■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン
■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■10月11日『homify』の特集記事に
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン
■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■10月11日『homify』の特集記事に
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
関西の桜もほぼ終わり。
先週木曜日は雨風が強く、一気に散ってしまった感があります。
唐の詩人、于武陵の五言絶句を、井伏鱒二はこう訳しました。
花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生さ
その日、 同業の友人と、梅田で飲んでいました。時々声を掛けてくれる有り難い仲間です。
店は、概ね東通り商店街のミュンヘン。
時々行くビアホールは楽しみでしたが、さよならすることにしました。
私は、酒癖が悪いほうではありません。概ね楽しい酒だと思っています。自称ですが。
しかし、上手く合わせるというのは極めて苦手です。納得できないことに「うん」と言う事はありません。
人はそれぞれとも言えますが、それを理解した上で、進歩なり、発展の方向を向き、何らかの合意を探さなければ、酒を酌み交わす理由はないと思っています。
若い頃は、我慢して(つもりで)、その席に留まっていましたが、ある時気づきました。帰れば良いのだと。
お代だけ置いておけば、我慢してまで、私に居て欲しい人など居るはずもありません。40歳になるまで、それが分からなかったのです。
その日も、どうも空気が違うなと思い、中座しようと思ったのです「まあ、そう言わんと」に、甘えたのが悪かった。
一度帰るという意思表示をしたら、必ず帰らなければなりません。そこから、空気が変わることは無いのです。
SEIUNDOのオープニングレセプションの3日前、セブン・ドリーマーズの社長、阪根がNew Officeにやってきました。
商談で来阪中でしたが、その日は、パナソニックと大和ハウスと共同出資した「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド社」設立の報道があったばかり。
昨秋発表した、自動洗濯物折り畳み機を製作する会社です。
土佐堀川をのぞむイタリアンで遅くまで飲んでいました。
彼も間違いなく結果を出し続けている友人の一人です。勿論、誰よりも努力をしているからこその結果です。
ソチオリンピックの銀メダリスト・葛西紀明は「僕は誰より負けず嫌いだから、良いと思ったことはすぐ取り入れる。相手が若いとか、そんなことは関係ありません」と。
40歳を過ぎ、レジェンドと呼ばれ、10代、20代のトップアスリートと互角に戦える秘訣がここあるのです。
折角働くなら最高の仕事をしたい。クライアントもそれを求めているのですから。
私達に残された時間は、間違いなく有限です。上手くやっている時間は正直ないのです。
人生には、得るものも、失うものもあって当たり前。
不愉快な思いをさせたなら、そこは詫びなけらばなりません。
しかし、 さよならだけが人生なのです。
4月2日(土)はSEIUNDOのオープニングレセプションでした。
アクアライナーを貸し切ってのお花見クルーズとミニ内覧会ですが、出港は大阪城前。
大川沿いの桜はまさに満開でした。
当社のスタッフもこれに便乗。
マルコの彼女とは1年以上会っておらず、その怠慢も反省します。
周りの支えがあってこそ、現在がある訳ですから。
水面に近い窓からの景色は、見慣れた大阪とは全く違うもの。
池のほとりにある家を設計させて貰ったことがありますが、水面というものは、全く飽きないのです。
土佐堀川を通過する際、New Officeの入る「北浜一丁目平和ビル」を水上から見上げるという趣向。
粋な、お花見クルーズでした。
その後はミニ内覧会。
設計のコンセプトを説明する時間も貰いました。
しかし、一番の目的は、社員さんのご家族に、この空間を体感して頂くこと。
お父さんの職場で、子供さんと遊ぶ姿は、なんとも微笑ましいものでした。
内覧会後、社内の懇親会にも参加させて貰いました。
更に、私達に花束まで。
申し訳ない程ですが、普段、私を支えてくれるスタッフに感謝します。
北浜の夕暮れ。この日のイベントが全て終了しました。
現在も、素晴らしい業績を残すSEIUNDOですが、5年先、10年先の景色を描き、この空間を設計したつもりです。
本田宗一郎は「機械は人の上に立ってはいけない」と言います。勿論、建築も同じ。
建築は、誰かを幸せにする為だけにあるもの。活かし、育てて貰えたらと思うのです。
会社を船に例えるなら、日々の仕事は航海です。航海には凪の日もあれば、嵐の日もあります。
船長の役割は、どんなことが起こっても、クルーの命を守り、その航海を成功させることです。
社長の田畑さんとは、この後3軒ほど周りました。
共に肝に銘じ、祝杯をあげたのです。