カテゴリー別アーカイブ: 05 芸術・エンターテイメント

スパイダーマン2

 レンタルビデオ店から、会員登録期間がもうすぐ終了するので、延長に来てくださいというはがきが来ました。

 猶予期間は1ヶ月でそれを過ぎると、新規登録となり料金が発生しますとのこと。
 
 余計にお金がかかるのは嫌なので、お店に行き更新登録を済ませると店員さんが「1本旧作が無料になります」と。

 何を借りようかなと悩んだ末、家族で気楽に観れる作品がいいなアと思い、お店で昨年度人気ランキング2位となっていた「スパイダーマン2」を借りました。

 第1作目の「スパイダーマン」も含めて初めて観たのですが、これが予想を大きく上回る、痛快エンターテイメント作品でした。

 原作は、アメリカンコミックなので、ストーリーはビックリするくらいシンプル。冴えない学生が、実は大都会を守るスパーダーマンで、その秘密を打ち明けられないガールフレンドがいて、悪者が出てきて、それをやっつけて、ガールフレンドに「実は僕の正体は・・・・・・」というだけの話です。

 しかし、スパイダーマンが手から放つクモの糸を使って、摩天楼を自由に飛び回る様は、観ている自分もお尻が浮いてしまうくらいの、「浮遊感」を味あわせてくれました。実際には飛んでおらず、クモの糸の一端をビルに粘着させ、振り子の原理で、次のビルへ近づくと、またその次のビルにクモの糸を粘着させる、という動作の繰り返しでビルの谷間を滑空します。

 これが微妙にクモの糸の弾力を感じさせたり、重力を利用しながら空中を滑るようで、見ていて非常に気持ちいいのです。なんとなくリアリティーを感じるのは、あながち無理ではないと、思っているからでしょうか。空を滑るような映像は一見の価値ありです。 

 重力を描くなんて、映画を創るって、楽しい仕事なんでだろうナ。

ゴッホとペリ

 先週末、大阪の中之島にある国立国際美術館に行ってきました。目的は2つあって、1つは「ゴッホ展」。もうひとつは、シーザー・ペリ設計の国立国際美術館そのものです。

 ペリは日本の竹をイメージして、エントランス部をデザインしたようですが、私には昆虫のように映りました。彼は、世界の最前線にいる建築家で、面白い建築をいくつも手がけています。関西なら、大阪NHKも彼の作品です。その上で言えば、写真で見るような竹の繊細な感じは受けませんでした。

 以前読んだことがあるのですが、日本人は世界で一番「印象派」が好きな民族だそうです。とりわけゴッホ人気は強く、彼の作品がバブル期に凄い値段で、日本人が競り落とした事は、世界的なニュースになりました。しかし、そういう私も日本人だからなのか、ゴッホが大好きです。

 今回、有名なところでは、「夜のカフェテラス」が来ていました。ゴッホの良さを語るのは野暮なことですが、私の経験で言えば、力強い黄色で描く、ひまわりや麦畑は、どんな空間に置かれても、常にひときわ輝き、その空間を支配していました。今回ならカフェテラスを照らす光を黄色(ゴッホは硫黄色と淡いレモン色と言っている)で描かれていていたのですが、夜空の紺色が、その光をいっそう引き立てていました。私はその黄色が見れれば、目的のほとんどは、果した気分になります。

 ゴッホは、その鮮やかで躍動感のある色使いとは裏腹に、生前は本当に評価の低い、孤独な画家でした。理解者も弟のテオくらいで、最後にはピストル自殺で生涯を終えます。

 「残念だが、私の作品が売れないのはどうしよもないことだ。いつの日か、人々がこの作品についている値段以上の価値があることがわかるだろう」という言葉を残しています。

 不遇の天才は、そのもどかしさの中でも創作を続けました。そして現実は、彼の言った通りになりました。彼だけは、自分作品の素晴らしさに確固たる自信もをもち、人がなんと言おうと、そのスタイルを貫き通したのです。自ら命を絶つ程までに・・・・・・

 それが「孤高」「情熱」「炎」の画家と言われるゆえんで、私達はそんな彼の人生も作品の後ろに見ているので、より思い入れが強くなるのかもしれません。

十三で「アナライフ」

 先週の土曜日、大阪の十三にある七藝(ななげい)という映画館へ、以前も紹介した合田健二監督作品「アナライフ」の大阪ロードショウを観に行ってきました。

 合田監督とは中高の同級生ということもあり、以前の試写会に招待してもらったのですが、ロードショウ初日は、「オーマイキー」で有名な石橋監督とのトークショウーがあり、こっちが目当てでした。

 壇上でスポットライトを浴びて話す合田監督は、照れくさそうでもあり、嬉々としているようでもありましたが、至極幸せな時間だったろうと思います。ちょっと羨ましい。また新しい作品を撮りたい、言っていたので、期待して待つことにします。内容については、かなりアブノーマルなものなので、webサイトを参照して下さい。但し映像は、止め処なく溢れて来るので1時間半、飽きることはありませんでした。

 十三は、19歳の時に通っていた予備校が有ったので、とても懐かしい街です。予備校が淀川のすぐ北側にあり、授業が終わると、いつも河川敷で野球をしていて、真っ黒に日焼けしていました。

 おまけに、9月の最終日曜日に、クラス対抗の大ソフトボール大会があり、四十数チームのトーナメント戦で優勝してました。お昼から野球好きのクラスメイトを集めて、毎日、日が暮れるまで練習に励んでいたので、まあ、当然といえば当然の結果かもしれません。楽しい思い出でばかりで、本当に何をしに行っていたのか、今考えると、ちょっと親に申し訳無かったという気もします。

 まあ、いろんな経験のもと、今の自分があるわけで、全く無駄な事は無いと思うのですが、親になった今、もし子供が同じことをしていたら、どんな気分で真っ黒な予備校生を見るんだろう、と考えてしまいます。そうならない事を、ただ祈るだけで・・・・・・

彼は映画監督

 中学・高校の同級生に映画監督がいます。というと、どんな人をイメージするでしょうか?

 彼は才能のある映像作家で、色々な仕事をして来たようですが、「プレーステーションのソフトのムービー部分をディレションしている」というのを聞いて「すごい」と思ってしまいました。それは私でも知っている、かなり有名なゲームソフトでした。そんな彼が映画を創り、なんと劇場公開中なのです!

ANALIF アナライフ 監督 合田健二

 高校時代には、同じバンドにいたりしたのですが、当時からかなりマニアックな一面がありました。お世辞にもおしゃべりが上手というタイプではなかったような気がします。

 しかし現在、劇場では公開に先駆けてトークショーを行っています。ゲストは、「オー!マイキー」の監督・石橋義正さんだったり、「タモリ倶楽部」に出ている杉作J太郎さんだったりするのです。

 同級生が、頑張っているのを見ると、何より刺激になります。自分の選んだ仕事、建築家はなにより好きですが、『映画監督』 その響き、なんともかっこいいじゃないですか、合田君。

花火

8/1の日曜日に、大阪府羽曳野市で開催されるPLの花火を見に出かけました。

 PLの花火は世界最大規模と言われており、約10万発が夏の夜空に打ち上げられます。

 花火は真っ黒な夏の夜空によく似合います。実際には「火」であるのとはうらはらに、とても涼やかに見えます。一瞬にして満開を迎え、燃え尽きるその潔さは、桜を愛する日本人の感性には、特に響くのかもしれません。

 約1時間、ほぼ絶え間なく、惜しみなく咲き乱れる火の花は、最後に赤と白の花火が、物凄い勢いで立て続けに打上げられクライマックスと終焉を同時に迎えます。その瞬間は、大げさでなく真昼のような明るさになります。

 地元の富田林の方々は「今年の最後は赤だったね、来年は・・・」などと話しながら、家路につくようです。