カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

大暑に対抗、梅田打ち水大作戦‐2132‐

先週土曜日、現場からの帰りに梅田を通りました。

夕方になれば、少しだけ暑さがまし。

「釣り道具を補充しておくか」と、釣具屋さんのある大阪駅前第4ビルへ。

阪神百貨店の東側に、かなりの人だかりが。

「梅田涼しくな~れ!」の掛け声と共に打ち水をしていました。

「梅田打ち水大作戦」というイベントのようです。

第4ビルの北側にはパトカーが止まっており、こちらも人が集まっています。

すると、太鼓と笛の祭囃子が聞こえてきました。

先の打ち水も「梅田ゆかた祭2024」の一環のようです。

夕方とは言え、まだまだ暑い中大変だと思いますが、やはり夏は祭りが似合います。

こまめに休憩を挟みながら、ゆっくりと行進して行きます。

「露天神」の文字が見えています。「お初天神」の名前でも知られますが、庶民の楽しみに、神社が果たしてきた役割は非常に大きかったでしょう。

子供が大きくなり、すっかり夏祭りもご無沙汰ですが、たまには屋台のお好み焼きでビールといきたいところです。

平野まで帰ってくると、ちょうど日没でした。

週末、妻と娘は儀父母の家に泊まるというので、買い出しに駅前のスーパーへ。

お惣菜を買ってエコバックに入れ、出張セットのキャスターとカバンの上に。

どんな感じに見えるのだろうと写真を撮ってみました。

相棒のゼロハリバートンのバッグセットも、かなり疲れが見える感じがします。私も同じように見えているかもしれませんが。

今日は大暑。字を見るだけで汗がでてきそうですが、打ち水で対抗したいと思います。

男子ゴルフツアーでショートパンツ解禁のニュースもありました。

身だしなみは大切ですが、コンディションキープはもっと大切。当社でも夏の間は、ショートパンツ解禁にしようかなと思います。

私の一番の強みは、何でも食べられること。夏バテは未経験です。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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ゲツモクお土産日記‐2121‐

会社には、毎日いくつも荷物が届きます。

サンプルやカタログ関係が多いので、大概はダンボール箱やクラフト紙系ですが、月曜日にちょっと可愛い箱が届きました。

山形のさくらんぼ。

もうこれは完全に宝石です。

宮城の畳メーカー「おり座」を応援しているという社労士さんからでした。

巻物の手紙を頂いたり、ご自身が山形で生産されているというりんごを送って頂いたりと、ここまでして貰ってよいのだろうか……と思ってしまいます.

このさくらんぼ、癖のない優しい甘さで、とびきり美味しかったです。

以前は、ふるさと納税でも頼んでいました。その位、娘が大好きなのです。

妻が先に持って帰り、その日の夜に私は5個ほど頂いたのですが、次の日はもう空っぽになっていました。

大人が食べ過ぎるより、体が成長している子供が食べる方が良いと思っています。ただ、もう3つ位は食べたかったかなと。

今日、木曜日は妻の両親が和歌山へ旅行に行っていたそうで、帰りにお土産を届けてくれました。

和歌山全部盛り、といった感じですがこれでも一部です。

大半は娘の胃の中へ消えると思いますが、スイカ、トウモロコシ、特に釜揚げしらすは私に当たらないと思います。

枝豆とイサキは大丈夫かなと。

この梅酢。

妻が言うには、和歌山にしかないそうで、これを使った鳥のソテーはとても美味しいです。白ワインとの相性は抜群です。

ちなみに、妻は白浜の銘菓かげろうを一番喜んでいました。

土地の産物を意味する土産(どさん)に、みやげの字を当てたのは室町時代以降だそうです。

「見上げ」が転じたという説と「宮笥(みやけ)」に由来するという説もあります。後者は神から授かった器という意味ですが、伊勢参りと強い関係があるようです。

十返舎一九の『東海道中膝栗毛』は弥次さん北さんが東海道を旅する物語りですが、庶民の移動が厳しく制限されていた江戸時代、旅は庶民の夢でした。

何故旅が出来たかと言うと、お伊勢参りを理由に通行手形が発行されたのです。

しかし、多くの費用が掛かるため、皆で積み立てたお金で代表者が参詣する「講」というシステムも考え出されました。

代表者は、お札や縁起物を持ち帰り、出資者に配ったのが、土産(みやげ)の習慣が根付いた要因だそうです。

どこにでも行くことが出来る時代ですが、実際に行ったかは大きく違います。

今年の3月、家族で仙台へ行く予定でした。しかし私はどうしても仕事が終わらずに断念。東京で暮らす長男も現地で合流し、私以外の3人での旅行になりました。

行けていたら、宮城の社労士さんにご挨拶くらいはと思っていましたが、実現せずでした。

普段、殆どお土産を買っていないのに、頂くばかりではそれこそバチが当たってしまいます。何とか、まずは出かける機会を作りたいと思います。

晩の食卓に、地域の特産物があると思うとより頑張りも効きます。

室町時代から続くというお土産という習慣に心から感謝します。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

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新米パパとママにとっての100km割引‐2119‐

阪神高速松原線に駒川から乗ると、通天閣が見えてきます。

通天閣近くのえびすジャンクションで環状線に入り、神戸線や池田線へ乗り換えることになります。

宝塚に向かう池田線の景色はなかなかのものです。

また、大阪湾沿いを走る湾岸線は、都心部とはまったく風景が異なります。

神戸方面へ車を走らせると、山と海の間には神戸線が見えてきます。

六甲山系を眺めながらのドライブもまた楽し、なのです。

先日、阪神高速から大阪都心迂回割引神戸都心迂回割引等が発表されました。

6月からの値上げと合わせて発表された、慢性的な渋滞を解消するための対策です。遠回りをしても最短ルートと同じ金額になるというもの。

特に日本一混むと言われる神戸線は、私もできるだけ避けますが、中国道まで大回りするのは、相当に混んでいる時だけでしょうか。

それよりも、絶対に混まないと絶賛お勧めしている、山麓バイパス、ハーバーウェイ、そして湾岸線を含めて、こういった対策をとってくれると一番ありがたいのですが。

他にも深夜割引関西国際空港方面割引大和川線·堺線乗継割引も始まりました。

ありがたいことですが、全て理解している人はほぼいないでしょう。

このような割引で思い出すのが、2008年頃に実施されていたネクスコの100km割引です。

ETCの普及と、経済対策の両面で実施されたのだと思いますが、兎に角複雑でした。

子供もまだ小さく、よく遠出していたので出費はできるだけ抑えたいものです。

以下、2008年10月23日の日記から抜粋ですが、あらゆる割引を駆使して蓼科へ行っていました。

週末に長野の蓼科へ行ったケースで、1行程なら358kmで8,500円。4つの行程は100km以内がミソです。

1行程  近畿道「八尾」で乗り6:00までに「名神吹田」を通過。名神「八日市」で一旦流出。
※①早朝・夜間割引 50%offで1,500円

2行程  9:00までに乗りなおして、愛知県の名神「小牧」で流出。
※②通勤割引の午前 50%offで1,200円

3行程  乗りなおして、長野県の中央道「飯田山本」で流出。
※④休日昼間割引の1回目 50%offで1,500円

4行程  乗りなおして、中央道「諏訪南」は17:00までに流出。
※④休日昼間割引の2回目 50%offで1350円

計 5,550円 で差は2,950円

これだけ頑張って、浮いたのは2950円。

流出したり、流入したりするリスクを考えると割に合わないかもしれません。

この時は、友人家族との旅行でした。

現在も、学費、学費、アトリエの移転費用と、お金はあまりありませんが、当時はもっと無かったと思います。

友人は親の代からの医師です。私も全力で働いていましたが、財力の差があることは間違いありません。

何とかついていけるよう、涙ぐましい努力をしていたのです。

なのですが、案外楽しかったなあと思い出すのは、こんなことです。

アトリエmのBIOGRAPHYに載せている写真も、この時のものでした。

「一番充実していた時は?」と聞かれると、多くの人は最も苦労した時期を挙げるそう。まさに「安楽は充実を生まない」です。

ETCの割引を調べるくらい大した苦労ではないですが、2,950円節約するために半日リサーチしたことが心に残っているのだと思います。

もし、この日記を新米パパとママが読んでくれたなら、こう伝えたいです。

お金はあるに越したことはないですが、無いからこそ心に残ることのほうが多いのです。

小市民のひがみも入っているかもしれませんが。

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阪急電鉄も、座席指定サービス開始。友人関係は大丈夫か‐2117‐

一昨日、梅田にでる用事があったのですがかなり激しく雨が降っていました。

相変わらず外国人旅行者を多く見かけます。

海外に行くと感じますが、傘の考え方は各国で随分違います。

ヨ―ロッパの人たちは傘をさす人が少なめ。それで日本に来ると薄手のカッパを使うのでしょうか。カッパこそ日本独特の言い回しですが。

2週間程前に梅田を訪れた時は快晴でした。

丁度、阪急の京都線に特急が到着したところ。

中学高校の6年間を梅田-高槻市で通っていたのでやはり愛着があります。

勿論のこと、ビッグマン前は待ち合わせの定番です。

その阪急京都線でも、7月から座席指定サービスが始まるという広告がでていました。

『プライベース』は一律500円だそうです。

私鉄では、日本一の路線長さを誇る近鉄電車は、 座席指定サービス の先駆者です。

下町感満載の近鉄八尾駅前。

しかし「ひのとり」の高級感はかなりのものです。

昨年末に初めて乗りましたが、大阪上本町-名古屋の『プレミアムシート』で900円。

挽きたてコーヒーも買えて、非常に快適でした。

一昨年の秋には、お京阪の『プレミアムカー』で京都へ。

その時は、アテンダントが同乗していたのですが今もそうなのでしょうか。

そこまでは要らない気もしますが。

大阪-神戸、大阪-京都は、JRも含めて競争がし烈な路線です。各社が切磋琢磨してサービスが向上するのは、利用者にとってはメリットしかありません。

ただ一点、気になることがあります。

中学高校の6年間、阪急京都線の梅田-高槻市を使っていたと書きました。1980年代は通勤・通学ラッシュもえげつなく、通勤特急はいつも超満員でした。

通っていた高槻中学・高校は私学です。大阪の下町で育った私には、想像もつかないくらい裕福な家の子供が沢山いました。

当時はかなりの混雑でしたから、そんな家庭なら「座って勉強できるんだから『プライベース』で通いなさい!」となるはずです。

まさか、座席指定サービスを中高生禁止とはならないはず。もし私の時代に、このサービスが始まっていたら、猛烈に格差を感じたと思います。

それで、良い友達関係は築けるのだろうか……いらぬ心配でしょうか。

幸いにも、娘は近鉄電車で高校に通っていますが、『プレミアムシート』で通わせてくれと言われたことはありません。現在は、そこまで混まないのかもしれませんが。

『プレミアムシート』『プレミアムカー』に続いて『プライベース』。

サービスが始まったら、まずはお手並み拝見といきたいと思います。

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やってないだけやん!‐2115‐

ツツジが満開になるこの季節。

毎年1回は、宮崎県の都城市で参加した、車の合宿免許を思い出します。

大学の生協で予約したので、色々な大学から参加者が集まり、とても楽しかったのです。

と思っていたら、あっという間に、子供が免許を取る歳になりました。

同じように合宿免許で取得し、無事免許が交付されたと写真を送ってくれました。

本人の尊厳のため、しっかり目にぼかしておきます。

小さい頃からずっと伝えてきましたが、①命 ②安全 ③健康 の優先順位だけはいつも忘れずにと、メッセージを送っておきました。

東京からの合宿免許は東北が多いそうで、このあたりは土地柄を感じます。

米沢だったと言うので、写真を送ってと頼んでおきました。

その写真が、なんともいい!

春の仙台行きも、私だけキャンセルになったので、こんな風景を見に旅へ出てみたいものです。

ちなみに、免許取得費用は半分だけ出してあげたはず。あやふやですが。

米沢城址には、伊達政宗生誕の碑があるよう。

すぐ近くには、江戸時代の名君として知られる上杉鷹山の像も。

この小さな街になぜ偉人が多いのでしょうか。

九州の小大名の家に生まれた鷹山は、上杉家に養子としてやってきました。

明治時代に内村鑑三が西欧に向けて英文で書いた「代表的日本人」では西郷隆盛など5人を取り上げています。

その中で、上杉鷹山は2番目に登場します。

米沢藩は、秀吉の時代には大藩でしたが、関ヶ原の戦いでは反徳川となり、当然冷遇を受けます。

17歳で9代目藩主となった鷹山は、困窮していた藩の財政を、産業の振興、人を得ること、賞罰をはっきりすることなどで立て直して行きます。

「民の幸福は、治者の幸福である」と語っている、まさに理想の日本人です。

中でも最も知られた言葉でしょう。

成せば成る なされば成らぬ 何事も

成らぬは人の なさぬなりけり

何度も読み返してしまう、禅問答のような含蓄のある言葉です。

しかし、現代語訳すると「やってないだけやん!」となるでしょうか。

動いていない車のハンドルをいくら操作しても景色は変わりません。まずは動いているか、自分の足元を確認する必要がありそうです。

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八尾南から八尾市縦断バスの旅‐2113‐

間もなく工事が始まる、八尾市でのプロジェクトがあります。

建築確認申請を提出するために、八尾市役所へ色々と手続きに向かいました。

平野のアトリエから八尾市役所へは車が早いのですが、その後、市内へ移動するのはやや億劫。

地下鉄谷町線の終点、八尾南駅まで行って、近鉄バスで行ってみることにしました。

駅前ロータリーはかなり立派です。

駅の正面に建つステーションプラザ八尾南は、全面カーテンウォールのなかなか恰好のよい建物。

その右奥に見えるのは、福原愛さんも所属していたミキハウスの本社です。

2019年に一度見に来ましたが、設計は黒川紀章です。

反対に、駅の北側は何も無いかなり広い空間があります。

駅の改札横に、ここが元は八尾空港の一部だった写真が展示されていました。

出入口に沿って、飛行機が並んでいるのが見てとれるでしょうか。

他にも、ひとつ手前の駅周辺の長原遺跡と、八尾南遺跡から出土したもののレリーフが展示されていました。

地下鉄の延長工事のため、1974年から1980年まで断続的に発掘が行われ、約1万年前の旧石器時代の石器から、室町時代の井戸の跡まで、多くの遺跡が発見されたとあります。

湿地帯だったことを活かし、弥生時代から稲作が行われていた痕跡も見つかったそうです。

古墳銀座と言ってもよい、藤井寺市のすぐ北にある八尾市は、早くから多くの人が暮らしていたのです。

また、なんとも八尾らしい告知も。

八尾えだまめの収穫体験は、参加費1000円で、1kgも収穫させて貰えるようです。子供が小さい時ならすぐに申し込んでいたと思います。

行けなくても、参加費はお出しするので、半分けしてくれないかなと思うのです。

現在は八尾空港とは少し距離ができましたが、小型飛行機、ヘリコプターが断続的に離陸している音が聞こえてきます。

バスに乗ると、すぐに八尾空港の横を通過しました。

ここは、子供連れの家族にお勧めです。人も少なく、子供は飛行機大好きですから。

途中、バスはJR八尾駅を通過します。

八尾市役所前で下車し、各担当部署をまわり手続きをすませました。

市役所から近鉄八尾駅まで歩き、近鉄大阪線で市内の審査機関へと向かったのです。

3つの駅の中でも、近鉄八尾駅前は、イトーヨカドーやアリオもあり一番賑やかな感じでした。

仕事で出掛ける時も何か楽しみは見つけたいといつも思います。

八尾南駅、JR八尾駅、近鉄八尾駅と、近鉄バスで八尾市を縦断するバスの旅でした。

ただ、八尾南駅に笑えない告知もありました。

それはそうでしょう。

駅員さんもこれは大変です。

室町時代ならこんな注意は受けなかったでしょうが、残念ながら現代はそうもいきません。

太古から多くの人が暮らす街です。美しくあれるよう、そこは皆さんよろしくお願いします。

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トンビに撃墜されない範囲で、‐2112‐

土曜日は、日本でオーロラが観測されたというニュースがありました。

自然の話と言えば、温暖化、記録的豪雨など、聞き難いものが多い中、何とも夢のあるニュースでした。

強力な太陽フレアが連続して発生したのが要因で、北海道から能登半島までの日本海側で観れたとありました。

被災された北陸の皆さんにとって、一服の清涼剤になったと思いますし、改めて自然の奥深さを感じたのです。

同じ土曜日に、「下北山村の古民家〈リノベーション〉」のゲンバ日記をスタートしました。

初回は計画の説明の前に、私の下北山村愛がほとばしる内容になってしまいましたが、よければのぞいてみて下さい。

下北山村はニホンカモシカから熊まででるところですから、猿、鹿は普通に会います。

前回七色ダムへ行った際も、水面近くまで降りてきて、新芽なのか花弁的なものなのか、ムシャムシャ食べていました。

ドローンで撮影する時は、国交省に飛行許可を申請すると共に、ダムの管理者、電源開発の方にも許可申請を提出しています。

5月5日も、ゲンバ日記用に池原ダムで撮影していました。

この日は天気がよく、ドローンが飛んで良い空域、150m近くまで高度を上げました。

あたりにはトンビも多く生息しています。

風を受け、空中でくるりとターンする様子は気持ちよさそうですが、上空から人間の食事を狙っていることもあります。

以前、長男が食べていたバナナを上空から狙われ、音もなくかっさらわれました。

あの鋭い爪でバナナを捕まえた瞬間、バサリと羽が私の顔に当たりました。

子供に怪我がなかったのが何よりでしたが、皆さん是非ご注意下さい。

実は、これ程近くに飛んできたのには訳があります。

トンビはドローンを自分の制空権を犯す侵入者とみなします。いつもなら、この辺りで暮らす住人がすぐに威嚇してくるのです。

しかし、この日は近くに居なかったようで、順調に撮影していたのですが、ある瞬間音もなく現れ、こちらに滑空してきました。

それで急いで高度を落としたのです。

すでに何機かのドローンが撃墜されているそうで、あやうく新機を破壊されるところでした。

下北山村の自然に対する愛情は、ひとかたならぬものがあるのですが、常に片思い。何とも切ないものです。

「バカの壁」の著者、養老孟司は、戦後日本は「都市化」したと考えると理解しやすくなると言いました。

車が走り難いからアスファルトを敷き、雨が降ると買い物がし辛いと屋根を架けました。

ジャングルで石に躓いても誰も怒りませんが、ニューヨークで歩道に穴がありそこで怪我をしたら、市を訴えるのです。

コントロールできないものをどんどん排除し、文明は発展してきました。しかしその弊害として「何事も人のせいにする人が増えた」そうです。

この話、稀代の論客が鋭く現代人を考察しており、身につまされる思いがします。

魚が釣れないのは、誰のせいでもなく自分の知識と技術の至らなさ。

熊やトンビに駆逐されない範囲で、「言い訳」という錆を削り落としたいと思うのです。

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池原→七色→池原‐2110‐

ゴールデンウィーク後半。

前回は、仕事だけでお預けだった池原ダムへ。

う回路を回って3時間15分かけてやってきました。

ボートを駐艇しているトボトスロープへ。

ボートの昇降ができない水位まで下がっており、降ろすことができませんでした。

1年に1回あるかないかの為に、牽引の許可は取っています。

しかし、ボートを繋ぐと全長が12m程になり、運転はかなり神経を使います。

特に、バックでボートを湖に入れるときは、慣れていないので難易度マックスなのです。

しかし、ここまでやってきてそうも言っておられず、南にある七色ダムへ。

スロープ60は、若いときはかなりお世話になりました。

何とか湖に浮かべるところまで済ませひと段落です。

「下北山村の古民家リノベーション計画」もかなり進んでおり、現場に寄って撮影をしてきました。

この日は、早めにバンガローに戻ってワーケーションです。

翌日は早朝から湖上にでました。

池原ダムと同じ熊野川水系にありますが、七色ダムは景色が随分違います。

水位変化が少なく、景色が優しいのです。

名物、発電所跡.

穏やかな水面の上を疾走します。

今回は、ボートのシステムを色々やり替えたので、テストの意味合いもありました。

しかし上手く機能せず、釣りはせずに再びトボトスロープにボートを戻しました。

折角戻ったので、全国のトボトスロープファンにお届けします。

上空115mからの空撮です。

今朝、大阪に戻ったのですが、ゴールデンウィーク最終日は生憎のお天気になりました。

それでも、紀の川を通ると、多くの鯉のぼりが風に泳いでいました。

子供が小さい時、長期休暇は本当に全国を走り回っていたことを思い出しました。休暇の過ごし方も、歳と共に変化していくものです。

明日からはフルスロットルで疾走します。

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変人の人生を掛けた挑戦‐2108‐

ゴールデンウィークに入りました。

今日明日と少し雨が降るようですが、概ね好天の予想。前半はしっかり働らき、後半は仕事を兼ねて遠出できたらと思っています。

仕事もようやく一区切りがつき、経営の勉強会に参加するため、近鉄電車で向かいました。

地下鉄からは鶴橋で乗り換えます。

ディープ大阪の変わらぬ景色にホッとします。

一方、変わっていく景色も。

以前は、古き良きたたずまいの本屋さんがあった場所です。

寿司屋さんに罪はありませんが、何とも寂しい限り。

八戸ノ里で下車。

第二寝屋川を渡る頃、丁度日没でした。

本当に日が長くなりました。

会場を提供して下さっている会社に着くと、沢山の在庫が駐車場に出ていました。

物不足の影響で、原材料を多めにストックしたものを整理しているそうです。

円安の影響もあり、メーカーの方は尚大変です。

以前、鶴橋にあった「高坂書店」は2023年の8月末で閉店しました。

先日のニュースでは、書店ゼロの自治体が27%になったと報じています。

本大好きの私が思う書店の価値は、「明確な意思がなくても、本をスピーディに探せる」に尽きると思います。

どんな本が欲しいか決まっていたら、Webサイトで購入すれば良いですが、決まっていない時に大きな差ができます。

そんな時は、ジャンルだったり、作家だったり、ポップだったり、装丁だったりで探すのが楽しいのです。

パソコンの、ましてスマホの画面の中で、読みたい本を探すのはとても難しいし、もっと言えば苦痛に近いものがあります。

空間を見渡せることこそ、最大の価値だと思うのです。

レビューを見て、評価やお勧め度を知れるメリットは大きいですが、それとて書店で手に取って本を選ぶことに比べればワクワク度は大きく劣ります。

受け身すぎると思うのです。

行政も、「まちの文化発信拠点としての書店」を期待し、施策を打っていくでしょうが、やはり一番の問題は若い人が本を読まないことです。

そういう私も、この点は大きな敗北感を味わいました。子供に本の楽しさを教えきることができてなかったのです。

「本当に面白い本を読み続ければ、絶対に本好きになる」と思っていました。

実際、中学校になってスマホを持つまでは、兄、妹ともかなりの読書量でした。しかし、スマホが供給する、スピディーで可視化が不用なエンターテイメントに全て取って変わられたのです。

なんとかそれを覆そうと足掻いたのですが無理でした。

これは我が家の問題ですが、多くの家庭で起こっている現実だと思います。ということは、現時点で書店が増える可能性はないということになります。

私は今でもスマホをほとんど使いません。というと、変人扱いですが、その代わり本はいつも1冊はカバンに入っています。

1日は24時間しかないので、単純に言えばスマホか本の2択なのだと思います。

私が本を読み続ける理由は「立派な人になれる」と信じているからです。

スマホか本か。立派になれるかなれないか。人生を掛けて挑戦してみたいと思います。


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■ 『ESSE-online』にコラム連載

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桜せつなく‐2102‐

今日は生憎の天気でしたが、昨日は好天に恵まれました。

南から光を受けている時の阪急百貨店は、特に美しく映えます。

低層部は以前の阪急百貨店のデザインを活かし、2010年から順に高層部が開業しました。

向かいの阪神百貨店も、同じように旧百貨店部を活かし高層化した建築です。

2022年に全館が開業しました。

しかし北向きにつき、光の受け方は正反対になります。

長年のライバルだった阪急と阪神が、大阪梅田ツインタワーズ・ノースとサウスに名前を変え、同じ企業になるのですから、時代は変わるものです。

2つの高層ビルを縫うように走る御堂筋を南下すると、色づいた街路樹が見えてきます。

この時期に紅葉しているのはノムラモミジでしょうか。

更に南に下ります。

阪神百貨店の南にある大阪駅前第4ビルの横を過ぎると、 第3、第2、第1ビルが西へと並ぶ東西の通りに出ます。

梅田で最も桜が美しい場所と言えばここしか思いつきません。

今年の1月末に、第3ビルと第2ビルの間から西を見た写真です。

2カ月でこれだけ変化があるのですから、インバウンドが増加するのは当然と言えば当然かもしれません。

何度でも楽しめるのが日本の四季。

外国人もあちこちでシャッターを切っていました。

通りの両側に桜はありますが、日を受ける北側の景色が特に美しいのです。

第4ビルの西隣に建つのは梅田DTタワー。

この時期、1階にあるカフェは、この桜を眺めながら一服できる特等席になります。

このあたりの桜に、若干詳しいのには理由があります。

2015年の4月2日に「seven dreamers Umeda Osaka」がグランドオープンしたからです。

場所は、このカフェの真向かいでした。

完全オーダーメイドの高級ゴルフクラブシャフト、快眠サポートグッズ「ナステント」、後に全自動衣類折りたたみ機 「ランドロイド」と、世の中にないものを作り、快進撃を続けていた「seven dreamers」。

同ブランドの3店舗目としてオープンしました。

工期は非常に厳しく、深夜に現場で打合せがあったこともありました。

しかし「ランドロイド」の販売まで資金が続かず、2019年の春に破綻してしまいます。

計画に関わった者として残念ではありますが、ブランドをゼロから立ち上げるという、貴重な場面をつぶさに見せて貰うことができました。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる。

経営の神様、松下幸之助のよく知られた言葉です。

何があったとしても、春は必ずやってきます。

桜はせつなく美しい。色々なものを糧として、今年度もただ前に進むだけです。


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■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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