる駐車場がありました。

弘法の霊水という文字も見えます。

水吞地蔵院までは歩いて2、3分です。

本堂前のテラスと言ってよいのか。

大阪平野を一望できます。

高過ぎず、低すぎずで、期待以上の絶景でした。

あべのハルカス、南港のワールドトレードセンターは、ポツンとあるのですぐに分かります。

意外に良く分かるのが大阪城。

緑に囲まれ、東に高い建物がないのが幸いしています。

年末に引っ越す先はあのあたりになるんだなと思いながら眺めていました。

この清水は、弘法大使が急こう配の十三峠を越える旅人のために祈願して得た霊水と言います。

「生水を吞まないで下さい」とありましたが、当時の人の気持ちが少し分かればと、少しだけ呑んでみました。(「飲む」でなく「呑む」)

今度の引っ越し先は、すぐ裏に暗越奈良街道が通っています。

奈良から、車で暗越えを使って通勤していたという人から、勾配も急ですが幅がかなり狭いと聞いていたので、車で行くことは控えていました。

それもあって、一度歩いて峠を越えてみたいと思っているのです。

何とか年内に無事移転を済ませて、その第一弾で暗越えを実現したいと考えています。

大変だとは思いますが、多分最高に気持ちよいはずです。

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巨岩、絶景あり。遊びが混在する仕事‐2131‐

先週末は現場を回り、最後は「下北山村の古民家〈リノベーション〉」の現場でした。

日曜日も宿泊し、海の日の月曜日は朝から池原ダムへ出撃です。

イベントが開催されており、トボトスロープも人で溢れています。

昨年の秋から、久しぶりにしっかり釣りができる時間が取れました。

もともと、この大自然が好きで通い始めました。

この景色の中で釣れたら、という場所がいくつかあります。

備後筋上流の、巨大岩壁前です。

紀伊半島には、巨大な岩石が多く埋まっていると言われています。

こちらの岸壁もひとつの岩のように見えます。20階建てのビルくらいの高さはあるでしょうか。

往々にして、釣りたい場所と釣れる場所は違うもの。

それでも絶景には変わりませんが。

今度は釣れそうな場所まで移動します。

坂本筋の上流部までやってきました。

岸際に魚が見えたので、その先にルアーをキャスト。

細いラインだったので、慎重にやりとりしました。

50cm弱、1.3kg。

超大物ではありませんが、それでも久しぶりに良いサイズで、何度もドラグをジリジリと鳴らすファイトをしてくれました。

その後、40cm前後を数本釣って10時頃にトボトスロープまで戻りました。

土曜、日曜と違ってこの日は晴れて、景色も最高だったのです。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」 仕事の相談を受けた時、うまく行けば、仕事のついでに釣りができるかなと思っていました。

しかし、やはりなかなかそうは行かず……

それでも、この仕事を引き受けて良かったと思っています。

私と同年代の棟梁を中心とした大工チームの3人、電気工事担当の2人、そして建築会社の社長と、しっかり連携が取れています。

現場の雰囲気がとても良いのです。

これまで担当したリノベーションの中でも、かなりの難工事ですが、的確に、確実に前に進めてくれます。

この仕事に関わらせて貰って分かるのは、大自然に囲まれていることが、全て長所とはならないことです。

鹿や猿の被害、湿気には、かなり住民は悩まされています。

それらを全て解決し、見事にゴールを迎えられるよう、ベストを尽くすだけですが。

これまで、遊びと仕事はきっちり分けてきました。

尊敬する、京セラ創業者の稲盛和夫さんは、単位時間あたりの採算を明確にしなさいと言われています。

その1時間に、どれだけの売り上げを上げたかを正確に把握するには、どれだけの時間を費やしたか記録しておかなければなりません。

今回は、遊びと仕事が混在しているので、これがかなり難しいのです。

ただ、たまにはそんな仕事があって良いのかなと思っているのです。

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

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白い奇岩、どんずるぼう‐2100‐

日本最古の官道と言われる竹内街道。

国道166号線と重なっている区間も多いのですが、道幅が狭いところが結構あります。

打合せに出たついでに、少し車で走ってみると急に視界が開けました。

橋の名前は「月読橋(つきよみばし)」。

何ともロマンティックな名前です。

166号線と並行して走るのが「南河内フルーツロード」。

グーグルマップにもある通り、以前の名称は「南河内グリーンロード」でした。

昨年変わったようですが、新しいネーミングの通り、このあたりはブドウの栽培がとても盛んなのです。

「南河内フルーツロード」を南下し、途中で県道香芝太子線に乗り換えます。

東の香芝方向に進むと県境あたりが穴虫峠です。

そこを越えるとすぐにあるのが「屯鶴峯(どんづるぼう)」。

専用の駐車場もありました。

標高70mなのでそこまで高い訳ではありませんが、少し自然歩道を上ります。

北東に広く白い凝灰岩が露出しており、奈良県の天然記念物にも指定。

2000万年前、二上山から噴出した火山灰、火山砂が堆積しました。

それらが隆起し、風化水蝕によって生まれた、奇勝、奇岩なのです。

鶴が屯(たむろ)しているように見えることから、屯鶴峯(どんづるぼう)と名付けられました。

仕事中なので革靴で訪れたのですが、せめてスニーカーを積んでくるべきでした。

入口に「ダイヤモンドトレイル」の起点を示す標識もありました。

そう言えば、クライアントからここでトレーニングをしていると聞いたことを思い出しました。

通称ダイトレと呼ばれ、全長45kmある関西一の自然歩道です。金剛・葛城山系の稜線を縦走するルートは、大阪・奈良・和歌山にまたがっています。

屯鶴峯はその北起点となっているのです。

その方は、家の土地を探す際、 ダイトレ の存在は大きかったとも仰っていました。その位、健康への意識が高い方なのです。

標識に「西地下壕」とあります。

帰って調べてみると、近くに戦時中陸軍が掘った地下壕があるようです。

こんどはせめてスニーカーであたりを探索してみたいと思います。

年末年始と、ただただ時間に追われているうちに、新年度が始まりました。

近年に珍しく、桜も入学式までもってくれそうな雰囲気です。

今年度は、時間に追われるのでなく、追い越す勢いでしっかり働きたいと思います。

それにはまずは健康が一番。ダイトレを走って(歩いて?)みようかなと思ったり、思わなかったり……

いずれにしても、気持ち上がる春がやってきました。

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■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

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■ 『ESSE-online』にコラム連載

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