
2004年、アテネオリンピックの年から、中学・高校の同窓会の世話役をしています。
お盆期間に、その世話役会がありました。
会場へ向かうために梅田の地下街を歩いていると、沢山のヒマワリが飾られています。

「よく出来ているなぁ」と通り過ぎようとすると、水やりをしている人がいます。
聞くと本物だそう。

宣言の無いお盆。
第7波のピーク。
2つの基準が皆を悩ませました。
商業施設側も、本当に難しいところでしょう。

BIG MAN前を通ってみると、やや少な目な感じ。

そのまま紀伊国屋書店の西を抜けて、北向き地蔵のある地藏横丁へ。

こちらの通りは人出もまばらでした。
阪急梅田駅の西側をさらに北へ歩きます。

DDハウス までやってきました。

会場は感染対策がしっかりなされている、DDハウス横のがんこ梅田本店です。
5人の世話役と、1人の同級生が集まったのですが、議題は2020年の年末から延期している同窓会開催の可否です。
開催日時をオリンピックイヤーの12月30日と決めたのは、誰もが覚えやすいからです。
しかし、2020年の東京オリンピックは2021年に延期。状況は微妙で、2021年末も延期としました。
この年末の開催も視野に入れていましたが、最終的にはパリオリンピックの2024年末まで延期することにしました。
新型とはもう思えないコロナですが、感染者数は過去最多。
しかし、高齢者以外は重症化のリスクもそこまで高くないとも言われます。それでも3、4ヵ月毎に波がやってきます。
しっかり対策をし、少人数での会食はよいと思いますが、パブリックな会は、もう少し機運が高まってからにしようという結論になりました。

1次会終わりで、北新地まで歩いてきました。
21時頃でしたが、人出の少なさはこちらのほうが顕著。

北新地のはずれにある、大学時代の同級生の店に、久し振りにやってきました。
先客も4人あり、同級生のマスターも絶口調で、まずは一安心。
ひとしきり話した後、ラーメンでも食べて帰るかと新御堂筋まで出ました。
しかし営業している店は全く無し。ここまで夜の街が変わっていることを目の当たりにし、かなり衝撃を受けました。
がんこ梅田本店もほぼ貸し切り状態でした。
「マスクイケメン」とか「マスク美人」なることばも生まれています。
会計をしてくれたのは、女将さん的なマスク美人。(マスク無しでも美しいのだと思いますが)
「こんなにお客さんが少ないお盆は……」という言葉と、生え際に見える白いものに、疲弊と悲哀を感じたのです。
本当に延期で良かったのか……
感染症研究者でも政治家でもない私に答えはありません。
ただ、年末数カ月前に結論を出すなら「否」としか言えない消去法です。

2年半前は、蓼科へスキーに行きました。
コロナを気にせずに出掛けた、最後の家族旅行だったと思います。
今から2半後、どんな世の中になっているのでしょう。
マスクなしで話し、笑える世の中になると信じて、もう少し我慢します。
■■5月13日『住まいの設計6月号』に「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』に「おいでよ House」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」
■■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載