引退

 7月3日の夜に、中田英寿選手の現役引退が、彼のWEBサイトで発表されました。間に誰も介さず、というのは彼らしいと思います。

 私もひと月に2、3度UPされる”Hide’s Mail”を、楽しみにしていた一人です。

 その内容は、試合の反省、ファッション、音楽、食事など様々です。建築や家具の話も多くありました。

 また、海外で暮らしている上に旅好きという事もあり、旅行記のようでもあるのです。

 ”最高のアスリートは最高の哲学者であり、詩人でもある”を地で行く彼が、”アスリート”でなくなるのは本当に残念です。

 10年を超えるサッカー選手の次はハーバード大学で経営を勉強するようです。

 その後、彼が成功したとして、毎週メッセージを楽しみにWEBサイトを訪れる・・・・・・というイメージは湧いてきません。

 それ程サッカーという国際的なスポーツで、世界を舞台に戦う彼の言葉が気になりました。

 同じ日本人と言うだけで、彼が活躍すると痛快でした。自分も世界の舞台で勝負してみたい、といつも思わせてくれるのです。

 サッカー後の人生についてもいろいろ発言しています。”建築にも興味がある”とも。

 建築家を目指すのなら、こちらもキャリア10年、絶対負けないぞ!と半ば本気で思っていたのです。

 しかしそれは無くなったようです。

 引退メッセージの題は”人生とは旅であり、旅とは人生である”でした。

 ひと月ほどヨーロッパを旅するようですが、旅は自分との対話でもあります。

 ゆっくり話し合って、ゆっくり答えを出して下さい。

 今までいろんな夢を見させてくれた事に心から感謝します。

 ブラジル戦後と同じになりますが、ありがとう、そしてお疲れさま。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA