カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

50歳の顔‐1715‐

 「東京が……」などとは言っていられてない状況になってきました。

 感染症というものは、なかなか一筋縄では行かないものだと思い知らされます。

 真夏に濃桃色の花をつけるサルスベリ。

 クローバーからは、蒸せかえるような夏草の匂い。

 小学生の頃、草っぱらのようなグランドで、はいつくばって練習していた頃を思い出します。

 当時の少年野球の練習は、信じられないくらい厳しかったのです。バットでゴツンは当り前でした。

 新型肺炎が暑さや湿気に弱いのではという幻想は、夏の扉を開くと、脆くも崩れ去って行きました。

 それでも夏が大好きです。

 昨日、あるメディアの取材がありました。

 公開されるタイミングで告知しようと思いますが、写真撮影もありました。

 撮影が好きかと聞かれれば、口ごもってしまいますが、仕事はいつも「人気の市」です。
 
 知って貰わなければ、市にも出られません。オファーがあれば出来る限り引き受けてきたのです。

 7月28日。

 ナニワ生れのナニワ育ちと言うことで、50歳になりました。

 0歳。

 10歳。

 練習はスパルタでしたが、その分、少年野球のチームは結構強かったのです。

 20歳。

 予備校のソフトボール大会で優勝しました。何をしてるんだという話もありますが(笑)

 小学校の時、区大会で準優勝したので得意なほうです。20歳の写真が1枚もなく、正確に言うと19歳ですが。

 30歳。

 鬱で1年仕事を休んでいた頃です。人生で一番太っていたはず。

 40歳。

 娘が3歳の七五三です。Ohanaの石井さんに撮って貰いました。

 50歳。

 今年の年賀状なので、こちらも正確に言えば49歳。

 40歳になった時「男は40歳になったら、自分の顔に責任を持て」という、16代アメリカ大統領リンカーンの言葉を引きました。

 不惑から更に10年が経ち、ついに天命を知る歳となりました。

 「 英語で書かれた20世紀の小説ベスト100 」に選ばれた『1984』の作者ジョージ・オーウェル。

 彼の言葉として、以下の言葉を紹介しているサイトがありました。

 50歳で人は自分にふさわしい顔になる

 リンカーンの言葉を知った時、覚悟は決めたつもりです。ジョージ・オーウェルの言葉を聞いた時、逃げも隠れも出来ないとはっきり分かりました。

 50歳になると、見た目と内面は等しいのです。

 35歳の頃「思ったことをそのまま口に出せる人になろう」と決めました。

 その頃出会ったクライアントに大きく影響を受けたのですが、仕事用の口と、それ以外の口を持っているから駄目なのだと思ったのです。

 そもそも、腹で思っていることと、口からでてくる言葉が違っているか、違っていないかは、誰でもすぐに分かります。

 例えに上げて悪いのですが、1日に何百本もの営業電話をしている人の声は、誰が聞いてもすぐに分かります。そして、その声の人と話し続けたい人は一人もいません。

 なら、その反対を目指せばよいだけです。

 50歳となり、書いた通りの人に成れているとは思っていません。しかし、天命を知った気もするのです。

 装ったり、繕ったりできない年齢に入りました。なら、心を高め、魂を磨き、ありのままの自分を成長させるしかありません。

 もう50、まだまだ50。勝負はここからです。

 ひとまず、耳順の60歳までフルスロットルで10年を生きます。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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僕は独りじゃなかった‐1713‐

 大阪で暮らして半世紀。

 それでも知らない街がまだまだあります。

 敷地調査に向かう途中、「今里」の交差点を通りました。

 あの五叉路の大きな交差点です。

 交差点の景色も広い!

 ちょっと爽快なくらいです。

 私は千日前通りを東から入ったのですが、その手前で見つけました。

  「そばの住吉 中華そば」

 看板が、その味を担保してくれているかのよう。

 控えめに「高井田ラーメン」と言う文字も見えました。

 このあたり出身の方が、凄く美味しいと言っていた老舗ラーメン店なのだと思います。

 特にラーメン好きでない、いえ正確に言えば、美味しいに決まっているので、辞められなくなっては大変と、あえて食べないようにしている私でも、入ってみたくなる店構えでした。

 更に西へと進むと、とてつもなく大きい煙突?

 地下鉄の換気口でしょうか。

 「今里ロータリー」という呼び方は、昔はチンチン電車の終着駅があって、ロータリーになっていた名残なんですよ、と地元の方が教えてくれました。

 今里は、もっとじっくり訪れてみたい、ディープ大阪な街だったのです。

 世の中には色々なwebサイトがありますが、建築家を集めたサイトも結構あります。

 そのうちのひとつが『homify』

 ドイツ発で、世界規模のサイトです。

 立ち上がってすぐの頃、ドイツから「登録して貰えませんか?」と電話がありました。

 こちらのサイトでは、常に上位に表示して貰っていますが、更に上に表示もあります。

 こちらは「Ad」と小さくマークが入っているので、広告です。

 それがあまり分からなくしているのは、ビジネスとしては理解できます。

 ただ、私はこの類の広告料は払ったことがありません。

 それでも、上位に表示されるのは「レビュー」と言われる、感想が沢山入っているからのはずです。

 アメリカ発の、『houzz』というサイトもあります。

 こちらは「大阪の建築家」というカテゴリーで20番目くらいでしょうか?

 『houzz』は住宅専門のサイトで、12名のクライアントがレビューをつけてくれたおかげで、何とかこの位置に居れるのです。

 少し前までは、5番目より下に下がったことは無かったのですが、同じような話で「ad」というマークが入っている会社が上位に入ります。

 そのマークがあるものは別扱いなので、2度、3度と掲載されるよう。

 広告料を払っていない会社としては3番目くらいでしょうか。上にあるのは、より「レビュー」が多い会社です。

 当社のwebサイトは、本当に頑張ってくれるので、建築家関係のサイトが立ち上がるとき、先方からオファーが無かったことは無いと思います。

 登録数が少ないときには、客寄せパンダが必要なので直接アプローチがくる。登録数が増えれば、有料広告を打ちませんかとアプローチがある。

 先方の話も分からなくはないのですが「では、初めに協力して差し上げた恩は、無かったことになってる」という気持ちも間違いなくあるのです。

 それはそれで癪なので、『うえだクリニック』の院長に「できればレビューをお願いできないでしょうか?」とメールしました。

 そのレビューが、本当に心から嬉しいものでした。

アトリエm、守谷さんを知ったのは、クリニックを新築し移転するため、インターネットでクリニックの建築経験がある建築家を検索しているときでした。 今まで、自宅の建築、クリニック開院時のテナント内装工事と大規模改装の計3回建築に携わり、その都度、違う設計士の方とご一緒させていただきましたが、次回もお願いしたいと思うことがなく、今回のクリニック建築の依頼先に悩んでいました。 そんな時、インターネットで検索していて目が留まったのが、アトリエmさんのHPにある「ゲツモク日記」でした。長年にわたり、月曜と木曜の週に二回、日記を書き続けるのは簡単にできることではありません。内容も機知に富み、守谷さんの人柄もにじみ出ています。これを見て、この方に会って話を聞いてみたいと思い、連絡して事務所を訪れました。 最初の訪問時に、なぜアトリエmに目が留まったかを聞かれ、「ゲツモク日記の継続力と内容から見えてくる人柄」と答え、「作品ではないんですね…」とガクッとされたことが昨日のように思い出されます。(もちろん、作品も魅力的だったのでオファーしました!) その後の定例のミーティングで、施主(私)の生い立ちから現状、仕事、家庭、趣味嗜好など、一見建築とは関係ないようなことまでお話しし、私や私のクリニックに対する思いを十二分に問診?されました。(これが設計の細かなところに反映されてきます) アトリエmや現場での打ち合わせは数十回、200時間は優に超えたと思いますが、あっという間でした。 設計の段階では、こちらの希望を第一に、できることできないことを教えていただき、そして、様々なプランやアイデアを提案していただきました。また、建築はコストとの戦いですが、設備等の価格の調整提案も様々なアドバイスをいただきながら一緒に考えていただけます。 設計から施工期間まで、次々と生じる問題点にも適切に対応していただき、消費税増税が決まっていたため、かなりタイトなスケジュールの中、クリニックの建物はもちろん、MRIやCT等の医療機器に関する特殊な設計・施工管理も、きっちりとしていただけました。 おかげさまで、令和1年9月、綱渡りのようなタイトなタイムスケジュールの中、無事にクリニックをリニューアルオープンでき、患者さんやスタッフからも好評をいただいています。 もうすぐ、移転してから1年になります。今振り返っても、忙しかったですが、楽しく有意義な時間でした。 10年後ぐらいに自宅のリノベーション又は建て替えを考えているので、その際には、是非、守谷さんにお願いしたいと思っております。

 友人ができても、こちらの熱量が上がれば上がるほど、最終的に友人は去って行きました。

 少しでも良くなって欲しい、少しでも成長したいという純粋な気持ちだったと思っていますが、そんなことを友達には求めていなかったのだと思います。

 リラックスして、楽しい話をできるほうが良いのだということも分かります。

 多分私は、しんどい人間なのです。

 そんな私が、どれだけ熱を込めても、トップギアに入れて話しをしても、全て受け止めてくれるのはクライアントだけでした。

 若い頃、彼女を除いては、生涯孤独なんだろうと思っていました。

 しかし「仕事」という島には、私の話を本気で聞いてくれる、もっと言えば、お代を払ってでも聞いてくれる方が居てくれたのです。

 クライアントとの関係が無かったなら、私の人生はどうなっていたんだろうと思います。

 よって、クライアントはクライアントであり恩人です。いつも、命以外の全てを捧げる覚悟をしています。

 今回は、機知に富んだ内容とは程遠い内容でした。

 それでも、本当に思っていること以外書きたくありません。暑い夏が始まるので、時には直球ど真ん中も投げてみたくなったのです。

 今日は海の日。

 こんなことを書きながらも、湖にやってきました。この話はまた来週に。

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STAY ATELIER‐1692‐

 ゴールデンウィークは、多くの人達と同じように何処にも出掛けずでした。

 胸を張って出掛けることが出来た時、その爽快感をイメージしながら、ここは「忍」の一文字です。

 子供達も同じですが、ようやくweb授業が始まり、すこしずつペースを掴んできたようです。

 ”STAY HOME”でなく”STAY ATELIER”。

 折角時間があるので目一杯働きました。

 ずっと滞っていた「私の家」計画は、一旦「両親の小さな家」となりましたが、再び建てることにしました。

 子供達も2日間だけ手伝いに来て貰ったのです。

 人手不足につき、自分達の家の模型は自分達で作る。

 長男が「僕、向いてないと思うわ~」と言い、無理だったら掃除に切り替えると。

 娘は手先が器用なので大丈夫のはず。

 要領を伝えておくと、思った以上に進んでいました。

 私にとってはATELIERがHOMEみたいなもので、昼ごはんは小さなキッチンで作ります。

 おでん風煮込みとハヤシライス。

 長男は辛口カレー。

 とても美味しいと喜んで食べてくれました。

 レトルトですが(笑)

 しかしご飯は鍋で炊きました。

 2合半炊きましたが、2人で殆んどを平らげたのです。

 ようやく授業が始まったので、休憩時間には宿題をしていました。

 学校が始まった時、その有り難さが身に染みると考えれば、こんな貴重な体験はそうありません。

 これからは「勉強しなさい!」と言わずに済むでしょう……とまではならないか。

 苦手かもと言っていた長男ですが、意外に上手。

 小学生にアルバイト代は出してはいけないそうで、娘にはお駄賃、長男にはいくらかアルバイト代を渡しました。

 「こんな楽しい上に、お金まで貰えて!」と、二人とも上機嫌で家に帰っていったのです。

 そこから2人で出し合って、母の日のプレゼントを買ってきていました。

 もし長男が現役で大学に入り、下宿したとすれば一緒に暮らすのはあと3年足らず。

 クライアントの幸せを実現するのが私の仕事なので、設計においては、家族を一番後ろ回しにしてきました。

 そろそろリミットが来たようです。

 やる以上は全力がモットーです。今年中には必ず建ててみせると、大見得を切っておきました。

 2011年のゴールデンウィークは、初めて4人でフェリーの旅にでました。

 9年も経ったのですからご飯も沢山食べるはずです。

A photograph is wonderful.

2011年5月 熊本/阿蘇

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鳥取ボウリング‐1678‐

 先日現場日記で、子供が「ボーリングに行きたい」と言っていると書きました。

 「いやあ、ボウリングは密室だし、ちょっと……」と答えると、「島根に行ったらいいやん!」と。

 先週末の三連休は 大阪、兵庫の往来自粛のアナウンスもありました。

 車で越えて行くのが良いのか駄目なのか分かりませんが、阪神高速から中国道へ。

 ネクスコの予報では、宝塚東トンネルの渋滞は朝6時から10kmとなっていました。

 現在の状況なら渋滞は減ると思い、7時頃通過したのですが、渋滞3歩手前という感じでした。

 渋滞は8時頃からだったようなので、多くの人が連休の旅行をキャンセルしたことが分かります。

 コロナウィルス感染者が現在確認されていないのは、南から鹿児島、岡山、島根、鳥取、富山、山形、岩手、青森。

 ボウリング場を調べると、岡山と鳥取の距離がほぼ同じで、鳥取自動車道を北上します。

 他県の人からすると、大阪人には来て欲しくないかもしれませんが、家族全員体調は万全。
 
 マスク、アルコール消毒と対策も整え、鳥取へのボーリング場を目指します。

 鳥取は7年前にゆっくり回りました。

 魚が美味しく、良い印象しかありません。

 赤茶の瓦屋根を多く見かけます。島根の石州瓦は赤茶と光沢のある黒が特徴。その影響だと思います。

 9時頃に鳥取駅に到着。

 まずは目抜き通りを歩きます。

 しまっている店も多かったのですが、「すなば珈琲」は開いていました。

 2014年当時、鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」と言ったことからオープンしたという話は何となく覚えています。

 現在は駅の反対側にスターバックスコーヒーが出来ました。

 しかし話題性だけでなく、モーニングセットの充実ぶりは名古屋なみです。

 子供はトーストのセット。

 私はたまごかけごはんのセットを頼んでみました。

 これで540円は安い。

 コーヒーを持ってきて貰うタイミングもiPadでオーダーできました。

 地元の人と観光客が半々と言った印象でしょうか。

 かなり混んで来たので店を出ました。

 鳥取市内で唯一確認できた、鳥取スターボウル

 ボーリングはそれ程行った事がある訳ではないのですが、娘たっての希望でした。

 聞くと「ガーター防止柵無しでやってみる」と。

 初めのゲームは、子供特有の左にひっかけてのガーターを連発していました。

 2ゲーム目からは「柵有りにするかな」と思っていたら、このまま続けると。

 それならと、私もギアをひとつ上げて投げ方を教えたのです。

 2投に1回くらいはピンを倒せるようになってきました。

 何でもそうですが、少しは結果がでないと続ける気持ちになれないもの。ましてや遊びなら尚更です。

 ボーリングを好きになるか、嫌いになるかの分水嶺は何とか越えたでしょうか。

 その後、鳥取砂丘も訪れたのですが凄い風でした。

 ここからは次回にしたいと思います。

 欧米では、外出禁止令まで出ていますが、日本がこれからどんな状況になるかは分かりません。

 それでも、人生を楽しむと決めておくしかありません。

 零細企業の経営者など、常にピンチ、ピンチの連続です。

 ピンチの後にチャンス有り、などというレベルでなく、ピンチ自体をチャンスと曲解するくらいの気持ちがなければとてもやって行けません。

 「○○力」などというタイトルの書籍をよく見かけますが、私が書くとするなら「曲解力」でしょうか(笑)

 しかし実際、このような事態にならなければ急遽鳥取へ行くことにならなかったと思います。

 やはり大事なのは曲解力。勿論、ピンチをチャンスへと曲解するのであって、チャンスを曲解する必要はありませんが。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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サクラサク‐1660‐

 電報といえば結婚式での祝電くらいになりました。

 サクラサク

 この意味が分かるのはどの世代まででしょう。昭和31年に早稲田大学が始めた合否通知電報が始まりと、あるサイトで紹介されていました。

 センター試験と同じタイミングで中学入試もスタート。娘が無事、第一志望に合格してくれました。

 私達の頃とは違い、かなりの校数を受けることが可能になり、同校でランクアップにも挑戦できます。

 昨日も午前と午後で別の学校を受験。合格した場合のオペレーションが妻ひとりでは無理と分かり、午後の部は私が付き添うことになりました。

 多くの学校で合否発表が始まるなか、続々と友人の合格が伝わってきます。未発表の娘はかなり緊張した面持ちで第二志望の試験会場へ入って行きました。

 試験開始と同時にweb発表がありました。

 本人は不安の中で受験中。出来るだけ早く伝えてあげたいと、早めに出口付近で待っていたのです。

 顔が見えると、すぐに大きく○のサインを出すと、塾で一緒に勉強してきた仲間のもとへ報告に行きました。

 もしかすると涙がでるかなと思っていましたが、只々歓喜の時間だったのです。

 塾で待機してくれていた先生にもすぐ報告。

 兎に角幸せな夜になりました。

 日曜午後は私が付き添うと決まると「お父さん、これ持ってきて」と手渡されました。

 受験終わりの電車でも読みたいくらいの本好きです。

 娘はもともと真面目なほうだと思いますが、塾に行き始めた頃の成績は、真ん中くらいだったはずです。

 あんな学校へ行って、こんな学生生活を送りたいという目標が出来たのが、昨年の夏あたりだったでしょうか。

 その頃から成績がぐんぐん上がり始めました。

 塾の先生が「これだけ順調な成長曲線は見たことがない」と言ってくれたのです。

 3年前の長男は、合格点と同点で合格という引きの強さを見せてくれましたが、私、長男、娘には共通の弱点がありました。

 算数です。

 建築は理系に分類されますが、私は200点満点のセンター試験で最終年でも100点そこそこ。筋金入りです。

 長男もそこがポイントでしたが、何とか算数の失点を最小に抑え、得意の国語、理科でカバーしました。

 この傾向は娘もほぼ同じで、算数以外は夏以降の伸びもあり、かなりの点数を取っていました。

 しかし、その算数も時々良い点を取ってくるようになったので「大分自信ができてきた?」と聞くと、「ん~、勘が当たれば」と。

 「えっ、勘で書いてるの?」と聞くと、以下のような裏技を持っていると教えてくれました。

 算数には図形問題があります。それが手に負えない問題だった時、わかる範囲で図形に情報を書き込みます。そして、消しゴム等を使ってかなり正確に測り、答えを導くそうなのです。

 これが結構当たるそうで「塾のみんなには『神の目』って呼ばれてて結構有名やで」と得意気です。

 『ゴッド・アイ』とも言われるそうで、この話を聞いた時は思わず笑ってしまいました。

 自慢できる方法では全くありませんが、その工夫と執着心や良し、なのです。

 塾の先生がくれた絵馬ですが、素晴らしいメッセージでした。

 その先生から、激励会で「受験できるのは、お父さんお母さんのお陰。感謝の手紙を書かこう」と提案があったそうで、前日にそれを貰いました。

 内容はここでは触れませんが、よく友達と居残り勉強をしたりと、先生、仲間にも恵まれました。

 しかし、最も可能性が高いと思っていた4教科受験より、算数、国語のみの回でランクアップ。受験とは一筋縄ではいかないものです。

 また、簡単に「得意、不得意」などと言うべきではないと、改めて知らされたのです。

 帰宅してからのご褒美は「笑ってはいけない青春ハイスクール」。

 家族皆で「テレビ断ち」をしていた反動で、一気に4時間くらい観ていました。

 体調のこともふまえて、一週間前からは「お刺身断ち」も。娘はお刺身が大好物なのです。

 ようやく私も「お刺身」にありつけます。

 サクラサク

 何とも美しく、儚い響き。

 実際の春はまだですが、娘の名前には、春という字を入れました。

 人生の春を掴んで欲しいし、一生春であって欲しいと願います。

 実はランクアップした回の算数がかなりの高得点で、これが良い結果を牽引してくれました。

 もしかすると『ゴッド・アイ』加点があったのか……

 中学受験を控えるお子さんが居られる方は、教えてあげて下さい。勿論奥の手なので、受験の少し前で。

 結果は大事ですが、一番大切なことでは無い気がします。

 努力と創意工夫が習慣、習い性になることが、最も大切なことだと思うのです。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:スタイル別』2019年12月31日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が2位に選出

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『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
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運命は拓く‐1656‐

 今日から仕事始めの方が多いでしょうか。

 いやいや先週から働いているよ、という方も居られるでしょう。

 いずれにしても、日本列島の休暇モードは昨日までという感じです。

 1月3日に、北野天満宮を参ってきました。

 合格祈願と初詣でを兼ねてですが、6:30amから御祈祷の受付が始まるので、朝5時起きでの出発です。

 普段は朝があまり得意でない娘も、この日ばかりはスカッと目が覚めた感じ。

 彼女は子年なので年女。

 早生まれなら、年男、年女で中学受験を迎える訳です。

 長男も早生まれなので、年男だったんだと思いながら、本殿右手の社務所で受付を済ませました。

 待合室でふざけ合う兄妹ですが、基本的にとても仲が良いのです。

 6:30amの初回の御祈祷は、他にはひと家族だけ。

 長男の時もそうしたので、縁起をかついだのです。

 3年前の長男の受験時は、終盤まであまりエンジンの掛かっている感じはありませんでした。

 しかし、1月に入ると急にギアが上がり、第一志望を合格点同点で通るというギリギリセーフの結果を出してくれたのです。

 これは道真公のお導きに違いないと、今回も参らせて頂いたのです。

 3年前と同じく、鳥居の奥の東向きに絵馬を奉納します。

 娘が手が届かない感じだったので、私が結んだのですが、寒さもあり、一瞬手から滑り落ちそうになり、かなり慌てました。

 そう言えば3年前の同じ場面で、長男が絵馬を結ぶ際に地面に落としてしまいました。

 その時は何も言わなかったのですが、この日初めて「あの時、絵馬を落としたよな」と長男に言うと、「僕も覚えてる。だから国語の時、お腹が痛くなったのかな」と笑っていました。

 お腹が痛くなっていなかったら、ギリギリよりは上の点数で通ったというのが、彼のかねてからの主張なのですが(笑)

 松下幸之助、東郷平八郎、原敬、そして私の尊敬する稲盛和夫さんが影響を受けたという、ヨガの達人で、思想家である中村天風さんの著書が『運命を拓く』です。

 MLBの歴史を変えたと大谷翔平選手もこの本を読んでいるとも知りました。

 天風哲学を一言で表すなら「ポジティブ」です。

 いくつもの至言が散りばめられていますが、この例えが私はとても分かりやすかったのです。

 人間の血液の中にはバクテリアが襲ってくると直ちにこれを取り囲み、特殊な液体を注いで殺してしまうように自然にできている。

 宇宙は全て上手くいくように出来ているにも関わらず、良くないことが起るのは、全て消極的、ネガティブな考えからきていると。

 消極的な言葉も決して使ってはならないと言います。

 もし「ああ暑い、どうにもやりきれない」と言ってしまったとしたら、続けて「と昔は言ったけれど」とすぐに打ち消しておけばよろしい、とまで書かれています。

 これを読んだ時、思わず笑ってしまいましたが、私達のような一般人にもできる救済法が書かれていることに、より迫力を感じました。

 元々私も、決してポジティブな方ではありませんでした。批判的な意見を常に口にする論客のような人を格好良いとさえ思っていたこともありました。

 しかし今は全くそう思いません。それはカウンターカルチャーのようなもので、時代を動かすことはないと思っています。

 先日も長男に「ネガティブな言葉は絶対使ってはいけない」と言うと、「僕、ネガティブな言葉は使わないよ」と。

 スマホの呪縛から何とか解き放たれて欲しいと思っていますが、確かに、彼がネガティブな言葉を使っているのを聞いたことがありません。

 お金の使い方が分かるまで三代掛かると言いますが、彼も本気でポジティブを実行してくれたら、孫は正真正銘のポジティブとなってくれるでしょうか。

 孫の前に、まずは娘に幸運が訪れますように。

 しかし運命は自らの手で拓くしかありません。善きことを思い、善き行動をすれば、結果がついてこないはずなど無いと信じています。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:スタイル別』2019年12月31日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が2位に選出

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【News】
『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出
『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019年 暮れは元気にご挨拶‐1654‐

 30年続いた平成から令和へと元号が変わった2019年。残すところ1日となりました。

 今年最後の日記は、勝手ながら私の1年を振り返ってみます。

1月 憧れのウェーデルン‐1549‐

 2019年の初日の出は、霊峰・御嶽山の麓から望みました。

 長男はボード、娘はスキーの腕を随分上げたなと感心したのです。

2月 運命のルーレット‐1562‐

 久し振りに「サロンのある家」に寄せて貰いました。

 竣工して13年が経ちましたが、こちらのクライアントには、本当に色々な事を教えて貰いました。

 この日も子供にお土産を頂いてしまったのです。

3月 サヨナライチロー‐1573‐

 不世出の天才打者、イチローがついに引退しました

 MLBに居るあいだに、観戦に行けなかったことに悔いが残ります。

 磯崎新が日本人として8人目のプリツカー賞を受賞したのも3月でした。

4月 毎日がスペシャルで記念日‐1574‐

 「さかたファミリー歯科クリニック」が、『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』に掲載されました。

 物創りが私の仕事です。

 そして、本気のクライアントと出会うため、出来上がった作品を発信し続けるのです。

5月 子供は鏡で未来‐1584‐

 娘が小学6年生になり、中学受験をするので旅行はゴールデンウィークまで。

 時々喧嘩もしますが、とても仲がよい兄妹です。

 子供は社会の鏡で、人類の未来。その基本は家庭にあることを肝に銘じておかなければなりません。

6月 私の年輪‐1597‐

 「Ohana」は2009年の竣工です。

 今年も恒例のBBQに呼んで貰いました。

 年輪は冬の成長が遅い部分が濃く見えるもの。

 労苦を伴わない仕事はありません。作品こそが年輪なのです。

7月 取材大好き‐1602‐

 何度も取材を受けて貰っている「回遊できる家」

 それでも奥さんが「上の2人は取材が大好きですし、守谷さんが居なかったらこの家はできていませんから」とまで言っ下さり……

 創り手冥利につきるのです。

 この日の取材は、9月30日発売 の『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』掲載されました。

8月 心の空き地にも水やりを‐1613‐

 20世紀初頭の啓蒙思想家、ジェームス・アレンは言いました。

 心という庭に、美しい花の種を植え、雑草を抜き、水やりをし、手入れをしなければ、花が咲くことも、実がなることもないのだと。

 美しい花の種は、美しい心からしか生まれてこないのです。

9月 ペリ追悼「建築は建築家よりも大切で、都市は建築より大切なもの」‐1625‐

 アルゼンチン生まれの建築家、シーザー・ペリが今年の7月に亡くなりました。享年92歳。

 9月にペリの作品、国立国際美術館で開催された「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」へ行ってきました。

 「都市は建築よりも大切で、建築は建築家よりも大切なのだ」

 当たり前のことを、完全に理解しているからこそ一流なのだと思うのです。

10月 香港・マカオの旅① <摩天楼、スターフェリー編>‐1630‐

 沢木耕太郎の「深夜特急」は、バックパッカーのバイブルと言われます。

 私も沢木ファンで、殆どの作品を読んでいると思います。

 そのスタートの地が、香港。

 若き日の沢木青年が夢中になった街は、期待を裏切りませんでした。

 ② <マカオ、100万ドルの夜景編>③ <美食の都と動乱編>④ <さよなら香港、人と街と建物編>と、4回に分けてUPしました。

 I・M・ペイ設計の「中國銀行ビル」がひときわ美しかった香港。平静が戻ることを心から願います。

11月 地獄からの復活-1640‐

 近年、マツダのデザインが随分良くなったなと思っていました。

 「モノ造り革新」を推進、成功させた金井元会長は、当時どん底だった社内には「どうせ」という負け犬根性が蔓延していたと言います。

 そこで鼓舞するのです。

 弱者でも誇りは高くあれ

 少し手を加えさせて貰い「弱者こそ誇り高くあれ」だと書きました。

12月 お目が高い!‐1645‐

 houzzという建築の専門家紹介サイトで、「中庭のある無垢な珪藻土の家」のキッチンが、日本で5番目に多く保存されたということでした。

 特別なことをした訳ではないですが、地道に綿密にクライアントと創り上げたキッチンが選ばれたことがとても嬉しいのです。

 見る人は、必ず見てくれていると、自信になるのです。

 2019年の2月。10年務めてくれた田辺さんが産休に入りました。

 出産の前日まで仕事を務め上げてくれ、できる限りのことをしてくれ、本当に感謝しかありません。

 新入社員も数名採用しましたが、最も長く勤めてくれた女性で3ヵ月。1ヵ月未満の人も数人居ました。

 多くのオファーを頂き、それに何とかお応えするために、設計・監理に関しては私一人で全ての仕事を担当させて貰いました。

 チームを構成できなかったことは、自分の未熟さ故と反省しています。

 しかし、私が何かを譲歩して迎え入れることもないのだろうなとも思います。

 そんなことがこの時代に成立するのかしないのか、真剣勝負はこれからも続きます。

 ある同業の方が「日記、時々拝見しています。守谷さんの頭の固さがよくでていますよ」と。

 決して悪意ではなく、良い意味でとのことでした(笑)

 今年の状況は、ある程度予想出来ていたので、個人としての標語は以下のように決めていました。

 時間は命、全ての瞬間を全力で

 これを完全にできたということは、勿論ありません。ただ、気持ちとしては1年間持ち続けてきたつもりです。

 来年も、全く同じ気持ちで望むほかありません。「運命は勇者に微笑む」というジェフリー・アーチャーの言葉を信じて……

 今年もこの日記、そして現場日記にお付き合い頂き、誠に有難うございました。

 皆様にとって、2020年も素晴らしい一年となりますことを確信しています。

2019年12月30日 守谷昌紀

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出

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煮ても焼いても食べられないもの-1645‐

 昨日は、国交省主催の説明会があり、梅田スカイビルへ行っていました。

 私は高いところが苦手で、あのシースルーエスカレーターにはもう二度と……

 誰にも頼まれていませんが、思い出すだけで足がすくみます。

 空中庭園下の広場では、「ドイツ・クリスマスマーケット」というイベントが催されていました。

 大きなクリスマスツリーが目を引きますが、ヒュッテと呼ばれる木製の小屋はドイツからやってきたそうです。

 説明会の後、イベント会場をぐるりと回ってみました。

 観光客でしょうか。

 欧米人なら昼間から飲んでいても様になって見えるのは、こちらのコンプレックスでしょうか。

 何れにしても、楽しむということに関しては、日本人より長けているとは言えそうです。

 多くの士業は、職能をもって業務の独占が認められています。よって、変わって行く法制度についても勉強していかなければなりません。

 今回の説明会は建築士へ向けたもので、2019年の5月に改正公布された省エネ法についてでした。

 省エネ規制は、環境のことを考えるとより厳しいものになって行かざるを得ません。

 素晴らしいことですが、省エネ性を上げるとなると間違いなくコスト増の方向となります。

 それらを負担するのはクライアントであり、実務の現場に立つ私としては、何とか金額を調整し、着工、竣工へこぎつけなければなりません。

 この仕事を選んだのは自分なので、これもまた宿命と、楽しむほかないのです。

 今週初めだったか「人気たこ焼き店を所得隠しで指摘」というニュースがありました。

 新梅田食堂街は、中学生のころから通っていました。

 庭とまでは言いませんが、その店がミシュランに掲載されていたことのほうに驚きました。

 昨日のぞいた時も、行列が出来上がっていました。

 同じお金を払うなら、やっぱり美味しい方が良いということでしょう。

 ただ、私のような野次馬に好奇の目で見られる従業員の人は辛いと思います。

 人は誰もがプライドを持って働きたいはずですから。

 考えてみれば、この煮ても焼いても食べることのできないプライドというものが、自分の羅針盤だったとよく分かってきました。

 中学、高校の頃、学校の先生には「キレやすい子」と言われました。

 喧嘩することを正当化するつもりはありませんが、プライドを傷つけられるような言動を放っておけるほど穏やかな人間ではありませんでした。

 侮蔑されたと感じると「ふざけるな!」となっていたのです。

 大人になっても根本は変わりませんが、流石に取っ組み合いの喧嘩をする訳には行かないので、そんな時は、すぐに席を立つことに決めました。

 それで友達はめっきり減りましたが、特に後悔はありません。

 もっと言えば、自分の人生において、大切なものが何なのかよく分かってきました。

 全ての判断、取捨選択は自分がしてきたもので、例外は1つとしてありません。

 この日記は「建築家 守谷昌紀のゲツモク日記」としている通り、建築家は私より前ですぐ近くにあります。

 大学生の頃、夜のジョギングで居酒屋の前を通った時、仕事を始めたら帰りにちょっと一杯のような場面があるのかな、と想像していました。

 しかし現実は、家、仕事場、現場の往復だけで全く無し。加えるなら時々湖でしょうか。

 考えてみれば大切なものは全て近くにあるのです。

 判断するときに勇気を持たせてくれたのがプライドだったと言えば、格好をつけすぎでしょうか。

 「煮ても焼いても」のフレーズの通り、あまり良い言われ方をしない「プライド」ですが、物創りの上でマイナス側に働いたことは一度もないと思うのです。

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

子供のビデオ-1644‐

 東京や大阪は、中心部まで高速道路でアクセスできます。

 非常に便利ですが、交通渋滞を引き起こす要因にも。

 世界の都市を見ると、幹線道路は郊外までが一般的で、珍しいケースと言われています。

 府道2号(中央環状線)は、一般的には「中環」と呼ばれる幹線道路。

 「外環」(国道170号線)と共に、大阪の中心部をぐるりと囲むように走る、由緒正き幹線道路と言えます。

 「中環」で堺に入ると「大泉緑地」が見えてきました。

 中環を挟んで南にある、「堺市立のびやか健康館」はゴミ焼却場の熱を利用した、健康・スポーツ施設。

 そのフォルムから想像できる通り黒川紀章の設計です。2000年の完成。

 大泉緑地も子供が小さい時には良く来たなと思い、少し立ち寄ってきました。

 色づく樹々に誘われ、小道を進むと園内はまさに極彩色。

 樹々をみるなら最も美しい時期かもしれません。

 平日だったので少な目ではありましたが、食べ物の焼ける匂いが風に鼻に届きます。

 消し炭捨て場がある通り、BBQ可能なエリアがあり、まさに憩いの広場となっているのです。

 さらに歩くと、遊具のあるエリアにでました。

 数組ですが、2歳から4歳くらいの子供を連れた家族が、遊んでいます。

 この大きな滑り台も懐かしい。

 この遊具は、上がり下がりが大人には結構大変で、汗をかきながら付き合ったものです。

 紅葉もまさに盛り。

 この遊具は、いったい何と呼ぶのでしょう。

 昔は前後に動いていた気もするのですが……

 公園もあちこち行ったので、記憶は曖昧ですが。

 小さなブランコがついていたらしい遊具は、カゴの部分が撤去されていました。

 危険回避の観点から、ブランコのない公園が増えたという記事もありました。

 管理する府の立場からすると難しいところだと思います。

 しかしこれだけ広い芝生はなかなか無いので、本当に貴重な公園です。

 実は週末にもう一度、大泉緑地を訪れました。

 帰り道、車から見えたイチョウが、あまりにも美しかったからです。

 夕方だったので少し影がでていましたが、それでも多くの人が、シャッターを切っていました。看板もイチョウですし(笑)

 観光客らしい韓国人の若い女性も、互いに写真を撮りあっていました。

 日本の秋は世界一美しいと言っても、叱られることはないでしょう。

 クライアントと打合せをしていた時、子供が小さい時に撮ったビデオの話になりました。

 「そろそろ整理をしないと」という話になり、夫婦で少し観てみたそうです。

 初めは自分達も若く、子供達も幼く「可愛いね」と言いながら観ていました。

 可愛いのですが、段々とどちらかと言うとプラスではなくマイマスの気分になってきたそうです。

 そして、「次は葬式の時にでも流して貰えばいいか」という話になったそうです。

 お子さんは成人されていますが、ご夫妻とも私と同じような年代です。

 いつも明るくポジティブご夫妻だったので、その感想に若干驚きましたが、理解できる気もしました。

 若い父親、母親の余裕の無さは、観ている自分が一番分かっているはずです。

 子供はただ可愛いでは済まず、立派に、力強くその人生を生き抜いて貰わなければなりません。

 あんなことも出来たんじゃなかっただろうか、こんな言い方なら、最も上手く伝えられたのでは、と色々な場面が蘇ってくるのだと想像します。

 それは、ただ楽しいだけの時間ではないかもしれません。

 人は後悔をする生き物です。だからこそ人類はこれだけの進化を遂げたのだとも思うのですが。

 自分の葬式に、ビデオが流れるのは悪くないかもしれません。ただ、撮ったのは殆ど私なので、私自身の出演は無しです。

 そう考えると、葬式は子供達、子孫へエールを送る場なのかもしれません。

 秋には人生の晩秋を想い、春には青春を思い出します。

 四季は、仮の人生を1年で経験させてくれます。

 台風や地震と共に、恐ろしくも繊細な自然が、日本人のメンタリティに大きく影響を与えているのは間違いないと思うのです。

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