001外観
003外観
005※
007外観
111エントランスとキッチン
113リビング
115リビング
117寝室
119トイレ
201寝室
203客間とロフト
205客間から
207客間から
209客間
211※
213※
215※
217洗面
219サンルーム
311※
313※
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317※
319※
711※
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碧の家

外観


1階
2階
ロフト・水廻り
【ビフォー】
撮影:平井美行(※以外)

碧の家

– 100年を紡ぐ物語<リノベーション> –
 

クライアントはお母様と2人暮らし。古くからの住人が多く、ご近所とお互いの鍵を持ちあっていたという。

昭和10年代に建った四軒長屋の1住戸をフルリノベーションする計画だが、1階はキッチン、リビング、お母様の寝室、そして水廻り。2階は寝室と客間。基本的には元のプランを守った。

階段はあまりにも急だったので付け替えたのだが、上りはじめを反対にしたのは、トップライトからの光を、一番暗くなるところへ届けたかったからだ。
 
 1階奥には裏庭があったが、ここはタイル貼りとし、防犯を維持したまま風を通すドアを取り付けた。ただの通路から、価値ある空間になったのではないかと思う。

その上部、2階奥には洗濯干場があったのだが、お母様は踏み台を置いて外にでていた。こういった上下移動の障害がリノベーションの動機になることは多い。人は重力には抗えないのだ。

クライアントは、まとまった休みにあちこちと海外へ出掛ける。特に北欧が好きで、中でも青に惹かれるという。青というのは奥行きの深い色だ。この計画が目指したのは「碧(あお)」。テーマカラーとなった濃い青が随所にちりばめられている。

外壁、エントランス、2階寝室とロフトがそうなのだが、洗面、サンルームには淡い青を使っている。また、タイルなどにも散りばめた。

建築家・白井晟一は「青は『希望』の色とはよく言ったものだ」と書き記している。

光が大気圏に入って来た時、最も波長の短い青い光線が拡散するため、空は青く見える。海も、同じ理由で青い。本当に奥深い色なのだ。

床を解体すると、下から火鉢がでてきた。掘り炬燵の下にあったものではという。お母様も越してくる前のことで知らなかったそうだ。

お父様は25年前に亡くなられている。しかし、その思い出はこの場所、この家に残っているはずだ。
 
 人は思い出の中にも生きる。しかし、この計画がまっすぐに幸せへと向かっていたなら、天国のお父様も喜んで下さると思うのだ。

クライアントの声 ~抜粋~

時間をかけて緻密な打ち合わせ、
また、心配してた施工会社も
信頼出来る施工会社、監督に出会え今後も
何かあればお願い出来る安心感もうまれました

80年の古びた家が新しい息吹を吹きかけ
甦りました。

居心地は言うまでもありません!

クライアントの声-1年後の感想

現場日記-家づくりの過程

Data

大阪府
木造 2階建て リノベーション 
2017年11月竣工
敷地面積:71.56
延面積:79.81 ㎡
建築面積:52.53 ㎡
1階床面積:52.53 ㎡
2階床面積:27.28 ㎡
工事費用:1437万円

Plan


立面図断面図



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