スパイダーマン2

 レンタルビデオ店から、会員登録期間がもうすぐ終了するので、延長に来てくださいというはがきが来ました。

 猶予期間は1ヶ月でそれを過ぎると、新規登録となり料金が発生しますとのこと。
 
 余計にお金がかかるのは嫌なので、お店に行き更新登録を済ませると店員さんが「1本旧作が無料になります」と。

 何を借りようかなと悩んだ末、家族で気楽に観れる作品がいいなアと思い、お店で昨年度人気ランキング2位となっていた「スパイダーマン2」を借りました。

 第1作目の「スパイダーマン」も含めて初めて観たのですが、これが予想を大きく上回る、痛快エンターテイメント作品でした。

 原作は、アメリカンコミックなので、ストーリーはビックリするくらいシンプル。冴えない学生が、実は大都会を守るスパーダーマンで、その秘密を打ち明けられないガールフレンドがいて、悪者が出てきて、それをやっつけて、ガールフレンドに「実は僕の正体は・・・・・・」というだけの話です。

 しかし、スパイダーマンが手から放つクモの糸を使って、摩天楼を自由に飛び回る様は、観ている自分もお尻が浮いてしまうくらいの、「浮遊感」を味あわせてくれました。実際には飛んでおらず、クモの糸の一端をビルに粘着させ、振り子の原理で、次のビルへ近づくと、またその次のビルにクモの糸を粘着させる、という動作の繰り返しでビルの谷間を滑空します。

 これが微妙にクモの糸の弾力を感じさせたり、重力を利用しながら空中を滑るようで、見ていて非常に気持ちいいのです。なんとなくリアリティーを感じるのは、あながち無理ではないと、思っているからでしょうか。空を滑るような映像は一見の価値ありです。 

 重力を描くなんて、映画を創るって、楽しい仕事なんでだろうナ。

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