カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

人生に遅すぎるということはない‐1708‐

 2016年4月の熊本地震の後、飛行機で現地へ向かいました。

 JIA(日本建築家協会)が被害認定調査の支援活動参加者を募ったのです。
 
空からみた第一印象はやはり「水の国」でした。

 私が担当した震源地すぐ近くの嘉島町も、水が豊かで本当美しいところでした。

 実際、町営の湧き水プールがあるのです。

 当時は凄惨過ぎてこの写真はUPしませんでした。

 一緒に調査をした町役場の方たちは、日常を取り戻しておられるのか……

 今回の豪雨では、日本三大急流に数えられる球磨川が氾濫しました。

 球磨川は熊本市の南にある八代市に流れ込んでいます。

 九州上空で、大きく旋回したあたりのような気がします。

 火の国であり水の国である熊本に、一日も早く、平穏な日々が訪れることをただただ願うのです。

 昨日、建築士試験の監理員というものを初めて経験しました。

 新型肺炎の影響で、席の使用率を50%まで減らすことになり、会場が変更になりました。

 使用部屋数が増えると、必然的に監理員も多く必要になり、普段の体制では人手が足りなくなったそうです。

 建築士会の分科会から、監理員が足りていないという連絡があり、お手伝いすることにしました。

 会場は大阪経済大学。

 大阪市内にも関わらず、明るく、緑も多い。

 こんな機会でもなければ、訪れることは無かったと思います。

 昨日は2級建築士の学科試験でした。

 私は1級を25年前に一度受けただけなので、記憶があまりないのですが、学科試験は午前は3時間、午後3時間。

 受験者はヘトヘトになっていました。

 私達は3人の監理員で90名程を担当したのですが、ベテラン監理員の方が「午後は結構辛いよ~」と言っておられました。

 私はむしろ新鮮で、6時間かけてじっくり真剣な受験者を観察させて貰いました。

 個人情報に関わることは勿論書きませんが、学校を卒業してすぐの若者世代が一番多くはありますが、上は同年代の方々まで。

 幅広い年齢層が、同じ条件での国家試験に挑みます。

 一番驚いたのは、左利きの人が8%もいたこと。

 私達の時代なら、書くのは右と矯正されたのが、現在はそこまでしないのだろうと想像していたのです。

 いくらかの謝金と共に、お昼はトンカツ弁当。

 非常に美味しかったですが、オペレーションの関係で11時が私の昼食時間でした。帰る頃にはかなりお腹が鳴っていたのです。

 学科試験の発表は8月末あたりで、合格者は二次試験となる製図試験に臨みます。

 合格率は1級で8~12%、2級で20~25%となっていました。

 2級、木造建築士と、規模や種別に制限のあるものもありますが、業務独占資格と言われるものです。

 ある規模以上の建築物を建てるには、建築士が必ず設計しなければなりません。

 業務独占資格なので、免許さえとってしまえば、いくらでも仕事があるかと言えば勿論そんなことはありません。

 車の運転免許証と同じで、運転しても宜しいと言って貰っているだけで運転が上手いとは限りません。

 もっと言えば、2種免許を持っているはずのバスの運転手でも、運転が下手な人はいくらでもいるのです。

 1級建築士について尋ねられた時は、いつも「普通運転免許証と同じレベルです」と答えてきました。

 建築設計を仕事としたいなら、持っていて当たり前なので、謙遜している訳ではありません。

 これまでは「これが、弁護士資格や医師免許なら違うのでしょうが」と付け加えていました。

 現在進んでいる計画の半分が医師の方なのですが、「医学部に行っても、国家試験を通らないと、ただの体に詳しい人で終わってしまうんです」と笑っていた方が居ました。

 聞いた時に私も笑ってしまいましたが、なるほどその通りです。医師として生きるには必須ですし、持っていれば名医ともなりません。

 あくまでも必要条件なので、資格を語る人は最低ラインを見ているのだということが分かってきました。

 約90名のうち、何人が製図試験に進むのでしょうか。

 大変そうな顔をしている受験者に、「ちょっと視線を上げてごらんよ。必ず合格するから」と伝えて上げたかったのですが、勿論そんなことは出来ません。

 天災が起った時は、特に気が引き締まります。

 建築は幸せを実現する為にあるものですが、非常時にはクライアントとその家族の命と財産を守るという役割も担います。

 物創りにおいて、建築設計において、妥協など一切許されないのです。

 そうそう、同年代の受験者に安藤百福さんの言葉を贈ります。

 人生に遅すぎるということはない 

 彼がチキンラーメンを発明したのは48歳ですから。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

においKY‐1705‐

 いつもと違う道で会社へ向かっていると、何か違和感が。

 分譲地ができたてのようです。

 ここは確か……

 奥山牧場だったところ。

 住宅地の真ん中に牛を飼っている牧場があったのです。
 

 ときどきのぞいていたのですが、一番新しい写真は2017年9月のものでした。

 もし書くなら、あることを書かざるを得ないので、ここで詳しく書いたことはないはずです。

 入口からのぞくと、いつ行っても愛らしい目でこちらを見つめてくれるのです。

 一番古い写真は2009年8月でした。

 長男が4歳の頃なので、一緒に見に行ったのだと思います。

 ネットで探してみると、大阪市内最後の酪農家で、堺に引越したようです。

2018年3月25日 奥山牧場 堺へ移転決断

大阪市内唯一の酪農家が、堺市内の酪農団地への移転を決めた。長年、住宅街で乳牛を飼養してきたが、規模拡大とともに牛にとってのより良い環境を求めての決断。全国で事業承継が課題となる中で親子で家業を守り、移転後は頭数を1.5倍にするなど「希望の持てる場所」。これまでの地域への感謝とともに、次代の担い手は酪農経営の明日を見据える。

市内で酪農を営むのは、奥山牧場(平野区)の代表、奥山雅則さん(61)と長男の恭平さん(30)。現在は乳牛を50頭を飼養し、年間約400トンを出荷している。

飼料も工夫し、近隣の食品工場の食品残さを飼料に活用するなど、経験を生かした高い乳質も評価されている。移転は6月を予定し、計画では84頭に拡大する方針だ。

 最後に寄った半年後には引越していました。

 市内に暮らし、すぐ近所で牛を見れることはそうないでしょう。

 愛くるしいうるんだ瞳をみるていると、何とも癒されます。

 ただ、済んだことなので書きますが、勿論臭い!

 私の家からは1km程離れているので、流石に届きませんが、風向きによっては数百メートル離れていても、あの独特の臭いが漂ってきます。

 建築基準法では、用途地域によって建築可能な建物の種類が決められています。

 あの場所に牛舎を建ててよいか、などの細かいことを調べたことはありませんが、ちょっとKYかな(古い?)、とは思っていました。

 テレビ電話での打合せが増えました。

 夏のこの時期、クライアントのお宅に伺う際は、やはり多少のエチケットは必要です。

 しかし画像から匂い(臭いではない)は伝わらないので、気が楽と言えば楽。しかし、リアリティがないと言えばリアリティがない。

 先輩の車の芳香剤の香り。

 冬と春の変わり目の朝の匂い。

 ある香水の匂い。

 匂いは一瞬で記憶を引き戻す、最も強いスイッチです。

 奥山牧場の臭いが懐かしいとは言いませんが、これで平野区も無味無臭の都会となりました。

 一番思うのは、それを許容していた近隣の人達が凄い、ということです。

 先にあったんだからしょうがない。そういう考え方が昭和の日本にはあったのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
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■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

梅雨、夏ウェルカム‐1688‐

 4月24日(金)、大阪府は休業要請に協力が得られないパチンコ店名を公表しました。

 第一弾として大阪府内で6店舗、うち大阪市は2店舗。これがいずれも平野区で……

 こんなところで名前を売らなくても良いのにと読んでいくと、どうも聞いた店名。

 会社から歩いて3分、2店舗とも私のジョギングコースに面するパチンコ店でした。

 24日(金)は営業したものの、翌25日(土)からは休業すると大阪府に連絡があったという記事が土曜日の朝に出ました。

 府は「休業しているか現地を確認する」とコメントを出したのです。

 忙しい吉村知事に来てもらうのは申し訳ないので、朝一番で確認してきました。

 まさか知事がくる訳はありませんが、間違いなく休業です。

 私もそこまで暇ではないのですが、パチンコ店の向かいにある小さなイオンが朝7時から開いており、とても助かっているのです。

 出勤前に寄れ、コンビニよりは安いという理想的な店舗。

 要請を断ってでも営業をしていたので、今後も突っぱねるのかなと思っていたら、良い方向に裏切られました。

 まあ、ヤンキーが更生して普通の人になっただけなのですが、それでも良いことには変わり有りません。

 不思議な気分ですが、何故かほっとしたのです。

 遅い時間や、休日会社に出る時は、会社のミニキッチンで自炊します。

 使い勝手のよい野菜や卵くらいは定期的に買いに行くので、男性の中ではスーパーに寄っているほうだと思います。

 若い女の子が不安そうにレジ打ちしているのを見ると、本当に可愛そうですが、食料だけは店が閉まってしまうとどうにもなりません。

 出来る限りの対策をし、何とか頑張って貰いたいと思いますが、医療従事者と共に、働く姿は尊くさえあります。

 3密を避けるようと見かけますが、平時なら「粗」も「密」も大好きです。

 粗は自然の中でひとりきりですが、密はやはり東南アジアでしょう。

 初めてベトナムに着いた時の衝撃は忘れられません。

 空港からホーチミン市内へ移動しようとターミナルを出ると幾重にも空港を取り囲む、人、人、人。

 その群衆の視線が突き刺さる前で両替する時は、かなり緊張しました。そのベトナムドンを手にして空港を出ます。

 すぐに取り囲まれ 熱を帯びた目で「俺のタクシーに乗れ」や「俺のバイクは安くて速くて安全だ」と唾を浴びながら客引きに遭うのです。

 バックパッカーは、知らない街に着けばまず寝床を探さなければなりません。

 ここがゲストハウス街だと降ろされた途端、人の洪水と不安に押し流されそうになりました。

 東南アジアの魅力は、まさに「密」と「熱」なのです。

 米ソ対立のあおりをうけたベトナム戦争は1975年まで続きました。

 ジャングルの中にはいたる所に迷路のようなトンネルが掘られています。

 いまにもランボーが飛び出してきそうです。

 私が訪れた時はすでに四半世紀経っていましたが、他の東南アジアの国に比べるとベトナムはどことなく暗い影を感じました。

 しかし中国やフランスの影響を強く受けるベトナムは、食べ物も美味しく、とても好きな国なのです。

 ようやくアメリカの国立生物兵器分析対策センターから、太陽光がコロナウィルスを不活性にするとみられるという発表がありました。

 湿度も高い方が良いようです。

 賛否はあるようですが、全くの嘘でないなら明るいニュースはウェルカムです。

 ベトナムの感染者が非常に少なかったので、もしかすると、とは思っていました。

 今は随分変わったでしょうが、あれだけ汚い街で(失礼!)、人、人、人の街で、感染が爆発していないのには理由があるはずだと勘ぐっていました。

 蒸し暑いところが、にっくきウィルスは苦手なよう。是非とも、梅雨、夏でやっつけてしまいたいものです。

 今年は、ジメジメした梅雨も、酷暑の夏もとびきりウェルカムなのです。

A photograph is wonderful.

2002年2月 ベトナム/ホーチミン

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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パクス・トクガワーナ‐1687‐

 外出自粛を求める大阪府は、出前サービスに対して補助をするとアナウンスしました。

 このあいだ、初めて「Uber」と書いたリュックを背負っている若者を見ました。

 昔で言えばホンダ・カブで岡持ちをぶら下げていたのが、現代だとこうなる訳です。

 何でも格好良く変化させ、ビジネスにしてしまうそのアイデアと商魂に感心するのです。

 トイレの壁に、子供の付録に付いてきた地図を貼っています。

 その中に、「むかしの境界」があります。

 文字が小さくて見えにくいのですが、北から「蝦夷」「東山道」「北陸道」「東海道」「山陰道」「山陽道」「畿内」「南海道」「西海道」と分かれています。

 黄色の「東山道」は、畿内と陸奥国を結ぶ最短ルートで、これをひとつの行政区にしてしているのが興味深いところです。

 江戸時代の5街道である中山道と、奈良時代に制定された東山道は重なる部分もありますが、江戸へ繋がるか、奈良へ繋がるかで、これだけ違いがでる訳です。

 どこで撮った写真か忘れましたが、なかなか洒落た舗装です。

 道というものがいかに大切か分かるのです。

 日本の高速道路代が高いのは良く知られたことですが、志賀高原までスキーに行くと、4時間乗って1万円くらいでしょうか。

 2011年、フランク・ロイド・ライト設計の落水荘を見るために、N.Y.からペンシルバニアまで車で8時間程走りました。

 高速代は2千円くらいだったと思います。

 山間部が多い、トンネルが必要など、他の国より多少高いのは理解できますが、流石に10倍は高い。

 これらのことは、関所の発想から来ているのではと書いたことがあります。

 「入鉄砲に出女」で表される通り、江戸幕府は人、物の動きを制限するため関所を設けました。

 大名の妻子を人質として江戸に住ませたので、特に女性の出国には厳しかったようです。

 全国に53の関所を置きましたが、日本4大関所は箱根(神奈川)、木曽福島(長野)、碓氷(長野)、新居(静岡)。

 しかし、信仰を建前とした旅には、通行手形が出易かったようで、「お伊勢参り」は庶民の憧れとなりました。

 更に「熊野詣」「金毘羅参り」と足を伸ばしたのは、信心よりも京都や大阪へ行くのが目的だったようです。

 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」が大ヒットしたのは、そのような時代背景があったのです。

 このゴールデンウィークは、高速代の休日割引は中止という記事が出ていました。

 ただでさえ高い高速代ですが、この状況ならやむを得ないかもしれません。むしろプラスに働くのかもしれません。(本当は嫌ですが)

 150年遡れば、江戸は常時ロックダウンされていました。更に鎖国までしていたのですから、得たものと失ったものがあったでしょう。

 パクス・ロマーナはローマ帝国における200年の平和を指すものですが、270年に及ぶこの時代をパクス・トクガワーナ言ったりもします。

 歴史に名を残す平和は、得たものの代表格でしょう。

 「お伊勢参り」が一生に一回だったとすれば、私はすでに7人分くらい参っていると思います。

 熊野も金毘羅宮も訪れました。

 江戸時代は、鎖国されていた上に、都市往来の自由はありませんでした。

 それに比べれば大した我慢ではありません。

 こういった話になると「今は時代が違うから」という話もでてきます。

 その通りです。今は現代人が当たり前に享受してきた安全が脅かされているのです。

 時代は常に変化して行きますが、孔子の言う温故知新の通り、過去には常にヒントがあるはずです。

 弥次さん喜多さんが待ち望んだくらい、次の旅を楽しみにできるなんて、一生にそうは無い事かもしれません。

 勿論江戸っ子だけでなく、全国民がです。

A photograph is wonderful.
2011年8月 ローマ/コロッセオ

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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敬天愛人‐1686‐

 少し街を歩けば、道端の植込みは花が満開です。

 チューリップ。

 ツツジ。

 真っ白なツツジも品があって美しいものです。

 こんな時だからこそ、健康には気を付けておきたいところ。

 週の半分はジョギング、無理ならせめてウォーキングにでると決めました。

 今朝方の暖かい雨でか、庭木の紫蘭が花をつけ始めたようです。

 以前、カタツバキだと思うと書いたら、これは紫蘭だと親戚からメールが届きました。

 インターネット社会最大の長所は、他者の知識を素早く得ることができることでしょう。

 反対の視点から言えば、自分で考えることを放棄してもそれなりに答えを得ることができます。

 このあたりの短所を、どう説明すれば子供達が納得してくれるのか。いつも頭の片隅にある課題です。

 日曜くらいはその子供達と食事をしようと、妻に焼肉をリクエストしておきました。

 皆考えは同じようで、肉屋さんはかなり混んでいたそう。

 それでバタバタと注文した際に、いつもより多くタンを買ってしまったとのこと。

 大好きなタン多めで、子供達は小躍りするくらい喜んでいました。

 タレは名前が気に入っている「元祖肉どろぼう」。

 部屋で干していたマスクに、その焼肉の移り香がしっかりとつき……

 今日月曜日も一日焼肉気分。2度おいしい焼肉でした。

 小さな幸せで、人は十分満足できるものです。

 マスクと言えば、facebookでつながった沖縄の方が、端部を縫うだけで簡単に製作できる型紙を送ってくれました。

 PDFがあるので「欲しい!」と言う方は遠慮なく連絡下さい。

 匿名の心無いバッシングも人の心から出たもの。

 こういった善意も人の心から発露したもの。

 勿論、私の心の中でも善意と悪意が押し合いへし合いしているはずです。

 1908年、英文で西欧に向けて発表された内村鑑三の名著「代表的日本人」。

 その冒頭で紹介されるのは、明治維新の立役者、西郷隆盛です。

 「敬天愛人」という言葉が彼の人生観をよく表しているとあります。

 「天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない」

 全くスケールの違う域です。

 西郷はこのような言葉も残しています。

 「命も要らず、名も要らず、位も要らず、金も要らず、という人こそもっとも扱いにくい人である。だが、このような人こそ、人生の困難を共にすることのできる人物である。またこのような人こそ、国家に偉大な貢献をすることのできる人物である」

 誰かを非難するつもりは全くありません。

 私も家長であり、小さな会社のリーダーです。困難こそが人を成長させてくれるのは間違いありません。

 命も、名も、位も、お金もそれ程欲しいとは思っていません。ただ、名だけは少し欲しい。

 西郷の背中は遙か先なのです。

 この騒動が収まったら、また鹿児島を訪ねてみたいと思います。

A photograph is wonderful.
2011年8月 鹿児島/桜島

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心へ放火‐1685‐

 4月8日に東急リバブルから『Sumikata』が発行されたと書きました。

 タワーマンションに住むクライアントへ届いたそうで、「ご活躍、心よりうれしく思います」とメールがありました。

 また、「滋賀の家」のクライアントからはこんなコメントも。

 青空に映える素敵な建物ってよく見たら(笑)

 とても茶目っ気のある方なのです。

 撮影の日は雲一つない快晴でした。

 左に見えるのは、元山城だったこの地を守るための土塁。

 その上に咲く老桜が満開でした。

 夕景も最高の条件で撮ることができました。

 夕焼けのご褒美付きです。

 元料理人のご主人もキッチンに立って下さり、遅くまで料理と会話を楽しませて貰ったのです。

 人の成長を心から喜べることは、自分の成長を促することになるのだと思います。

 反対の言い方をすれば、それだけ難しいこととも言えます。

 しかしクライアントだけは、私が何か少しでも結果を残せば本当に心から喜んでくれるのです。

 なかなか外出がままならないこの時期。

 この日記を読んでくれる人へ、私が出来ることは何だろうと考えました。
 
 そうだ、美しい!(と思う)写真をUPしよう。

 2018年5月の池原、2015年8月の鶴岡。2015年1月の富士山

 2017年5月の不老ふ死温泉、2015年9月の吉野ケ里、2018年1月の蔵王

 2014年5月の四万十川、2012年8月のブリオンヴェガ墓地、2019年10月の香港

 2015年5月の札幌、2014年9月の敦賀、2017年2月の郡上

 2011年5月の阿蘇、2012年8月のフィレンツェ、2017年2月の沖縄

 2012年8月のサグラダファミリア、2016年8月のセイナッツァロ村役場、2002年1月のアンコールワット

 1995年5月のロンシャン礼拝堂、2011年11月のファンズワース邸、2011年11月の落水荘

 2012年8月のヴェネツィア、2011年11月のタイムズスクエア、2002年2月のホーチミン

 1995年5月ロンシャン礼拝堂から、2019年9月の香港まで。

 24歳から49歳の間、日本と世界を旅する中で、「美しい!」だったり、「凄い!」だったり、私が心動かされた風景ばかりです。

 日記の最上部のヘッダーにランダムで表示するようにしました。

 体験と体感こそが私の財産です。「この騒動が収まったら出掛けてみたい」と思って貰えたら私の試みは成功。

 放火は重罪ですが、心への放火は無罪のはずです。

 ずっと先にでも、小さな灯台さえあれば人は荒波の中でも航海を続けられるのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
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JAPAN PRIDE‐1682‐

 先日、播磨へ敷地を見に行く機会がありました。

 道程を調べると車で2時間弱ほどでした。

 早めに着いたので世界遺産・姫路城へ寄ってきました。

 前回訪れたのは、2013年の3月。

 大改修の真っ只中で、JIA(日本建築家協会)の例会でその現場を見せて貰ったのです。

 かなり楽しみにしていたのですが撮影はNG。一気にテンションが下がってしまいました。

 姫路城は、姫路駅から真っすぐ北に伸びる、大手前通りの先にあります。

 お濠に掛かる桜門橋を渡り、大手門から城内へ。

 ここでも天守閣は閉鎖中とアナウンスされていました。

 満開の桜の先には、白鷺城の名通り真っ白な天守閣が現れます。

 これだけ白く見えるのは、瓦を固定する漆喰が多く見えているからです。

 漆喰は真っ白ですが、軒の掛かった日本建築なら、壁面の汚れはそれ程でもありません。

 しかし屋根面となると話は別です。

 7年前、工事責任者の方は「どうすればこの白さをキープできるのか、数えきれない程のサンプルを作りました」と言っていました。

 工事を進めながら、現地で様々な調合を試み、それを雨風にさらし実験したのです。

 写真となると、2009年の1月まで更に遡ります。

 Ohanaのクライアントと姫路の写真館を見学に行った時の写真ですが、白さの違いがはっきり分かります。

 白さを維持する為に、多くのエネルギーと技術の粋が結集されていたのです。

 三の丸広場も立ち入りは禁止されていました。

 まさに満開でしたが、人類の道徳感、節度が問われるこの時期です。勿論仕方ありません。

 動物園は開いており、知らなかった若者達のグループが「動物園でも行く~」と言っていました。

 ソーシャルディスタンスという言葉を耳にするようになりましたが、1.8m程の距離確保でお願いします。

 公衆衛生という言葉も、この機会に初めて意識した言葉ですが、人類は何度も感染症の脅威にさらされてきました。

 それらの経験上、6フィート=304.8mm×6=1.8mの距離をとる方が良いということを学んだ訳です。

 古来からある日本の尺貫法で言っても、6尺=303.03mm×6=1.8m。

 フィート(feet)はフット(foot)から来たと言われ、尺は1歩の半分が基準になっていると言われます。

 出所が全く違うのに同じような長さなのが面白いところです。基準ありきと言うよりは、使いやすい数字を探したのではないかと想像しているのです。

 お濠の上で咲く桜。

 何故か2017年のゴールデンウィークに行った、弘前城の桜を思い出しました。

 家族で47都道府県を制覇するぞと、 躍起になっていた頃です。

 隈なく日本を巡ってみて思ったのは、「この国は本当に美しい」ということです。

 明日にも緊急事態宣言が発令されるようです。

 自由に、どこへでも出掛けられる時期が少しでも早くやってくるよう、今こそJAPAN PRIDEを見せる時です。

 変わった格好をしなくても、大きな音でバイクを走らせなくても、全日本国民が、全人類が主役になれるのです。

 私たちは危機に耐え、落ち着いて行動し、被害を最小限に食い止めたんだと孫に、後世に、伝えられる機会を貰いました。

 日本人なら出来るはずです。

 来年のこの時期、晴れ晴れとした気持ちで桜を愛でられるよう、本気の戦いが始まります。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

普段「レッド・オーシャン」時々「ブルー・オーシャン」‐1679‐ 

 春分の日は、鳥取ボウリング遠征に行っていました。

 ボウリングの後は、鳥取砂丘にも寄ってきました。

 この日は風が強く、砂嵐で辺りが白く煙って見えます。

 砂丘を見下ろす丘の上の「砂の美術館」は休館。

 隣接するお土産物店が開いていたのでのぞいてみると、新聞に載っていた「とうふちくわ」が。

 「とうふ」なのか「ちくわ」なのか選挙が行われたこともあるそうです。しかし購入はせず。

 砂丘まで下るリフトがでており、乗る羽目になりました。

 屋内自粛からか、隣接する施設はほぼ満車。

 7年前、長男がアリジゴクが見たいというので、鳥取中を探し回りました。

 ここで最大のアリジゴクを捕まえたことを思い出します。

 強風につき後ろ向きで進む兄妹。

 砂嵐で顔が痛い程でした。

 最大の丘陵を見つけると、2人で走って行ってしまいました。

 長男はスイスイと登っていきましたが、娘は苦戦中。

 足だけでは滑り落ちていくので4本足です。

 アリジゴクに引きずり込まれるアリになった気分です。

 ようやく登頂。

 景色は日本離れしており絶景でした。

 青い海に白い砂。

 お砂場セットの忘れ物。

 枯れているのか、生きているのか。

 どこを切り取っても絵になります。

 やはり写真は背景が大事だとよく分かります。

 遅い昼食を取り、夕方4時頃に現地を出たのです。

 途中、中国道、淡路道が事故渋滞との一報が入りました。

 渋滞を避けるため、播但道で姫路バイパスまで南下。

 ハーバーウェイ、湾岸線と乗り継ぎ大阪に帰ってきました。

 経営用語で競争の激しい既存の市場を「レッド・オーシャン」、競争相手のいない市場を「ブルー・オーシャン」と言ったりします。

 発信元となった「ブルー・オーシャン戦略」という本は読んでいないのですが、「競争のない世界を創造する」というサブタイトルから想像はできます。

 血みどろの戦いは駄目だということですが、私は戦いがある方がむしろ好きなのだと思います。

 著者からは笑われるかもしれませんが、古代エジプトからあるとも、ルネサンス期からあるとも言われる建築家という職業を選んだ時点で、もう血みどろの戦い真っただ中なのですから(笑)

 それで休みができれば、ブルー・オーシャンやクリア・レイクへ行くのです。

 普段「レッド・オーシャン」時々「ブルー・オーシャン」。

 好きなのだから仕方ないのです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

地域と地方、どうして人は比べたがる‐1677‐

 2月末に蓼科へ行った際、帰りに諏訪湖へ寄りました。

 湖を見下ろす立石公園からは、遠く御嶽山から北アルプスまでを見渡すことができます。

 手前にある小さな人工島は、夏の花火大会のために作ったもの。

 横でガイドしているのを盗み聞きしていたのですが、凄い人出だそうです。

 湖畔まで下りて、下諏訪の街も歩いてみました。

 下諏訪宿は中山道の宿場町で、あちこちから温泉が湧き出しています。

 こちらは本陣ですが、休館の札が。

 ひなびた感じが良いと言えばよいのですが飲食店を見つけることはできずでした。

 観光客もまばらでは、仕方ないのかもしれません。

 下諏訪駅まで歩いてみると、御柱(おんばしら)を見つけました。

 7年毎の寅と申の年、巨大なモミの木を諏訪大社の社殿四隅に建立する御柱祭。

 この御柱は、長野オリンピックの会場に建てられたものです。

 大木を山から伐り出す際、木の上に人がまたがり、急斜面を滑り降りていくシーンを見たことがあると思います。

 その舞台となるのが、下諏訪にある「木落し坂」。

 2017年の11月、「家族で47都道府県制覇」の旅で、46番目に訪れた埼玉への道中に通りました。

 ほぼ毎回死者がでていると聞くと、祭って何なのだろうと考えさせられます。

 駅前に「日本電産サンキョー」のビルがありました。

 聞き覚えがあるなと思っていたら、スケート部はオリンピック選手を何人も輩出していました。

 前身となる三協精機製作所時代には金メダリストの清水宏保も所属していたとのこと。

 駅前も閑散としており、街中での食事を諦めたのです。

 妻が見つけてきた卵料理の人気店「なとりさんちのたまごや工房」まで移動しました。

 娘は親子丼。

 長男は「トロふわ」が売りのオムライスを頼みました。

 値段も良心的で、こんなに人が居るんだと驚くくらい繁盛していました。

 お客さんは正直なものです。

 レストランへ行く途中、「EPSON」のロゴが見えました。

 諏訪湖の豊かな水源があることから、一帯は明治時代から製糸業で栄えました。

 その後、セイコーなど時計を中心とする精密機械工業、現在ではセイコーエプソンを中心とするハイテク産業が盛んです。

 セイコーエプソンはセイコーのグループ会社ではありますが、独立した上場企業です。

 アトリエには3つのプリンターがありますが、ひとつはエプソン製。プリンターは極めてリーズナブル。インク代が高いのは皆が一様に持つ不満だと思います。

 しかし利益を出す理由がなければ、内陸の諏訪を本社とし、これだけの隆盛を極めることは出来ないでしょう。

 東京から見れば大阪も含め、全ての都市は地方都市と言えます。

 しかし地域と言う言葉にはそういった区別はありません。

 ある建築史家が「地方という言葉は慎重に使わなければならない。私は地域という表現をするようにしている」と言っていました。

 私もずっとそうしてきました。

 人は残念ながら比べたがる生き物です。もっと突き詰めて言えば、その上で自分が優位な点を探したがります。

 その真理を槇原敬之は「世界にひとつだけの花」という歌のメインテーマに据え、自らの価値観を表現しました。

 自らの価値観というよりは、人の良心と言った方が良いかもしれません。

 多くの人が賛同した通り、人は相反する両面を持っているのです。

 彼にはそれを掘りだせる感性を大切にしたまま、何とか悪しき習慣を断ち切って貰いたいとも思うのです。
 
 美しい景色、祭、人気レストランと見直すべきものは近くに沢山ある気がします。

 宮崎駿は「人は半径3mの世界に生きる」と言いました。何を置いても、近くにあるものが一番大切なのは間違いありません。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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お願いし忘れた‐1672‐

 コロナウィルスの影響で、関西の小中高も概ね休校となりました。

 我が家は何とか留守番できる年齢になったので、「今日は自分達で昼食を作る」と張り切っていました。

 保育園、幼稚園で閉めているところは少ないようなので、小学校低学年の子供がいる家庭が一番大変でしょう。

 娘も無事受験を終えたので、年明けに御祈祷して貰ったお札を返しに行ってきました。

 京都が閑散としていると聞いていたのですが、北野天満宮はそうでもありませんでした。

 お守り等は、願いが叶ったならお返しするのが基本です。

 と言いながら、現実にはそう出来ていない事も多々あります。

 しかし北野天満宮だけは別。

 兄妹とご利益を頂いたので、自然と足が向かいます。

 梅の名所であることもその理由のひとつでしょうか。

 境内の梅もまさに盛りでした。

 僅か2ヵ月で、これだけ景色が変わるのですから訪れたくなるというものです。

 お参りした後に娘が「あっ」と小さな声を出したので、「どうかした」と聞くと「後で言うわ」と。

 梅苑は紅、桃、白と様々な種が咲き乱れていました。

 忙しなく花をついばむ色鮮やかな鳥はウグイスでしょう。

 その色のコントラストは、感嘆するほど美しかったのです。

 天神さまのお使いとして、神牛の像がいくつかありますが、あやかれるようにと頭を撫でていました。

 帰りの車で「さっきは何だったの」と娘に聞くと「コロナウィルスがおさまりますようにってお願いし忘れた」と。

 父親に対して娘は厳しいものですが、そんな事をお願いしようと思ってくれるだけで嬉しいものです。

 信じるものは救われる

 良く聞く言葉ですが、信じれば必ず救われるとはなっていません。しかし、信じることが出来ない人が救われることもない気がします。

 神も仏も人の心が作り出したものだとします。なら、神や仏が存在し得るのは人の心の中だけ。

 自分を信じ、未来を信じ、人類を信じるしかありません。

 人類はもっと大変な危機を、何度も乗り越えてきたから私たちは今存在しています。

 勿論、犠牲になった人も居るでしょう。そこに自分が入るかどうかは、神のみぞ知るなのです。

 と言うことは、やはり神様は居ることになりますが。

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