カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

運命は拓く‐1656‐

 今日から仕事始めの方が多いでしょうか。

 いやいや先週から働いているよ、という方も居られるでしょう。

 いずれにしても、日本列島の休暇モードは昨日までという感じです。

 1月3日に、北野天満宮を参ってきました。

 合格祈願と初詣でを兼ねてですが、6:30amから御祈祷の受付が始まるので、朝5時起きでの出発です。

 普段は朝があまり得意でない娘も、この日ばかりはスカッと目が覚めた感じ。

 彼女は子年なので年女。

 早生まれなら、年男、年女で中学受験を迎える訳です。

 長男も早生まれなので、年男だったんだと思いながら、本殿右手の社務所で受付を済ませました。

 待合室でふざけ合う兄妹ですが、基本的にとても仲が良いのです。

 6:30amの初回の御祈祷は、他にはひと家族だけ。

 長男の時もそうしたので、縁起をかついだのです。

 3年前の長男の受験時は、終盤まであまりエンジンの掛かっている感じはありませんでした。

 しかし、1月に入ると急にギアが上がり、第一志望を合格点同点で通るというギリギリセーフの結果を出してくれたのです。

 これは道真公のお導きに違いないと、今回も参らせて頂いたのです。

 3年前と同じく、鳥居の奥の東向きに絵馬を奉納します。

 娘が手が届かない感じだったので、私が結んだのですが、寒さもあり、一瞬手から滑り落ちそうになり、かなり慌てました。

 そう言えば3年前の同じ場面で、長男が絵馬を結ぶ際に地面に落としてしまいました。

 その時は何も言わなかったのですが、この日初めて「あの時、絵馬を落としたよな」と長男に言うと、「僕も覚えてる。だから国語の時、お腹が痛くなったのかな」と笑っていました。

 お腹が痛くなっていなかったら、ギリギリよりは上の点数で通ったというのが、彼のかねてからの主張なのですが(笑)

 松下幸之助、東郷平八郎、原敬、そして私の尊敬する稲盛和夫さんが影響を受けたという、ヨガの達人で、思想家である中村天風さんの著書が『運命を拓く』です。

 MLBの歴史を変えたと大谷翔平選手もこの本を読んでいるとも知りました。

 天風哲学を一言で表すなら「ポジティブ」です。

 いくつもの至言が散りばめられていますが、この例えが私はとても分かりやすかったのです。

 人間の血液の中にはバクテリアが襲ってくると直ちにこれを取り囲み、特殊な液体を注いで殺してしまうように自然にできている。

 宇宙は全て上手くいくように出来ているにも関わらず、良くないことが起るのは、全て消極的、ネガティブな考えからきていると。

 消極的な言葉も決して使ってはならないと言います。

 もし「ああ暑い、どうにもやりきれない」と言ってしまったとしたら、続けて「と昔は言ったけれど」とすぐに打ち消しておけばよろしい、とまで書かれています。

 これを読んだ時、思わず笑ってしまいましたが、私達のような一般人にもできる救済法が書かれていることに、より迫力を感じました。

 元々私も、決してポジティブな方ではありませんでした。批判的な意見を常に口にする論客のような人を格好良いとさえ思っていたこともありました。

 しかし今は全くそう思いません。それはカウンターカルチャーのようなもので、時代を動かすことはないと思っています。

 先日も長男に「ネガティブな言葉は絶対使ってはいけない」と言うと、「僕、ネガティブな言葉は使わないよ」と。

 スマホの呪縛から何とか解き放たれて欲しいと思っていますが、確かに、彼がネガティブな言葉を使っているのを聞いたことがありません。

 お金の使い方が分かるまで三代掛かると言いますが、彼も本気でポジティブを実行してくれたら、孫は正真正銘のポジティブとなってくれるでしょうか。

 孫の前に、まずは娘に幸運が訪れますように。

 しかし運命は自らの手で拓くしかありません。善きことを思い、善き行動をすれば、結果がついてこないはずなど無いと信じています。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:スタイル別』2019年12月31日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が2位に選出

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【News】
『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出
『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019年 暮れは元気にご挨拶‐1654‐

 30年続いた平成から令和へと元号が変わった2019年。残すところ1日となりました。

 今年最後の日記は、勝手ながら私の1年を振り返ってみます。

1月 憧れのウェーデルン‐1549‐

 2019年の初日の出は、霊峰・御嶽山の麓から望みました。

 長男はボード、娘はスキーの腕を随分上げたなと感心したのです。

2月 運命のルーレット‐1562‐

 久し振りに「サロンのある家」に寄せて貰いました。

 竣工して13年が経ちましたが、こちらのクライアントには、本当に色々な事を教えて貰いました。

 この日も子供にお土産を頂いてしまったのです。

3月 サヨナライチロー‐1573‐

 不世出の天才打者、イチローがついに引退しました

 MLBに居るあいだに、観戦に行けなかったことに悔いが残ります。

 磯崎新が日本人として8人目のプリツカー賞を受賞したのも3月でした。

4月 毎日がスペシャルで記念日‐1574‐

 「さかたファミリー歯科クリニック」が、『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』に掲載されました。

 物創りが私の仕事です。

 そして、本気のクライアントと出会うため、出来上がった作品を発信し続けるのです。

5月 子供は鏡で未来‐1584‐

 娘が小学6年生になり、中学受験をするので旅行はゴールデンウィークまで。

 時々喧嘩もしますが、とても仲がよい兄妹です。

 子供は社会の鏡で、人類の未来。その基本は家庭にあることを肝に銘じておかなければなりません。

6月 私の年輪‐1597‐

 「Ohana」は2009年の竣工です。

 今年も恒例のBBQに呼んで貰いました。

 年輪は冬の成長が遅い部分が濃く見えるもの。

 労苦を伴わない仕事はありません。作品こそが年輪なのです。

7月 取材大好き‐1602‐

 何度も取材を受けて貰っている「回遊できる家」

 それでも奥さんが「上の2人は取材が大好きですし、守谷さんが居なかったらこの家はできていませんから」とまで言っ下さり……

 創り手冥利につきるのです。

 この日の取材は、9月30日発売 の『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』掲載されました。

8月 心の空き地にも水やりを‐1613‐

 20世紀初頭の啓蒙思想家、ジェームス・アレンは言いました。

 心という庭に、美しい花の種を植え、雑草を抜き、水やりをし、手入れをしなければ、花が咲くことも、実がなることもないのだと。

 美しい花の種は、美しい心からしか生まれてこないのです。

9月 ペリ追悼「建築は建築家よりも大切で、都市は建築より大切なもの」‐1625‐

 アルゼンチン生まれの建築家、シーザー・ペリが今年の7月に亡くなりました。享年92歳。

 9月にペリの作品、国立国際美術館で開催された「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」へ行ってきました。

 「都市は建築よりも大切で、建築は建築家よりも大切なのだ」

 当たり前のことを、完全に理解しているからこそ一流なのだと思うのです。

10月 香港・マカオの旅① <摩天楼、スターフェリー編>‐1630‐

 沢木耕太郎の「深夜特急」は、バックパッカーのバイブルと言われます。

 私も沢木ファンで、殆どの作品を読んでいると思います。

 そのスタートの地が、香港。

 若き日の沢木青年が夢中になった街は、期待を裏切りませんでした。

 ② <マカオ、100万ドルの夜景編>③ <美食の都と動乱編>④ <さよなら香港、人と街と建物編>と、4回に分けてUPしました。

 I・M・ペイ設計の「中國銀行ビル」がひときわ美しかった香港。平静が戻ることを心から願います。

11月 地獄からの復活-1640‐

 近年、マツダのデザインが随分良くなったなと思っていました。

 「モノ造り革新」を推進、成功させた金井元会長は、当時どん底だった社内には「どうせ」という負け犬根性が蔓延していたと言います。

 そこで鼓舞するのです。

 弱者でも誇りは高くあれ

 少し手を加えさせて貰い「弱者こそ誇り高くあれ」だと書きました。

12月 お目が高い!‐1645‐

 houzzという建築の専門家紹介サイトで、「中庭のある無垢な珪藻土の家」のキッチンが、日本で5番目に多く保存されたということでした。

 特別なことをした訳ではないですが、地道に綿密にクライアントと創り上げたキッチンが選ばれたことがとても嬉しいのです。

 見る人は、必ず見てくれていると、自信になるのです。

 2019年の2月。10年務めてくれた田辺さんが産休に入りました。

 出産の前日まで仕事を務め上げてくれ、できる限りのことをしてくれ、本当に感謝しかありません。

 新入社員も数名採用しましたが、最も長く勤めてくれた女性で3ヵ月。1ヵ月未満の人も数人居ました。

 多くのオファーを頂き、それに何とかお応えするために、設計・監理に関しては私一人で全ての仕事を担当させて貰いました。

 チームを構成できなかったことは、自分の未熟さ故と反省しています。

 しかし、私が何かを譲歩して迎え入れることもないのだろうなとも思います。

 そんなことがこの時代に成立するのかしないのか、真剣勝負はこれからも続きます。

 ある同業の方が「日記、時々拝見しています。守谷さんの頭の固さがよくでていますよ」と。

 決して悪意ではなく、良い意味でとのことでした(笑)

 今年の状況は、ある程度予想出来ていたので、個人としての標語は以下のように決めていました。

 時間は命、全ての瞬間を全力で

 これを完全にできたということは、勿論ありません。ただ、気持ちとしては1年間持ち続けてきたつもりです。

 来年も、全く同じ気持ちで望むほかありません。「運命は勇者に微笑む」というジェフリー・アーチャーの言葉を信じて……

 今年もこの日記、そして現場日記にお付き合い頂き、誠に有難うございました。

 皆様にとって、2020年も素晴らしい一年となりますことを確信しています。

2019年12月30日 守谷昌紀

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出

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『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

煮ても焼いても食べられないもの-1645‐

 昨日は、国交省主催の説明会があり、梅田スカイビルへ行っていました。

 私は高いところが苦手で、あのシースルーエスカレーターにはもう二度と……

 誰にも頼まれていませんが、思い出すだけで足がすくみます。

 空中庭園下の広場では、「ドイツ・クリスマスマーケット」というイベントが催されていました。

 大きなクリスマスツリーが目を引きますが、ヒュッテと呼ばれる木製の小屋はドイツからやってきたそうです。

 説明会の後、イベント会場をぐるりと回ってみました。

 観光客でしょうか。

 欧米人なら昼間から飲んでいても様になって見えるのは、こちらのコンプレックスでしょうか。

 何れにしても、楽しむということに関しては、日本人より長けているとは言えそうです。

 多くの士業は、職能をもって業務の独占が認められています。よって、変わって行く法制度についても勉強していかなければなりません。

 今回の説明会は建築士へ向けたもので、2019年の5月に改正公布された省エネ法についてでした。

 省エネ規制は、環境のことを考えるとより厳しいものになって行かざるを得ません。

 素晴らしいことですが、省エネ性を上げるとなると間違いなくコスト増の方向となります。

 それらを負担するのはクライアントであり、実務の現場に立つ私としては、何とか金額を調整し、着工、竣工へこぎつけなければなりません。

 この仕事を選んだのは自分なので、これもまた宿命と、楽しむほかないのです。

 今週初めだったか「人気たこ焼き店を所得隠しで指摘」というニュースがありました。

 新梅田食堂街は、中学生のころから通っていました。

 庭とまでは言いませんが、その店がミシュランに掲載されていたことのほうに驚きました。

 昨日のぞいた時も、行列が出来上がっていました。

 同じお金を払うなら、やっぱり美味しい方が良いということでしょう。

 ただ、私のような野次馬に好奇の目で見られる従業員の人は辛いと思います。

 人は誰もがプライドを持って働きたいはずですから。

 考えてみれば、この煮ても焼いても食べることのできないプライドというものが、自分の羅針盤だったとよく分かってきました。

 中学、高校の頃、学校の先生には「キレやすい子」と言われました。

 喧嘩することを正当化するつもりはありませんが、プライドを傷つけられるような言動を放っておけるほど穏やかな人間ではありませんでした。

 侮蔑されたと感じると「ふざけるな!」となっていたのです。

 大人になっても根本は変わりませんが、流石に取っ組み合いの喧嘩をする訳には行かないので、そんな時は、すぐに席を立つことに決めました。

 それで友達はめっきり減りましたが、特に後悔はありません。

 もっと言えば、自分の人生において、大切なものが何なのかよく分かってきました。

 全ての判断、取捨選択は自分がしてきたもので、例外は1つとしてありません。

 この日記は「建築家 守谷昌紀のゲツモク日記」としている通り、建築家は私より前ですぐ近くにあります。

 大学生の頃、夜のジョギングで居酒屋の前を通った時、仕事を始めたら帰りにちょっと一杯のような場面があるのかな、と想像していました。

 しかし現実は、家、仕事場、現場の往復だけで全く無し。加えるなら時々湖でしょうか。

 考えてみれば大切なものは全て近くにあるのです。

 判断するときに勇気を持たせてくれたのがプライドだったと言えば、格好をつけすぎでしょうか。

 「煮ても焼いても」のフレーズの通り、あまり良い言われ方をしない「プライド」ですが、物創りの上でマイナス側に働いたことは一度もないと思うのです。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

子供のビデオ-1644‐

 東京や大阪は、中心部まで高速道路でアクセスできます。

 非常に便利ですが、交通渋滞を引き起こす要因にも。

 世界の都市を見ると、幹線道路は郊外までが一般的で、珍しいケースと言われています。

 府道2号(中央環状線)は、一般的には「中環」と呼ばれる幹線道路。

 「外環」(国道170号線)と共に、大阪の中心部をぐるりと囲むように走る、由緒正き幹線道路と言えます。

 「中環」で堺に入ると「大泉緑地」が見えてきました。

 中環を挟んで南にある、「堺市立のびやか健康館」はゴミ焼却場の熱を利用した、健康・スポーツ施設。

 そのフォルムから想像できる通り黒川紀章の設計です。2000年の完成。

 大泉緑地も子供が小さい時には良く来たなと思い、少し立ち寄ってきました。

 色づく樹々に誘われ、小道を進むと園内はまさに極彩色。

 樹々をみるなら最も美しい時期かもしれません。

 平日だったので少な目ではありましたが、食べ物の焼ける匂いが風に鼻に届きます。

 消し炭捨て場がある通り、BBQ可能なエリアがあり、まさに憩いの広場となっているのです。

 さらに歩くと、遊具のあるエリアにでました。

 数組ですが、2歳から4歳くらいの子供を連れた家族が、遊んでいます。

 この大きな滑り台も懐かしい。

 この遊具は、上がり下がりが大人には結構大変で、汗をかきながら付き合ったものです。

 紅葉もまさに盛り。

 この遊具は、いったい何と呼ぶのでしょう。

 昔は前後に動いていた気もするのですが……

 公園もあちこち行ったので、記憶は曖昧ですが。

 小さなブランコがついていたらしい遊具は、カゴの部分が撤去されていました。

 危険回避の観点から、ブランコのない公園が増えたという記事もありました。

 管理する府の立場からすると難しいところだと思います。

 しかしこれだけ広い芝生はなかなか無いので、本当に貴重な公園です。

 実は週末にもう一度、大泉緑地を訪れました。

 帰り道、車から見えたイチョウが、あまりにも美しかったからです。

 夕方だったので少し影がでていましたが、それでも多くの人が、シャッターを切っていました。看板もイチョウですし(笑)

 観光客らしい韓国人の若い女性も、互いに写真を撮りあっていました。

 日本の秋は世界一美しいと言っても、叱られることはないでしょう。

 クライアントと打合せをしていた時、子供が小さい時に撮ったビデオの話になりました。

 「そろそろ整理をしないと」という話になり、夫婦で少し観てみたそうです。

 初めは自分達も若く、子供達も幼く「可愛いね」と言いながら観ていました。

 可愛いのですが、段々とどちらかと言うとプラスではなくマイマスの気分になってきたそうです。

 そして、「次は葬式の時にでも流して貰えばいいか」という話になったそうです。

 お子さんは成人されていますが、ご夫妻とも私と同じような年代です。

 いつも明るくポジティブご夫妻だったので、その感想に若干驚きましたが、理解できる気もしました。

 若い父親、母親の余裕の無さは、観ている自分が一番分かっているはずです。

 子供はただ可愛いでは済まず、立派に、力強くその人生を生き抜いて貰わなければなりません。

 あんなことも出来たんじゃなかっただろうか、こんな言い方なら、最も上手く伝えられたのでは、と色々な場面が蘇ってくるのだと想像します。

 それは、ただ楽しいだけの時間ではないかもしれません。

 人は後悔をする生き物です。だからこそ人類はこれだけの進化を遂げたのだとも思うのですが。

 自分の葬式に、ビデオが流れるのは悪くないかもしれません。ただ、撮ったのは殆ど私なので、私自身の出演は無しです。

 そう考えると、葬式は子供達、子孫へエールを送る場なのかもしれません。

 秋には人生の晩秋を想い、春には青春を思い出します。

 四季は、仮の人生を1年で経験させてくれます。

 台風や地震と共に、恐ろしくも繊細な自然が、日本人のメンタリティに大きく影響を与えているのは間違いないと思うのです。

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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そこに山があるからさ‐1640‐

 そろそろ年賀状の準備をと思い、写真を見返しました。

 しかし家族4人の写真が全く無し。

 娘が6年生で、旅行にはあまり行けずの1年でした。

 ということで、金剛山地北端にある二上山(にじょうざん)へ。

 奈良盆地から大阪平野に注ぎ込む大和川のすぐ南にある、「ふたこぶらくだ」のような山と言えば分かって貰えるでしょうか。

 高い方が雄岳、低い方が雌岳。雄岳でも517mという高さです。

 すぐ南に日本最古の官道、竹内街道が通っており、橿原へ抜けるメインストリート脇に位置します。

 秋晴れの下、雌岳山頂から東を見ると、奈良盆地から大峰山系を望む素晴らしい景色。

 登り30分、下り20分という記載を見て気楽に訪れたのですが、想像より大変でした。

 大阪側の麓にある太子町からアプローチします。

 結構な標高まで車で登ることができるのです。

 二上山登山口に車を停め、登り始めました。

 高松塚古墳の石棺も、ここで切り出されたものです。

 縄文時代、サヌカイトは矢じり等として使われましたが、それらも採れる重要な石の産地だったのです。

 岩屋の石窟寺院は8世紀に創られたものです。大陸からの影響が色濃く表れています。

 1つ前の写真で横たわっているのは、樹齢600年岩屋杉とありました。

 先に進むと、だんだん勾配が急になってきました。

 子供達2人は急斜面をスイスイと小走りで登っていきます。

 仕事が……などと言っておらず、もっと鍛えなければと痛感したのです。

 盛りとは言えませんが、まだアザミが咲いていました。

 「花ならアザミ」は志水辰夫の小説。この花をみるといつも思い出します。

 真っ赤な花弁をつけているのはツバキでしょうか。

 目で救われるのです。

 丁度30分で雌岳の山頂に到着。

 大人にとっては大汗ハイキングとなりました。

 しかし景色は最高です。

 東には大和三山を望みます。

 一番左は耳成山でしょう。

 少し下った万葉広場からは、西の大阪平野が一望できます。

 右から六甲山地、左からは淡路島が大阪湾へせりだしているのがよく分かるのです。

 遠くは明石海峡大橋まで見えていました。

 気候も丁度よく、家族写真を撮り終え、山頂での束の間の時間を楽しんだのです。

 午後には娘の塾があり、少しルートを変えて下り始めました。

 鹿谷寺(ろくたんじ)跡を目指したのですが、ちょっとしたロッククライミングくらいの険しさです。

 10分くらいで到着。

 こちらも8世紀に創られたものと言われていますが、十三重の石塔は風化が進み、逆に凄みを感じます。

 塔全体が岩の中から削り出されたものと聞けば、もう恐れいってしまうのです。

 日本最古の貨幣である和同開珎が発見されたのもこの周辺とのこと。

 昨秋、近つ飛鳥博物館へ行ったのですが、この石塔のレプリカだったとようやく分かりました。

 日本最古の石窟寺院とある割りには、保護の仕方がやや乱暴な気もします。

 石窟内をのぞいてみました。

 何とか仏像の姿を確認することができました。

 1300年前の手跡が残っていることと、石が風雨だけでここまで削り取られることの両方に驚嘆します。

 勿論のこと信仰対象だったのですが、娯楽の少ない時代、ここでの景色、体感は最高のアトラクションだったと想像します。

 官道1号線沿いでアクセス抜群。大和国最大のテーマパークだった、といったところでしょうか。

 私はどちらかと言えば平地派です。

 街歩きは何時間でも、何日でも全く苦になりません。

 それでも気分爽快だったので、子供に「山登りもいいな」と言うと、長男が「そうやなあ。でも、なんで登るかは分からへん」と。

 「そこに山があるからさ」

 と言うと笑っていましたが。

 人は困難を望む生き物です。

 そうでなければ、結婚も、子育ても、仕事も、勉強も説明がつかないないことが多すぎます。

 「山=困難」としてみます。

 使い古されたフレーズですが、人間と人生の本質をついているからこそ、愛されているのだと思うのです。

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全力に悔いなし‐1626‐

 日曜日は前々日までの雨予報を覆し、青空となりました。

 娘にとっては小学校最後の運動会で、ひとえに喜んでいたのです。

 戦時中、天気予報は最高レベルの国家機密だったいう記事を読みました。

 ロケット、GPSなど、軍事技術の進歩が暮らしに恩恵を与えたのですが、天気予報こそ最たるものでしょう。

 国の威信を掛けて取り組んできたはずが、ここまで見事に外れるとは。

 自然とは凄いものです。

 6年生の体格は、1年生の倍以上に感じます。

 人が急速に成長する時期に、6学年もの子供達が会する小学校ほど、ドラマチックな風景は無いかもしれません。

 それも今回で最後。

 うちの子供達は、学年一とは言わないまでも、兄妹とも足が速く、運動会では随分楽しませて貰いました。

 やはりリレーは今も花形種目です。

 保育園の最終年では、アンカーでぶっちぎりの1位。最高に喜ばせてもらったのです。

 今回は、1レースの第2走者で登場。

 2位でバトンを受け取るとグングン加速し、第1コーナーでトップを捉えました。

 バックストレートで帽子を飛ばして抜き去りトップへ。

 無事第3走者へとバトンを渡しました。

 チームは更にリードを広げて1位でゴール。

 後で聞くと、「みんな喜んでくれたよ」と。

 ひとり選手が足りないとかで、続く2レースにも登場。

 そういえば、年長組の時も2回走っていました。

 皆が求めてくれるなら、これ程遣り甲斐のあることはないはずです。

 今度は4位でバトンを受け取りました。

 特に走る練習をしている訳でも、教えた訳でもないのに、飛ぶように駆け抜けていきました。

 3位との差はかなり縮めましたが、順位は変わらず。

 続けてのレースで、大きく肩で息をしていましたが、充実感が伝わってくるようです。

 運動会のラストを飾るのは恒例の組体操。

 途中にダンスもあり。

 ウェーブで締めくくりました。

 運動会も色々と難しい時代に入っていますが、皆で協力する団体演技は素晴らしいものだと思っています。

 “One of them”の人生を送って欲しくはありません。

 だからこそ“One of them”の時間を、精一杯生きて欲しいと思うのです。

 学生の頃「縛られたくない」と突っ張っていても、社会にでれば、そんな戯言は通用しません。

 縛られないどころか、誰も興味さえ向けてくれません。本当の自由が待っているのです。

 そんな人に限って「政治が悪い」などと言い出すもの。

 我慢すべき時には我慢して学び、培った能力をいずれは世間にお返ししなければならないのです。

 昨年から受け持って貰っている担任の先生も、最後の演技が終わった瞬間、涙ぐんでいるように見えました。

 40歳少し前と聞いていますが、この日も全力疾走で校庭を駆けまわり、生徒に尽くしてくれていました。

 こんなエネルギッシュな先生と出会えた子供達は幸せです。

 塩漬けのない肉と折檻されない子供は腐敗する。

 デンマークのことわざですが、勿論、折檻されたことも、手を上げられたこともありません。

 厳しくも、愛情を持って指導して貰い、感謝しかないのです。

 長男の時も、娘の時も、下町の公立小学校ですから色々ありました。

 それでも娘が5、6年生を楽しく過ごせているのは、この先生に負うところが大きいと思っています。

 夕食時「○○先生が走る姿は、ミッション・イン・ポッシブルのトム・クルーズばりだったと、褒めておいてあげてよ」と伝えました。

 すると、兄妹に「どれだけ上から目線やねん」と突っ込まれました。

 最大の賛辞のつもりで、出来れば本当に一杯奢って差し上げたいくらいなのですが。

 全力を出さなければ言い訳ばかりが先に立ちます。

 全力に悔いなし。

 いつも変わらぬ原理原則です。

 それは、そうしなかったことがあり、それを認めた人にしか分からないことでもあるのです。

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『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

銀を金に変える‐1618‐

 9月に入りました。

 取材の様子はUPしましたが「非宣伝下さい」とのことで、いきなり告知です。

 『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』9月30日発売に「回遊できる家」が掲載されます。

 300円なので、書店で見かけたら手に取ってください……でなく、良ければ購入下さいませ。

 「暦の上では秋」の言葉通り、気持ちのよい朝でスタートしました。

 週末、現場から「ちょっと急ぎで……」と連絡があり、始業前に寄ってきました。

「うえだクリニック」のリニューアルオープンは9月24日(火)。現場は最終盤に入っています。

 自動ドアも取りつき、壁の下地もほぼ完成。

 リクエストは、一旦確定を出していた外壁仕上げの確認でした。

 ワンサイズ大きな塗り見本を、左官屋さんに作って貰ったので確認して欲しいと。

 外壁もサイディングなど、工業製品全盛の時代です。

 工場で製作する工業製品は、どうしてもサイズに限界があります。しかし、品質の安定感はあり、施工の難易度は低くなります。

 左官仕事は現地で練った材で仕上げるので、広く美しい壁を作れますが、手仕事ゆえ、経験や熟練度で差がでます。

 折角の手仕事なので、念の為大きな見本を作成したということでした。

 こんなやる気のある相談なら大歓迎です。監督、私とも同じ意見で右を採用しました。

 現場仕事は手仕事が多ければ多い程、良くも悪くも差がでるのです。

 先日、子供が妻へ「誕生日プレゼントは何が欲しい?」と訊ねると、「料理を作って欲しい」と答えたそうです。

 よって、兄妹作の「焼飯パーティ」となりました。

 1回目はちょっと焦がしてしまったよう。

 2回目はとても上手にできました。

 子供だけでここまで出来るようになったのかと、感慨深いものもありますが、掛け値なしにとても美味しかったのです。

 私はアウトドア専門ですが、料理は嫌いなほうではありません。

 魚をさばく、焼肉、唐揚げ、お好み焼きといったレベルですが、焼飯にはそこそこ自信を持っています。

 その理由がこの言葉。
 
「銀を金に変える」

 台湾料理龍潭(リュータン)のオーナーシェフ、程一彦(ていかずひこ)さんが、今年亡くなられました。

 Facebookで繋がった学生時代の知人が、程さんに師事していたようで、その投稿で知りました。

 彼女は奈良テレビで料理コーナーを持っていたりと、とても頑張っているようです。

 学生時代、夕方のテレビ番組に程さんが料理コーナーに出演していました。

 偶然観たのですが焼飯の日で、先の言葉を初めて聞いたのです。

 美味しいパラパラ焼飯を作る方法は、冷ましたご飯を使う、一度冷凍したものを解凍、水で流すなど、諸説聞いたことがあります。

 残り物を入れるという、不届きな話も聞いたことがあります。

 また、中華鍋を大きくあおり、直接火を当てて油分を飛ばすなどの技術も必要です。

 しかし、程さんは「卵かけごはんを炒めるだけで、パラパラ焼飯は簡単にできます」と。

 銀シャリを黄金の焼飯にするので、「銀を金に変える」なのです。

 たかが焼飯、されど焼飯。

 医食同源の言葉通り、美味しく、健康な食事をすることは、医療行為と同等です。

 子供達も上手に作れました。

 日々の食事を、こんな簡単な言葉で良くしてくれた程さんに、なんだか感謝の気持ちを伝えずには居れないのです。

 私の仕事は、白い紙に建物を描き実現すること。

 「白を黒に変える」では負けたみたいなので「紙を幸せに変える」としておこうと思います。

 建築も料理も、手仕事と愛情にこそ差が出るのです。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』
2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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【Events】
■9月9日(月)14:00~17:00 サンワカンパニー
<グランフロント大阪>にて「無料相談会」に参加
■9月15日(日) 9:00~12:00 高槻高校文化祭にて
「頼れる卒業生」による無料相談コーナーに参加

【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

10年ひと昔‐1617‐

 月曜日から娘の小学校が始まりました。

 週休2日が増え、休みが多すぎるとは思いますが、長い夏休みは学生の特権です。

 8月は目一杯休んでも良い気もします。お母様方は少しでも短い方が良いと思いますが。

 本日の『houzz』の特集記事 「滋賀の家の家」が紹介されていました。

 『住まいの設計』『月刊ハウジング』にも掲載され、沢山のメディアに露出してくれました。

 SUVACOのインスタには「回遊できる家」が上がっており、「阿倍野の長屋」と合わせて、親孝行な作品三羽ガラスです。

 山城跡という敷地条件がまず特別です。

 それを活かしたへの字のプランに、セカンドリビングと繋がる吹抜けがこの家の中心です。

 環境は普通ではありませんでしたが、ご家族はとても気の良い方ばかりでした。

 このカットは料理が得意なご主人が、ご馳走してくれた時のものです。

 お菓子作りが得意な奥さん。

 得意と書くと、ご本人は嫌がるかもしれませんが、シューズクローゼット、キッチン、パントリーと続く動線は、この後の仕事にも活かすことができました。

 キッチンからの景色も圧巻なのです。

 しかし今回採用された写真は、上記のパントリー内の写真。

 見せたい写真と、見たい写真が異なるケースは多々あるはずです。

 それに応えるのも私の仕事かな、と思い撮影した写真が取り上げられることは結構あるのです。

 楽あれば苦ありで、わざわざ審査会場まで模型を持ちこんだキッズデザインアワード。

 先週、選外の連絡がありました。

 現行プロジェクトを進めながら、寝る時間を削って提出したものですし、正直自信もあったのですが……致し方ありません。

 朝のジョギング中に見たヒマワリみたいな気分です。

 「太陽がでていない時は、こんなに下を向いてるんだな」と思い、見ていたのです。

 ヒマワリと言えば、これまでのベストショットは、2009年夏の旅行でしょうか。

 吉田あたりだったか、富士山を従えたカットは壮観です。

 青い空に黄と緑のヒマワリ。

 「鮮やか、ここに極まれり」といったところでしょうか。

 カット違いですが、家族用の年賀状に使ったので、よく覚えているのです。

 39歳なら49歳、1歳なら11歳。10年ひと昔とはよく言ったものです。

 「歳を取った」のではなく、「生きた」と言える10年でありたいものです。

 太陽が昇れば上を向き、沈めば下を向くのが自然の植物なら、意思をコントロールできるのが人間です。

 夢は遠いなあと思いながらも、心の中の太陽=夢は、いつも南の空に上げておくしかありません。

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【Events】
■9月9日(月)14:00~17:00 サンワカンパニー
<グランフロント大阪>にて「無料相談会」に参加
■9月15日(日) 9:00~12:00 高槻高校文化祭にて
「頼れる卒業生」による無料相談コーナーに参加

【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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『homify』5月7日「碧の家」掲載
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真理か、老害か‐1616‐

 朝夕がめっきり涼しくなりました。

 僅かながらですが秋の気配も感じます。

 お盆あたりから、ショールームを続けて訪れています。

 最近はJR大阪駅の北側、グランフロントに多くのメーカーがショールームを構えるようになりました。

 ショールームのメリットは、当然ながら実物が見れること。

 アクセスを考え、一等地に広い面積を借りるのですが、反対に言えばその家賃を払っても、十分価値がある訳です。

 左手にスカイビルを見ながらグランフロント大阪南館に入って行きます。

 スカイビルはすっかりキタのランドマークとなりました。

 大阪駅とは2階レベルで繋がりますが、エントランス横に「BEAMS」の店舗がありました。

 先の全英女子オープンで優勝した、渋野日向子選手が着ていたことで話題になっていました。

 凄いことをやってのけるものですが、笑う、前向きである価値を確認させてくれました。

 20歳だというのが尚凄いのですが、写真でしか見たことがなく、実際に話している姿を拝見したいと思っているのです。

 このあたりには、ショールームが沢山あると書きましたが、撮影OKのメーカーは限られています。

 北館の一番奥、5階にある「サンワカンパニー」は撮影、SNSともにOKです。

 最奥とは言え、かなりの面積を占有しています。

 ですが、基本的には空いているので、私達にとっては非常に快適な空間です。

 実際には通販の売上が秀でているのだと思いますが、女性人気が高いメーカーでもあります。

 確かに画になるものも多い。

 電車で行くことが多いので、大阪駅の中央口を横切るのですが、夏休みシーズンにつき常に大混雑。

 インバウンド客も沢山大阪を訪れますが、梅田の地下街で「チョットイイデスカア?」と呼び止められました。

 シカゴから来たというアメリカ人でしたが、京都に行きたいと言います。

 私も大阪駅を通るのでと、一緒に歩きました。

 「京都のどこに行くの?」と聞くと「バンブー・フォレスト」と。

 嵯峨野あたりに行くんだろうと思い、「バスで行くの?」と聞くと、行ってから考えると。

 「ホテルは京都?」と聞くと「道頓堀」だと。

 限られた時間で、私の英語力では、それ以上の内容は聞けず「それは大変そうだね」と言うと、iPhoneのGoogleマップを指して「これがあるから大丈夫」と。

 まあ、それはそうだなと思い別れたのです。

 長男がアメリカから戻った際に私が怒ったのは、スマホは持っていかないと約束していたのに、実は持って行っていたからでした。

 妻からそう聞いていたのですが、本人に確認してからと思い、聞くと「持っていった」と。

 私との約束を破ったので、かなり叱りました。

 後発組の先生に「海外で接続すると、高額な費用が発生するから、絶対に使わないように」と伝言して貰ったので、実際には使っていなかったようですが。

 インターネット、携帯、スマホと、海外を旅するのも便利な世の中になりました。

 しかし、折角不便を味わえる時間を、また海外の空気を味わえる時間を、スマホには使って欲しくないと思っていました。

 スマホNGと聞いていたので、是非行ったらと言ったようなところもあります。

 問題やピンチを自分の力で解決する価値とは一体何なのだろうと思います。

 「使えるものは使ったらいいやん」と言う子供にも上手く説明できません。

 しかし、人が成長するのはそんな場面以外にありません。

 そつなく、問題のない人生を送るのが一番大切なら、私の意見は「古い」のだと思います。

 ただ「自分らしい」とか「私の価値」はあの小さな機械の中には入っていないはずです。

 その意見が「真理」か「老害」か、人生を掛けて証明するしかないのですが。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送

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『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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■『homify』5月7日「碧の家」掲載
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「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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Right Away=直ちに‐1612‐

 多くの会社は、土曜日からお盆休みでしょうか。

 昨日の日曜日、渋滞はありませんでしたが阪神高速湾岸線も結構な交通量でした。

 長男がシアトルから帰ってくるので、関空までお迎えに。

 昨年の台風で損壊した連絡橋も復旧済。あっという間に1年が経ちます。

 関空のターミナル1はレンゾ・ピアノの設計です。

 イタリアの国民的建築家と言ってよいと思いますが、確か指名コンペで勝ち取ったはずです。

 妻と娘を先に下して、初めて展望ホールに上りました。建物のフォルムがよく分かります。

 1994年の開港なので25年が経ちますが、グライダーの翼をイメージしたというフォルムは全く古さを感じさせません。

 離陸を眺めていると、3分間隔のよう。

 文字通り、飛行機が列を成して待っています。

 200~300mは離れていると思いますが、凄いエンジン音が響いてきます。

 ふわりと機体が浮かぶまで、およそ40秒。

 すぐにでも飛んで行ってしまいたい気分になるのです。

 航空機のデザインも多種多様になりました 。

 こちらは中国東方航空。

 機体の大きさがインバウンド客の多さをそのまま表しています。

 この派手な機体は香港エクスプレス。

 キャセイパシフィックの子会社で、格安航空会社(LCC)のようです。

 Lionの前にThaiの文字が見えます。

 こちらもタイのLCCのよう。

 MONGOLIANの文字が見えるのでモンゴルの航空会社なのでしょう。

 急に離陸が止まったと思ったら、海上保安庁の航空機が同じ滑走路に着陸してきました。

 すぐ目の前に海上保安庁があったのです。

 私が見ている間でも、ピーチは2度の離陸がありました。

 LCCが増えているのは時代を感じますが、最も目をひいたのもこの濃桃の機体でした。

 送れて行くと、到着ロビーはごった返していました。

 すでに長男達は手続きを済ませたよう。

 子供の世界があるはずなので、少し離れて待っていました。

 ひとつ約束を破ったので、厳しく叱るとへそを曲げていましたが、そんなことは関係ありません。男と男の約束は絶対守るものなのです。

 しかし、無事に帰ってきてくれてほっとしました。

 デルタ航空に乗っていたのですが、当日のネットニュースで「デルタ」の文字がでたので、一瞬身構えてしまいました。

 「成田を撤退して、羽田に集約」というニュースだったのですが。

 最近海外へ行けていないので、秋の連休に近場の香港へ行ってみることにしました。

 チケットと宿は全て妻任せなので「航空会社は?」と聞くと「キャセイパシフィック」と。

 長男はデルタで、私は香港エクスプレスかと勘ぐったのですが良かったです。

 LCCが駄目と言っている訳ではありませんが、一応親ですので。

 それより、今日もデモで全便欠航となっていました。

 主義主張は自由ですが、3日も帰ってこれない可能性があるなら、行くことさえためらってしまいます。

 空港に来れば、やはり米米CLUBの「浪漫飛行」。

 いつかその胸のなかまでも くもらぬように Right Away

 「Right Away」の意味が分かっていませんでした。「直ちに」だったのです。

 「迷ったら即行動」は故・星野仙一元監督の座右の銘。

 チャンスがあればいつも「Right Away」なのです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送

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