カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

やっぱりシュワシュワ‐1784‐

 学校等は春休み期間です。

 世相が微妙な感じもあり、子供達のクラブも有ったり無かったり。

 近所の公園では、ささやかに花見をしている人達がいました。

 出るな出るなと言われてもこれだけ見事に咲いているなら、致し方ないかもしれません。

 つぼみから満開まで。

 色とりどりでまさに見頃でした。

 甥っ子は国立の中学校に行っていたのですが、公立高校を受験すると聞いたのは夏頃だったでしょうか。

 私は「絶対にトライするべき」と伝えました。迷った時は必ず行動側へ。

 これは鉄則だと思っています。

 先日、見事合格したという一報が入り、久し振りに実家で集まってお祝いをしたのです。

 大人にはスパークリングワインを用意しました。

 折角なら、子供達もシュワシュワしたいだろうと探していたら、イオンで「泡立ち飲料」なるものを発見。

 勿論のことアルコールは入っていません。

 流石は東住吉区が誇るサンガリア。気が利いています。

 私が子供の頃、あるテレビ番組のオープニングで、木で組まれた塔から、足をつる紐で括った若者が飛び降りるという映像がありました。

 どこかの国での、成人の儀式だったと思います。

 そんなつまらない度胸試しは絶対止めて欲しいのですが、古来からそのような儀式は多々ありました。

 現代社会において、受験はそのような意味合いもあるのかなと思っています。

 長男が高1、そして甥っ子は中3と中1。

 めでたい席だったので「ここで宣言したら、必ず合格するよ」と、けしかけてみました。
 
 長男は意中の大学を宣言、そして中1の甥っ子も高校受験を宣言しました。

 と思ったら、その先の大学、留学先、そしてどこで働くかまで、スラスラと答えたのです。

 しかもいずれも超一流どころばかりで、もう「おそれいりました」という感じでした。

 長男においてはあと4年、甥っ子においてはあと5年で、本物のシャンパンで乾杯できるようになります。

 自分の人生もまだ夢半ばですが、子供達がもうそんな歳になったのかと少し感慨深いものがあったのです。

 そう言えば、成人を18歳に引き下げるという話があったと思います。選挙権は良いとして、お酒も18歳から?

 もしそうなら、大学に通った際は飛び切りのシャンパンで乾杯しようと思います。

 大人も子供も、乾杯はシュワシュワしているに限るのです。 

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

続・幸福論「笑うからしあわせ」‐1772‐

 通りがかった庭先から、ナンテンが顔を出していました。

 これだけ立派なものはなかなかお目に掛かりません。


 「難を転じるからナンテン」

 鬼門封じが駄洒落ですから、日本人も逞しいものです。

 二十四節気は中国の暦のようなもので、1年を24等分して季節を表す名前が付けられています。

 等分だとは分かっていませんでした。

 2月の初めには「節分」があったので、次は15日後の「雨水」です。 

 「雨水」は雪から雨に変わる頃という意味で、春を表す季語としても使われます。

 娘の誕生日もこの時期で、ささやかながら家族でお祝いしたのです。 

 最近はめっきり減ったのですが、「コメントがあった」とブログのシステムが知らせてくれました。

 久し振りだなと思い見に行くと中條先生からでした。

 中條先生は高槻中学・高校で国語を教えて下さった恩師で、昨年6月に『蒼穹』(そうきゅう)という句集を出版されました。

 ご連絡頂いたお礼に、私も著書を送らせて頂きましたが再読して下さったとのこと。

 ここまで褒めて貰ったことは、これまでの人生でもちょっと思いつきません。

中学二年生で初めて会った当時野球部の
生徒さんは今… 「ゲツモク日記」という
とても上質(上から目線でごめんなさい)
なブログを毎週月曜日と木曜日に更新し
続けています… 上記最新記事は花の画像
から始まっています… 仕事のプロは仕事
以外を語るプロでもある… いい文章です。


 私は人を褒めるのが得意ではありません。

 それは、中学生以降の人生でほぼ褒めて貰ったことが無かったからだということは自覚しています。

 親からすれば「褒めるようなことがひとつも無かった」と言われれば全くその通りで、返す言葉もありません。

 また、スタッフにしても子供にしても、素晴らしいと思えば最大限の賛辞を贈りますが、褒めて育てるという気持ちもあまり持っていません。

 嘘っぽい言葉を発するのも嫌ですし、それで本当の成長があるとも思えないからです。

 ただ、言葉の専門家に褒めて頂くのがこれ程嬉しいことなら、考え方を少し改めなければなりません(笑)
 

 先生もアランの『幸福論』を取り上げて下さったので、よく知られた行ですが引用してみたいと思います。

 幼な子がはじめて笑うとき、その笑いは何ひとつ表現していないのだ。しあわせだから笑っているのではない。むしろぼくは、笑うからしあわせなのだと言いたい。幼な子は笑って楽しんでいるのである。ちょうど食べて楽しむのと同じように。

-アラン- 哲学者

 アランは特に難しいことは記していません。かつ押しつけがましいところもないのが素晴らしいのです。

 しかし規則をつくりたいと書いています。

 「ほんとうの生き方」の中に、ぼくは「楽しませるべし」という規則を入れたい。

 アランのよく知る男の言葉として紹介されていますが、彼はこの規則によって、自分の性格までもつくり変えてしまったそうです。

 嘘を言わないで卑劣にもならないで、機会が訪れる度いつも楽しませる。

 「仕事というのは、サービス精神を忘れたらおしまい」という、松本人志の言葉とも重なるのです。

 教え子の教え子になる雨水かな
 
 今回、先生がピックアップして下さったのは、以前も触れようか、触れまいか迷った句でした。

 雪が雨になるという季語から、教え子からも教えられることがあると、心が融解していく様を詠んだものでしょうか。

 時期なのか年齢なのか、もしくはその両方なのか。要らない拘りが融けて行く。そんな実感は私にもあるのです。

 
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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快進撃はとまらない‐1769‐

 
 現場での定例打合せは、隔週を基本としています。

 「おいでよhouse」は、第1、第3の水曜日。

 クライアントの予定、監督の予定、そして私の予定を擦り合わせるのは、なかなか大変です。

 それで、曜日と周期のルールを決めて、2ヵ月から3ヵ月位先くらいまでは、スケジュールを決めているのです。   

 工事の序盤、中盤と比べると、終盤は徐々に課題も減ってくるので、自然と雑談も増えてきます。

 昨日も課題の打合せを終え、四方山話をしているとあっという間に3時間が経っていました。

 ご主人に「そろそろ仕事に戻りますね」と声掛けをして貰い気付いた次第で。
 

 私も飛ぶように会社に戻り、お握りだけ買って京阪萱島へ向かいました。

 ひとりの移動は、運転手付きの電車に限ります。

 駅前からの裏道を抜けて「かやしま写真スタジオOhana」へ。
 

 2009年秋の竣工なので、11年目に入りました。 

 レセプションと階段は、この時期が特に暖かいのです。

 2階ものぞいてきました。

  勝手知ったると言うか、苦闘の結果と言うか……

 本当に懐かしい気持ちになるのですが、道路収容に掛かり取り壊すことになったと聞いたのが4年前。

 何とか近所に敷地が見つかり、昨年からOhana第2章が動き出したのです。

 新店舗のコンセプトは「あの森のOhana」。

 まだ競争見積りがスタートしたばかりですが、このタイミングで現場日記もスタートするつもりです。良ければそちらもまたのぞきにきて下さい。
 

 現場説明を終え、予定していた帰りの電車に飛び乗り「ふ~」と一息。

 この数年、一番沢山仕事をして貰っている建築会社の社長に「所長、そんなに慌てなくてもいいんじゃないですか」と言われます。

 もっと早く進めて欲しいと言われるクライアントも実際に居ますし、求めて貰っている間に頑張っておかなければ、悔いを残すことになるような気がするのです。

 マラソンの途中がどれだけ辛くても、終わった後に頑張ることは一切できないという言葉が耳に残っているのです。

 子供達にも、「お父さんは特別な才能を持っている訳ではないけれど、毎日全力で働くことだけは続けてきた」と言ってきました。

 子供だけには、このことは言い続けるつもりです。

 先月中頃だったか、娘が「卓球の個人レッスンを受けたい」と言いだしました。小学校の時に見てくれていたコーチと話しができたそうです。

 先日も、個人戦3位の結果を出してくれたのですが、目標にしている大会がいくつかあると聞いており「分かったよ」とOKしました。

 久し振りに私も見に行ってきました。

 私も温泉卓球レベルなら、経験者以外にはそう負けないので、それなりに自信を持っています。
 
 しかし1年前、ついに本気の勝負で負けてしまいました。いわゆるガチです。

 その頃からも各段にレベルアップしていました。

 

 とても熱心なコーチで、2人はまるで会話をしているよう。

 こういった景色は何とも清々しく、気持ちのよい景色です。

 全力に悔いなし、という言葉を思い出すのです。
  

   
  自分の娘ですから、身体能力はある程度把握しています。本気でやればかなりのところまで行けるとは思っていました。

 が、想像以上でした。

  第4シードから、県の団体戦で優勝してきたのです。本人はオールストレート勝ちとのこと。

 もう快進撃がとまりません。

 この先はもっと大変だ、などと野暮なことは言いません。「成功を恐れるな」で、是非とも一番高いところまで行って欲しいものです。

 「ガチ」の由来は諸説ありますが、プロレスにおける「セメントマッチ」から来たという説も有力です。
 
 「ブック」と呼ばれる脚本があるエンターテイメント色の強い試合ではなく、本気の潰しあいの試合を指すのですが、そこから「ガチンコ」という隠語ができました。

 それがお茶の間に広がり、「ガチ」となったのです。

 できれば、数学のほうも「ガチ」でお願いできると、お父さんは最高に幸せなのですが。

 そこのとこ宜しく、と永ちゃん風に締めておきます。
 

■■■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載

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光と言葉‐1764‐

  
 12月は師が走り回るから師走。

 1月は近しい人達が集まり、仲睦(なかむつ)まじいから睦月(むつき)というのが有力な説だそうです。全く知りませんでした。

 クライアントの皆さんも、今年は親族の集まりなどは控えたという方が大半でした。来年こそは睦まじい本当の睦月となることを願います。

 今日は晴れた割には温かい朝でした。

 冬至から1ヵ月程経ち、日の光も少し強さが増してきました。

 土曜日はクライアントとの定例打合せが2件あったので、先に現場回り。

 残念ながら日が差しておらず、脱型後初めて訪れた「打放し H型プランの平屋」の美しさがもうひとつ伝わらずで……

 などと思っていると、雨も降り始めました。

 ずぶ濡れになる前に数枚撮影し、建物内に入ったのです。

 木造や鉄骨造と違い、鉄筋コンクリート造は強度がでるまでに時間が掛かります。

 それで、このようなポストの森となるのですが、これはこれで現場らしい雰囲気があります。

 まだ水分を多く含んでいるコンクリートは黒っぽく、まるで御影石のような美しさと光沢があります。

 「地球の歩き方」よろしく、もし「現場の歩き方」を出版するのなら、この構造体なら、どのタイミングで現場へ行けば、こんな景色を見れますと、かなり正確に予想することができます。

 そうこうしていると、南の開口から日が差してきました。 

 現場は、まだ窓の無い粗削りな空間だからこそ、ハッとするくらい美しい瞬間があるのです。

 急いで足場を登り、再度撮影。

 少し日が差すだけで、随分と印象がかわるものです。

 午後に移動した「The Longing House」も、南から日を受け、平屋部のフォルムがはっきりしてきました。

  25畳程あるLDKはトップライトを備えています。

 最後の最後まで、採用と不採用を揺れていましたが、施工できるギリギリのタイミングで、採用が決定しました。

 クライアントは「やっぱり採用して良かった」と。

  

 昨日、中学生の娘が卓球の大会で3位になったとメールがありました。

 この状況なので観戦は不可。よって詳細は娘から聞くしかありません。小躍りするように会社を出たのです。

 お祝いの為、久し振りにシャンパンを買って。(勿論、私が飲むため)


  近代建築の巨匠、ル・コルビュジエはこんな言葉で建築を語りました。

 建築は光のもとで繰り広げられる、巧みで正確で壮麗なボリュームの戯れである。

 旧約聖書の冒頭には「光あれ」とあるそうです。また、新約聖書の冒頭には「初めに言葉ありき」とあるそうです。

 光と言葉。

 健全で、幸せな暮らしに最も必要なものはこの2つかもしれません。

 建築設計とは哲学すること。探求の旅には勿論終わりはありません。

■■■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載

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2020年 暮れは元気にご挨拶‐1759‐

 本当に色々あった2020年もあと数時間となりました。

 勝手ながら、私の1年を振り返ってみたいと思います。

1月 サクラサク‐1660‐

 娘が希望校に合格してくれました。

 もう遙か昔のことのように感じますが、これからも努力は必ず報われると信じ、素晴らしい学生生活を送って欲しいと願います。

2月 怒るで、しかし!‐1664‐

 車で15分程のところにある八尾空港。

 今まで縁が無く訪れたことが無かったのです。
 
 天才芸人、横山やすしがプラベートセスナを置いていたのもここです。

 しばし「やッさん」の幻影を追っていました。

3月 磯崎へ、空間へ‐1567‐

 建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞。

 磯崎新受賞のニュースが飛び込んできました。

 遅すぎた感もありますが、私の中の磯崎を綴ってみました。

4月 夢や憧れで終わらせるのではなく‐1683‐

 4月7日、安部首相は緊急事態宣言を発令しました。

 しかし、人は何が起こっても生きなければなりません。

 東急リバブルが、タワーマンションに住む富裕層へ送る冊子『Sumikata』の巻頭に取り上げて貰いました。

 「夢や憧れで終わらせるのではなく」

 なかなかに良いコピーだと感心したのです。

5月 馬鹿であれ‐1693‐

 コロナ下の社会になり、学校や、習い事も含めて、大きく生活様式も変わりました。

 水泳をしている甥っ子たちは、駐車場にプールを置き練習を始めました。

 創意と工夫。

 彼らを見て、その気になれば何だってできるのだと改めて教えられるのです。

6月 土師ノ里で、逃げ恥を考える‐1704‐

 今年は数十年振りにドラマを観ました。
 
 勿論「半沢直樹」です。

 「逃げるは恥だが役に立つ」も今年ヒットしたドラマで、「逃げ恥」と略されました。

 攻め一辺倒の印象がある信長ですが、1570年、越前朝倉氏との戦いで浅井長政の裏切りにあいます。

 その際に朽木街道を一目散に逃げ帰ったことにむしろ凄みを感じると、司馬遼太郎は語ったのです。

7月 ちょっと相当ヤンチャな愛嬌‐1709‐

 中学、高校と国語を教えて頂いた恩師が、句集を出版されました。

 私の事も覚えて下さっており「ちょっと相当ヤンチャな愛嬌」とお褒め頂きました。

 褒めている?

8月 八ヶ岳の麓にて‐1720‐

 大学の同級生で、同職の友人は、長野県野辺山に別荘を持っています。

 初めて寄せて貰ったのですが、八ヶ岳の麓で避暑を初体験したのです。

9月 表紙、頂きました‐1729‐

 出版社から

 リノベーション事例「回遊できる家」様を拝見しました。本書に掲載をお願いしたくご連絡しました。

 というメールが届きました。

 そしてこう返しました。
 
 出来るだけ前のページで、出来れば表紙でお願いします(笑)

  「回遊できる家」と指名頂いたので、そうしようと思います。

  楽しみにしております。

 で、表紙の一番上を頂きました。

10月 ほぼモビルワーカー‐1733‐

 モビルワーカーは「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」に出てきました。

 ガンダムやザクなどをモビルスーツと呼ぶのですが、その原型となった作業用ロボットという設定です。

 重機を操る人をオペレーター、略してオペさんとか呼んだりします。

 オペさんは、未来の凄腕のパイロットの可能性が高いのです。


11月 熊に驚き、感謝する‐1746‐

 愛しの池原ダムで、ついに熊を見てしまいました。

 今年はドングリが不作で、街中へ熊が出没などというニュースをよく耳にします。

 まさか遭遇するとは!というのが本音です。

 真近にみる熊は完全なる獣で、恐々へっぴり腰でビデオを回していたのです。

12月 奥さんの念願が叶いました‐1758‐

 夏に竣工した「ときめく紺色の家」

 コロナ真っただ中でしたが、工事は非常に順調に進みました。

 そして秋口に撮影した写真が先日上がってきたのです。

 幸せの景色がそこにあった時、全ては報われます。

 そういえば、この計画の実施図面完成は、香港行きのフライト3時間前だったなあ……などと思い出すのです。

 最後に大晦日番外編です。

 1ヵ月振りの休みで、この寒い中、飛ぶように池原ダムへ行ってきました。 

 寒い寒いとは聞いていましたがこのレベル。

 雪景色の池原ダムも珍しいので動画もUPしておきます。

 元スキー部で、冬の北海道を走り回っていたとはいえ油断は禁物です。

 愛車にバックフォグなるものがあるのを発見しました。

 これで後続車もよく視認できるはず。ディスカバリーは本当に頼りになる車です。

 トボトスロープも完全に雪国。

 愛艇の方もこの通り。

 こちらの雪掻きの方が時間が掛かりました。

 北ワンドも普段とは全く違う景色です。

 この雪の大晦日。誰もいないのかなと思っていたら、何艇かとすれ違いました。

 しかし流石に少ない感じ。

 それなら普段は混んでいる前鬼筋へ行ってみることに。

 風が吹くとダイヤモンドダストみたいでとても美しいのです。

 その後、ガツンときました。

 47cm、1.8kg。

 かなり深いところの魚なので真っ白。ホワイトバスです。

 ランディングした時は「もしかしてコイ?」と思ったくらいですから。

 どうぜ数は釣れないと思っていたので、デカいの狙いでこんなルアーばかり投げていました。

 真ん中のルアーで釣ったのですが、深い所に沈めて使うディープトレーサーというおもりの変形版を装着しています。

 このリグの開発者に、よくトボトスロープで会うのですが、次に会ったら絶対お礼しようと思います。

 2020年の最後の夕日を見ながら撤収です。
 
 最高の釣り納めになりました。

 ただ、帰りは-5℃まで気温が下がり、慎重運転で疲れましたが。

 

 ここ数年、ずっと温めてきた企画がこの写真です。

 「年の瀬の瀬」です。

 しかし思った以上に水が流れておらず、迫力も、美しさもイマイチ(笑)

 今年は手前味噌ながら本当に良く働きました。

 馬鹿みたいに働いて、休みが出来たら池原へ。

 そのお陰で、元気に楽しく働けているとも言えるので、本当に感謝、感謝なのです。

 今年もこの「ゲツモク日記」「現場日記」にお付き合い頂きありがとうございました。

 2021年も皆さまにとって、素晴らしい一年となることを確信しております。

2020年12月31日 守谷昌紀

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赤信号、みんな渡れば……‐1755‐

 女子の全米オープンですが、渋野選手は首位から順位を落として、4位でのフィニッシュでした。

 世界で4番目は凄いことですが、再びメジャーを狙えることを証明してくれただけに残念でもあります。

 溌剌とした若者を、期待して応援したいと思います。

 現場から近鉄電車で大阪に帰ってくると、丁度日没のタイミングでした。

 ハルカスの後ろは後光が差しているようで幻想的。

 地下鉄には無い景色で、とても得をした気分です。

 解体前のチェックに行っていたのですが、廃棄物の中にこんな物がありました。

 誰の物かも不明とのことですが、自然石でリンゴを作ったようです。

 何とも不思議な魅力があり、ちょっとの間眺めていました。

 地下鉄に乗り換えるため、近鉄を鶴橋で降りました。

 この時間帯なら、煙と焼肉の匂いが充満しているガード下。

 このご時世だからか……

 老舗店で冷麺の美味しい「アジヨシ」のネオンも若干寂しく見えるのです。

 気になって、少し歩いてみました。

 オープンしていない店もあるようです。

 活気のあるエリアもありました。

 昔はちょくちょく行っていた「空」。

 閉めているのか開店前なのか。

 一皿の量が少な目で、色々食べられるのが魅力でした。

 我慢のステイホームか、変な時間帯にしてでも行ってあげるべきか。本当に難しい時期だと思います。

 GoToイートに続き、GoToトラベルも一時停止になり、色々な立ち位置で賛否両論が渦巻いています。

 そういう私も、この年末には家族で東京行きを予約していました。

 長男が高校一年生になり、東京の大学(東京大学ではなく!)も気になるようで、折角なら見に行こうと言っていたのです。

 私が中三の頃、教頭が引率して京都大学を見学にいくツアーがありました。

 授業ではなく、有志でのイベントでしたが、それに参加し、京都大学に合格した同級生を知っています。

 私は行かずに近畿大学。

 行けば通るとは思いませんが、見ると見ないでは、結果が明らかに違うと思います。

 随分前に、ある女優の方が「私は赤信号でも、絶対車が来ないと分かっていたら渡っちゃうわ。だって、そんなことくらい自分で判断できるもの」と言っていました。

 正しいとは思いませんが、一理あるとは思います。

 娘も中一から部活を始めました。

 家族のスケジュールも、合う時間が一層少なくなって行くのは目に見えています。

 どうするべきか……

 青春時代のヒーロー、ビートたけしの出世作。

 赤信号、みんな渡れば怖くない

 赤信号は渡ってはいけません。人のせいにしてもいけません。

 でも正直、迷いに迷っているのです。

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親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

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50歳の顔‐1715‐

 「東京が……」などとは言っていられてない状況になってきました。

 感染症というものは、なかなか一筋縄では行かないものだと思い知らされます。

 真夏に濃桃色の花をつけるサルスベリ。

 クローバーからは、蒸せかえるような夏草の匂い。

 小学生の頃、草っぱらのようなグランドで、はいつくばって練習していた頃を思い出します。

 当時の少年野球の練習は、信じられないくらい厳しかったのです。バットでゴツンは当り前でした。

 新型肺炎が暑さや湿気に弱いのではという幻想は、夏の扉を開くと、脆くも崩れ去って行きました。

 それでも夏が大好きです。

 昨日、あるメディアの取材がありました。

 公開されるタイミングで告知しようと思いますが、写真撮影もありました。

 撮影が好きかと聞かれれば、口ごもってしまいますが、仕事はいつも「人気の市」です。
 
 知って貰わなければ、市にも出られません。オファーがあれば出来る限り引き受けてきたのです。

 7月28日。

 ナニワ生れのナニワ育ちと言うことで、50歳になりました。

 0歳。

 10歳。

 練習はスパルタでしたが、その分、少年野球のチームは結構強かったのです。

 20歳。

 予備校のソフトボール大会で優勝しました。何をしてるんだという話もありますが(笑)

 小学校の時、区大会で準優勝したので得意なほうです。20歳の写真が1枚もなく、正確に言うと19歳ですが。

 30歳。

 鬱で1年仕事を休んでいた頃です。人生で一番太っていたはず。

 40歳。

 娘が3歳の七五三です。Ohanaの石井さんに撮って貰いました。

 50歳。

 今年の年賀状なので、こちらも正確に言えば49歳。

 40歳になった時「男は40歳になったら、自分の顔に責任を持て」という、16代アメリカ大統領リンカーンの言葉を引きました。

 不惑から更に10年が経ち、ついに天命を知る歳となりました。

 「 英語で書かれた20世紀の小説ベスト100 」に選ばれた『1984』の作者ジョージ・オーウェル。

 彼の言葉として、以下の言葉を紹介しているサイトがありました。

 50歳で人は自分にふさわしい顔になる

 リンカーンの言葉を知った時、覚悟は決めたつもりです。ジョージ・オーウェルの言葉を聞いた時、逃げも隠れも出来ないとはっきり分かりました。

 50歳になると、見た目と内面は等しいのです。

 35歳の頃「思ったことをそのまま口に出せる人になろう」と決めました。

 その頃出会ったクライアントに大きく影響を受けたのですが、仕事用の口と、それ以外の口を持っているから駄目なのだと思ったのです。

 そもそも、腹で思っていることと、口からでてくる言葉が違っているか、違っていないかは、誰でもすぐに分かります。

 例えに上げて悪いのですが、1日に何百本もの営業電話をしている人の声は、誰が聞いてもすぐに分かります。そして、その声の人と話し続けたい人は一人もいません。

 なら、その反対を目指せばよいだけです。

 50歳となり、書いた通りの人に成れているとは思っていません。しかし、天命を知った気もするのです。

 装ったり、繕ったりできない年齢に入りました。なら、心を高め、魂を磨き、ありのままの自分を成長させるしかありません。

 もう50、まだまだ50。勝負はここからです。

 ひとまず、耳順の60歳までフルスロットルで10年を生きます。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

僕は独りじゃなかった‐1713‐

 大阪で暮らして半世紀。

 それでも知らない街がまだまだあります。

 敷地調査に向かう途中、「今里」の交差点を通りました。

 あの五叉路の大きな交差点です。

 交差点の景色も広い!

 ちょっと爽快なくらいです。

 私は千日前通りを東から入ったのですが、その手前で見つけました。

  「そばの住吉 中華そば」

 看板が、その味を担保してくれているかのよう。

 控えめに「高井田ラーメン」と言う文字も見えました。

 このあたり出身の方が、凄く美味しいと言っていた老舗ラーメン店なのだと思います。

 特にラーメン好きでない、いえ正確に言えば、美味しいに決まっているので、辞められなくなっては大変と、あえて食べないようにしている私でも、入ってみたくなる店構えでした。

 更に西へと進むと、とてつもなく大きい煙突?

 地下鉄の換気口でしょうか。

 「今里ロータリー」という呼び方は、昔はチンチン電車の終着駅があって、ロータリーになっていた名残なんですよ、と地元の方が教えてくれました。

 今里は、もっとじっくり訪れてみたい、ディープ大阪な街だったのです。

 世の中には色々なwebサイトがありますが、建築家を集めたサイトも結構あります。

 そのうちのひとつが『homify』

 ドイツ発で、世界規模のサイトです。

 立ち上がってすぐの頃、ドイツから「登録して貰えませんか?」と電話がありました。

 こちらのサイトでは、常に上位に表示して貰っていますが、更に上に表示もあります。

 こちらは「Ad」と小さくマークが入っているので、広告です。

 それがあまり分からなくしているのは、ビジネスとしては理解できます。

 ただ、私はこの類の広告料は払ったことがありません。

 それでも、上位に表示されるのは「レビュー」と言われる、感想が沢山入っているからのはずです。

 アメリカ発の、『houzz』というサイトもあります。

 こちらは「大阪の建築家」というカテゴリーで20番目くらいでしょうか?

 『houzz』は住宅専門のサイトで、12名のクライアントがレビューをつけてくれたおかげで、何とかこの位置に居れるのです。

 少し前までは、5番目より下に下がったことは無かったのですが、同じような話で「ad」というマークが入っている会社が上位に入ります。

 そのマークがあるものは別扱いなので、2度、3度と掲載されるよう。

 広告料を払っていない会社としては3番目くらいでしょうか。上にあるのは、より「レビュー」が多い会社です。

 当社のwebサイトは、本当に頑張ってくれるので、建築家関係のサイトが立ち上がるとき、先方からオファーが無かったことは無いと思います。

 登録数が少ないときには、客寄せパンダが必要なので直接アプローチがくる。登録数が増えれば、有料広告を打ちませんかとアプローチがある。

 先方の話も分からなくはないのですが「では、初めに協力して差し上げた恩は、無かったことになってる」という気持ちも間違いなくあるのです。

 それはそれで癪なので、『うえだクリニック』の院長に「できればレビューをお願いできないでしょうか?」とメールしました。

 そのレビューが、本当に心から嬉しいものでした。

アトリエm、守谷さんを知ったのは、クリニックを新築し移転するため、インターネットでクリニックの建築経験がある建築家を検索しているときでした。 今まで、自宅の建築、クリニック開院時のテナント内装工事と大規模改装の計3回建築に携わり、その都度、違う設計士の方とご一緒させていただきましたが、次回もお願いしたいと思うことがなく、今回のクリニック建築の依頼先に悩んでいました。 そんな時、インターネットで検索していて目が留まったのが、アトリエmさんのHPにある「ゲツモク日記」でした。長年にわたり、月曜と木曜の週に二回、日記を書き続けるのは簡単にできることではありません。内容も機知に富み、守谷さんの人柄もにじみ出ています。これを見て、この方に会って話を聞いてみたいと思い、連絡して事務所を訪れました。 最初の訪問時に、なぜアトリエmに目が留まったかを聞かれ、「ゲツモク日記の継続力と内容から見えてくる人柄」と答え、「作品ではないんですね…」とガクッとされたことが昨日のように思い出されます。(もちろん、作品も魅力的だったのでオファーしました!) その後の定例のミーティングで、施主(私)の生い立ちから現状、仕事、家庭、趣味嗜好など、一見建築とは関係ないようなことまでお話しし、私や私のクリニックに対する思いを十二分に問診?されました。(これが設計の細かなところに反映されてきます) アトリエmや現場での打ち合わせは数十回、200時間は優に超えたと思いますが、あっという間でした。 設計の段階では、こちらの希望を第一に、できることできないことを教えていただき、そして、様々なプランやアイデアを提案していただきました。また、建築はコストとの戦いですが、設備等の価格の調整提案も様々なアドバイスをいただきながら一緒に考えていただけます。 設計から施工期間まで、次々と生じる問題点にも適切に対応していただき、消費税増税が決まっていたため、かなりタイトなスケジュールの中、クリニックの建物はもちろん、MRIやCT等の医療機器に関する特殊な設計・施工管理も、きっちりとしていただけました。 おかげさまで、令和1年9月、綱渡りのようなタイトなタイムスケジュールの中、無事にクリニックをリニューアルオープンでき、患者さんやスタッフからも好評をいただいています。 もうすぐ、移転してから1年になります。今振り返っても、忙しかったですが、楽しく有意義な時間でした。 10年後ぐらいに自宅のリノベーション又は建て替えを考えているので、その際には、是非、守谷さんにお願いしたいと思っております。

 友人ができても、こちらの熱量が上がれば上がるほど、最終的に友人は去って行きました。

 少しでも良くなって欲しい、少しでも成長したいという純粋な気持ちだったと思っていますが、そんなことを友達には求めていなかったのだと思います。

 リラックスして、楽しい話をできるほうが良いのだということも分かります。

 多分私は、しんどい人間なのです。

 そんな私が、どれだけ熱を込めても、トップギアに入れて話しをしても、全て受け止めてくれるのはクライアントだけでした。

 若い頃、彼女を除いては、生涯孤独なんだろうと思っていました。

 しかし「仕事」という島には、私の話を本気で聞いてくれる、もっと言えば、お代を払ってでも聞いてくれる方が居てくれたのです。

 クライアントとの関係が無かったなら、私の人生はどうなっていたんだろうと思います。

 よって、クライアントはクライアントであり恩人です。いつも、命以外の全てを捧げる覚悟をしています。

 今回は、機知に富んだ内容とは程遠い内容でした。

 それでも、本当に思っていること以外書きたくありません。暑い夏が始まるので、時には直球ど真ん中も投げてみたくなったのです。

 今日は海の日。

 こんなことを書きながらも、湖にやってきました。この話はまた来週に。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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STAY ATELIER‐1692‐

 ゴールデンウィークは、多くの人達と同じように何処にも出掛けずでした。

 胸を張って出掛けることが出来た時、その爽快感をイメージしながら、ここは「忍」の一文字です。

 子供達も同じですが、ようやくweb授業が始まり、すこしずつペースを掴んできたようです。

 ”STAY HOME”でなく”STAY ATELIER”。

 折角時間があるので目一杯働きました。

 ずっと滞っていた「私の家」計画は、一旦「両親の小さな家」となりましたが、再び建てることにしました。

 子供達も2日間だけ手伝いに来て貰ったのです。

 人手不足につき、自分達の家の模型は自分達で作る。

 長男が「僕、向いてないと思うわ~」と言い、無理だったら掃除に切り替えると。

 娘は手先が器用なので大丈夫のはず。

 要領を伝えておくと、思った以上に進んでいました。

 私にとってはATELIERがHOMEみたいなもので、昼ごはんは小さなキッチンで作ります。

 おでん風煮込みとハヤシライス。

 長男は辛口カレー。

 とても美味しいと喜んで食べてくれました。

 レトルトですが(笑)

 しかしご飯は鍋で炊きました。

 2合半炊きましたが、2人で殆んどを平らげたのです。

 ようやく授業が始まったので、休憩時間には宿題をしていました。

 学校が始まった時、その有り難さが身に染みると考えれば、こんな貴重な体験はそうありません。

 これからは「勉強しなさい!」と言わずに済むでしょう……とまではならないか。

 苦手かもと言っていた長男ですが、意外に上手。

 小学生にアルバイト代は出してはいけないそうで、娘にはお駄賃、長男にはいくらかアルバイト代を渡しました。

 「こんな楽しい上に、お金まで貰えて!」と、二人とも上機嫌で家に帰っていったのです。

 そこから2人で出し合って、母の日のプレゼントを買ってきていました。

 もし長男が現役で大学に入り、下宿したとすれば一緒に暮らすのはあと3年足らず。

 クライアントの幸せを実現するのが私の仕事なので、設計においては、家族を一番後ろ回しにしてきました。

 そろそろリミットが来たようです。

 やる以上は全力がモットーです。今年中には必ず建ててみせると、大見得を切っておきました。

 2011年のゴールデンウィークは、初めて4人でフェリーの旅にでました。

 9年も経ったのですからご飯も沢山食べるはずです。

A photograph is wonderful.

2011年5月 熊本/阿蘇

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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