身近にある未来

 日曜日は、日本海へ行っていました。

 ボートが何とかなったので、弟家族も一緒に連れて行きました。

 雨が降るとの予報もあったのですが、夕方までもってくれました。

 弟には3人の子供がおり、上から7歳の長男、5歳の次男、2歳の長女。 

 我が家は7歳、4歳の兄妹なので、上から3人が男、下2人が女の子という並びになります。

 父も行ったので、一人を除いて全員守谷。

 当たり前ですが、子供達は一緒に遊んでいるだけで十分楽しいのです。

 折角だからと言っても、なかなかボートに乗ってくれず。

 上の3人を連れ出したのはもう昼前でした。ジャンケンで順番を決め、順に竿を持たせました。

 根魚狙いとは言え、1分も経たないうちに何かの魚が食いついてきます。

 この海の豊かさを知るのは、大人になってからだろうと思いますが。

 下の女の子も連れて行きました。私も小さい頃から、この海に連れられて来たのです。

 まずは全員に澄み切った海をみて貰えました。

 父の友人、赤銅色に日焼けしたSおっちゃんは、港のすぐそばに家を借りています。

 長男もかなり日焼けしていますが、年季が違います。

 春から秋まで週末をここで過ごし、私達が訪れた時は、いつも歓迎してくれます。
 
 父は結婚前からの友人なので、私とは生まれた時からの知り合いとも言えるのです。

 「海に来てまで仕事の話をするな。ゴミは拾って帰れ。来たいヤツが来ればいい」

 大量の焼酎を飲みながら、いつも私にそんな話をしていました。実際に、潜った海の底に空き缶が落ちていたら、拾って上がってくるのです。

 けがれ無き海を見れば、そう思うのが自然です。こちらの心さえ、けがれていなければ。

 駅前の自転車のカゴに、誰かがゴミを捨てたなら、そのカゴはいずれゴミで一杯になります。ゴミを捨てないのは勿論ですが、出来ればそれを拾えるような人になって欲しいと思うのです。

 朝のミーティングで「今まで自分を応援してくれた人たちに恩返しがしたい」という意見がでました。

 「それは素晴らしい事だけど、もし何か出来るようになったなら、同じように援助が必要としている、その時の若者にしてあげたら」と伝えました。

 一番身近にある未来。それが近くにいる子供達です。仕事を通して、また仕事以外で、何が出来るのかと考えるのです。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました

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