8月もあと一日。子供達の夏休みも終ります。
9月1日が土曜日なので、3日(月)から登校するのかと思っていたら、8月31日(金)から始まるそうです。
掃除や準備だそうですが、正直、なんと無粋な、と思います。その一日にどれ程の価値があるんだろうと。最終日に、行く夏を惜しむんじゃないか、と言いたくなるのです。
日曜日の宿題についても、全く同じ。日曜日は丸一日掛けて使うものです。この辺りはいつも納得できていません。まあ、共感が得れるかはさておいて、夏休みの宿題についての思い出を。
小学1年、2年の担任は、当時30代後半の女性、N先生でした。
N先生は非常に厳しい先生で、叱る時は相手が子供であっても、真正面から目を見開いて、烈火のごとく叱ります。6、7歳の私にとっては、非常に怖い先生でした。
結局、小学6年生も担任して貰ったのですが、読書感想文などは、生徒の書いたものをしっかり読み、細やかにその感想を書いてくれていました。私は、赤いペンで書かれたそのコメントを楽しみにしていました。
いま書いているこの日記が絵日記だとすれば、これを続けているのも、先生のおかげかもしれません。2年生の夏休みも、絵日記の宿題が出ていました。
休みの間は、毎年母の実家に弟と行っていました。香川の祖父母が預かってくれていたのですが、その庭先で羽化前のセミを幼虫を見つけ、書いた頁があります。
手元に返ってくると、一文字づつ沢山の〇が付いていました。
長男が、宿題の絵日記を書きたがらないので、実家から持ち帰ってきました。小学校から大学まで、ほぼすべてのノートなりは捨てましたが、この日記は置いていたのです。
8月から、当事務所に新しいスタッフが加わりました。ようやく4人態勢になり、現在はオープンデスクの学生も2人参加中。人口密度はかなり高い状態です。
スタッフを含め、その若者達に言いたいのです。
N先生は、決して褒めるベースの人ではありませんでした。とても怖かったN先生が、褒めてくれたのは、本当にそう思ったからだと、私は感じていました。また、最終頁のコメントを見て、真剣に読んでくれた事をひしひしと感じたのです。
怖いは本気の証だとも思います。
例えば、本田宗一郎が、スティーブ・ジョブズが、いつも社員を褒めて回っているとは、聞いた事がありません。
「褒めれば伸びる」は、ニンジンがないと走れない馬に近しいとも思うのです。とはいえ、時には結果が出なければ、人はなかなか頑張れないもの。良い仕事が出来れば、いつでも褒める準備はしているつもりです。
ここは、人生の道場。覚悟を決めて、頑張って欲しいと思います。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました