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尼崎愛‐2145‐

尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック 内覧会(予約不要)

日時:9月7日(土)、9月8日(日) 10:00~14:00
住所:〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町5丁目140-1共栄園田駅前ビル2F
 阪急園田駅北出口から徒歩3分 レンガの建物が目印
tel:06-4960-7830

週末の内覧会を控え、院内での勉強会、医療機器のセッティングと、多くの人が出入りしています。

院長の江口さんは、Webサイト用の撮影中だったので、横からこっそり撮らせてもらいました。
いよいよ、という感じです。

建築は様々な法律に縛られています。

建築基準法やそれに関係する法律、条令ですが、法を理解した専門家としての立場と、業としての実務を統括する立場の両方を求められるのが建築家という仕事です。

今回の計画は改修でしたが、福祉のまちづくり条令等、様々な関係省庁との協議が必要でした。

担当部署のある尼崎市役所へは、7回程通ったでしょうか。

市庁舎は、JR立花駅から歩いて10分程です。

少し離れた歩道橋から見ると、ロケーションがよく分かります。

背後に見えているのが立花駅前の商業施設。更にその後ろには六甲山を望みます。

周辺には公園も整備され、緑も豊か。

市庁舎の完成は1962年(昭和32年)で、設計は宝塚市役所等も設計した村野藤吾。

60年が過ぎ、さすがに古さも感じますが、吹き抜けも備え、特に階段には村野らしさを感じます。

タイルは横浜市庁舎で使われていたものに近しい感じでした。

室外機置き場でしょうか。

開口部の下には大きなくぼみが。

そしてトップライト。

巨匠のこだわりが、細部から伝わってくるのです。

庁舎の回りには堀のような空間があります。

雨が降った後は、かなり堀感が増すのですが、積極的に貯めるつもりはないようです。

これは、かつての尼崎城に美しい堀があったことから、村野が着想したと言われています。

市役所から阪神尼崎駅まで移動してきました。

西口からでると、南東方向に尼崎城が見えています。

阪神電鉄尼崎レンガ倉庫のすぐ南と言えば分かりやすいでしょうか。

天守閣は旧ミドリ電化の創業者・安保詮さんが「地元に恩返しがしたい」と、12億円を投じて寄贈したもの。

内部は資料館になっており、2019年にオープンしました。

5階まで上がることができますが、高架の下に駅の西口が見えています。

強烈な地域愛を感じずにはいられないのです。

ジョーのある町、尼崎

兵庫県なのに市外局番(06)の尼崎。

ダウンタウンの地元、尼崎。

この計画のおかげで、深く関わらせてもらいました。

「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」 のある町、尼崎。となれば……

こうして、色々な地域に愛着がもてるのは、建築家という仕事の役得だと思います。

地域の皆さんに長く愛される。作り手にとって、これ以上の目標はないのです。

■■■9月7日(土)、8日(日)10時から14時 「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」 内覧会開催 ■■■

■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

なにくそ‐2092‐

今日は、何でもある尼崎へ行っていました。

JR神戸線で移動です。

何でもあるだけあって、企業も色々。

グリコ。

そしてヤンマー。

横のグランドにはセレッソの横断幕が。

ここはサッカースクールの練習場のようです。

そして昔ながらの工場街。

やっぱり何でもある街です。

今日は尼崎市役所行きなので、一駅西の立花まで。

これまでに来たことがあるのか分かりませんが、立派な駅前です。

ただちょっと歩くと下町感満載です。

意外に道が広いことに驚きました。

市役所はちょっと遠くて、歩いて10分と少し。

昔ながらの市役所といった感じでした。

クリニック開業の相談で、アポイントを取っていました。

私は建築のことしか分かりませんが、行政と民間では、なかなか互いの視線は重ならないものです。

クライアントの代理人として相談するのですが、やや解釈が違っていました。

どうするべきか考えながら、大阪駅まで戻ってきました。

全て民のお金ですることなのに、様々な法規制を受ける建築は稀なジャンルだと思っています。

同業と話する時は「そうだよなあ」となりますが、他の仕事をしたことがないので、本当のところは分かりませんが。

大阪駅をエスカレーターで移動していると、何かの匂いが鼻孔に届きました。

菜の花でした。

若干油分を含んだその匂いは、お世辞にも良い香りとは言えません。

しかし、間違いなく春の匂いでした。

昨年の春に亡くなった、元西鉄の強打者で「怪童」と呼ばれた中西太さんは、指導者としても一流でした。

メジャーリーグでも活躍した、若き日の岩村明憲さんのヘルメットに「何苦礎」と書いたそうです。

何ごとも苦しい時の経験が自分の礎をつくる

岩村さんはそこに魂をつけ、何苦礎魂を座右の銘としたのです。

経験的にもよく分かります。

私も何苦礎魂で何度でも突破したいと思います。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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