
患者さんでなくても立ち寄ってほしい「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」がJIA(日本建築家協会)のトップページに掲載 されました。

掲載されることは聞いていましたが、時期は分かっておらずで昨日気づきました。
8月1日から11月30日までの掲載だそうです。
1年を3期に分けているのですが、2期においては、作品紹介ページで上から2番目でした。
順番は関係ないとはいえ、大変嬉しいことです。
早速、院長の江口さんに報告したのですが、とても喜んでくれました。
前回は、地震発生から1年9ヵ月たった能登半島へ、災害復興まちづくり支援のボランティア活動の詳細を書きました。

土曜日は金沢で一泊。
翌日曜日は、市内を回ってきたので、そのことを書きたいと思います。

金沢に前回来たのは2012年なので13年振りです。
まずは金沢らしい景色を求めてひがし茶屋街へ。

石畳の通りに、出格子と座敷を備えた現役の茶屋が続く風景は、江戸時代から大きくは変わっていないよう。
ところどころにある、柳が涼しげです。

ひがし茶屋街の脇を浅野川が流れますが、金沢は川の多い街でもあります。

800円でバスの一日券があるのも嬉しいところ。
このマップを見ても、観光に力が入っているのが伝わってきます。
私は、スマホ版を購入したのですが、バスを降りようとしたときにログアウトしてしまったので、紙版の方が無難かもしれません。

そのバスに乗って、兼六園までやってきました。

実は訪れるのは初めて。

言わずと知れた日本三大庭園のひとつです。

重要文化財に指定されている、石川城の石川門の向かいにありますが、もとは城の見張り台だったとありました。

園内の景色は見ごとなものですが、そのロケーションも特別なものだと分かります。

江戸末期につくられた、日本最古と言われる噴水がありました。

瓢池(ひさごいけ)は、最も古いといわれる箇所で、加賀百万石の粋を感じさせるのです。

兼六園に隣接するいしかわ生活工芸ミュージアムです。
谷口吉郎の設計で、1959年の完成です。
金沢での目的のひとつが、地元出身の建築家、谷口吉郎・吉生親子の建築をめぐることでもあります。

エントランスまわりは、手が入っていないようで、往時の空気感を感じさせてくれます。

そのまま兼六園の外周を回るように、時計回りに百万石通りを下ります。

坂は景色を変化させるので、強く記憶に残るのだと思います。
日曜日は酷暑の一日だったので、汗をかきながら、普段と違って、ゆっくりゆっくり歩きました。

坂を下りきると金沢21世紀美術館が見えてきました。
妹島和世と西沢立衛の元子弟コンビの設計ユニット、SANAAの最高傑作のひとつと言ってよいでしょう。

真円のシンプルなプランに街に開かれた美術館は、酷暑の夏で、より多くの市民がこの景色を楽しみ、涼んでいました。
建築家である以上、こういった仕事をしたいといつも思わせられる建築です。

当日は35度くらいあったので、できるだけバスで移動しましたが、鈴木大拙館までは歩いてみました。

15分くらいだったでしょうか。
こちらも、兼六園のある小高い丘の裾あたりに建っていますが、そのロケーションの活かし方が秀逸でした。
館としては地元出身の哲学者、鈴木大拙を紹介し、その功績を知ってもらい、思索する場となることを願って開館したとあります。

息子である、谷口吉生の設計で2011年に完成しています。

これは、鈴木大拙館の後に行った、谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館のファサードです。

代表作である、豊田市美術館などでみられるような、これぞ谷口吉生という空間構成でした。

撮影可能な場所は限られているのですが、氏の建築ではめずらしい、方形の独立棟がぽつんと置かれています。

そこから見る水盤に、ときおり「ボコッ」という音とともに水紋が広がるのです。
無言にして雄弁とも言える、空間が広がっていました。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館まで移動したのですが、名前は親子が並列されていますが、子・谷口吉生の父・ 谷口吉郎へのオマージュと言って言ってよいと思います。
この空間は、父・吉郎が迎賓館赤坂離宮和風別館を再現したものです。

実際は池に面しているのですが、それを子・吉生は水盤で表現しました。
父・吉郎は犀川の横にあった、九谷焼の窯元の家に生まれました。そこにこの館が建っています。
親子とも東大卒でもあり、いろいろなことに圧倒されてしまいました。

前の通りの名前は蛤坂。
何とも美味しそうな名前です。

金沢は高低差があるので坂が多く、函館や長崎と同じように、これらが旅情をさそう景色を形作っていると感じます。

川が多い上に山も近く、街と自然の距離感がとても近い街でした。
長くなってしまったので、次回、食、宿などを書いて完結編としたいと思います。
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