ゲツモクお土産日記‐2121‐

会社には、毎日いくつも荷物が届きます。

サンプルやカタログ関係が多いので、大概はダンボール箱やクラフト紙系ですが、月曜日にちょっと可愛い箱が届きました。

山形のさくらんぼ。

もうこれは完全に宝石です。

宮城の畳メーカー「おり座」を応援しているという社労士さんからでした。

巻物の手紙を頂いたり、ご自身が山形で生産されているというりんごを送って頂いたりと、ここまでして貰ってよいのだろうか……と思ってしまいます.

このさくらんぼ、癖のない優しい甘さで、とびきり美味しかったです。

以前は、ふるさと納税でも頼んでいました。その位、娘が大好きなのです。

妻が先に持って帰り、その日の夜に私は5個ほど頂いたのですが、次の日はもう空っぽになっていました。

大人が食べ過ぎるより、体が成長している子供が食べる方が良いと思っています。ただ、もう3つ位は食べたかったかなと。

今日、木曜日は妻の両親が和歌山へ旅行に行っていたそうで、帰りにお土産を届けてくれました。

和歌山全部盛り、といった感じですがこれでも一部です。

大半は娘の胃の中へ消えると思いますが、スイカ、トウモロコシ、特に釜揚げしらすは私に当たらないと思います。

枝豆とイサキは大丈夫かなと。

この梅酢。

妻が言うには、和歌山にしかないそうで、これを使った鳥のソテーはとても美味しいです。白ワインとの相性は抜群です。

ちなみに、妻は白浜の銘菓かげろうを一番喜んでいました。

土地の産物を意味する土産(どさん)に、みやげの字を当てたのは室町時代以降だそうです。

「見上げ」が転じたという説と「宮笥(みやけ)」に由来するという説もあります。後者は神から授かった器という意味ですが、伊勢参りと強い関係があるようです。

十返舎一九の『東海道中膝栗毛』は弥次さん北さんが東海道を旅する物語りですが、庶民の移動が厳しく制限されていた江戸時代、旅は庶民の夢でした。

何故旅が出来たかと言うと、お伊勢参りを理由に通行手形が発行されたのです。

しかし、多くの費用が掛かるため、皆で積み立てたお金で代表者が参詣する「講」というシステムも考え出されました。

代表者は、お札や縁起物を持ち帰り、出資者に配ったのが、土産(みやげ)の習慣が根付いた要因だそうです。

どこにでも行くことが出来る時代ですが、実際に行ったかは大きく違います。

今年の3月、家族で仙台へ行く予定でした。しかし私はどうしても仕事が終わらずに断念。東京で暮らす長男も現地で合流し、私以外の3人での旅行になりました。

行けていたら、宮城の社労士さんにご挨拶くらいはと思っていましたが、実現せずでした。

普段、殆どお土産を買っていないのに、頂くばかりではそれこそバチが当たってしまいます。何とか、まずは出かける機会を作りたいと思います。

晩の食卓に、地域の特産物があると思うとより頑張りも効きます。

室町時代から続くというお土産という習慣に心から感謝します。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

メディア掲載情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA