ようやく足場がとれました。
何度経験しても、変わることのない期待感と緊張感。
色のはっきりした建築は、やはり青空の下に限ります。
クライアントも外観に関してとても喜んでくれました。
現場はミキサー車から生コンを運び、外部の床を仕上げている最中。
外構工事も仕上げ段階に入っています。
側面からみると、それぞれの箱がどういう構成になっているのかがよく分かります。
多くのクライアントが、決まった予算の中で夢を実現したいと願っています。
色というものはそれ程金額差がでるものではありません。しかし、無秩序に使えばただうるさい建築になってしまいます。
ただ「本当に好き」という部分を外さなければ、背骨のようなストーリーが常に貫かれると思っています。
そのストーリーは、この現場日記の第1回目に書きました。
夢を実現すると書きましたが、夢だけは人から貰うことはできません。また、押し付けることもできません。
そういう意味でいえば、私の仕事は夢の水先案内人のようなものです。
あくまで建築においてですが。
「どこにもない箱」という最終目的地は計画のスタート時に示してもらいました。
その港がもうすぐ目の前に迫ってきました。
水先案内人としては、ここは焦らず、慎重に着岸させなければならないのです。
文責:守谷 昌紀
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
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