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前円後方墳はゴロが悪い‐2164‐

先日、生駒山の水吞地蔵尊に行った帰りに、心合寺山(しおんじやま)古墳に寄りました。

復元古墳のようですが、中河内最大で全長160mあります。

実際に登れるのです。

前方部のほうから登ってみました。

埴輪が頂上部を飾っています。

ここには祭壇があったようです。

そのまま後円部のところまで、なだらかに高くなっていきます。

生駒山の麓が見渡せる、爽快な景色。

この下に、この地域を治めていた王が眠っていた石室があったとあります。

!?

小さい頃から「前方後円墳」と習ってきましたが、これなら「前円後方墳」の方が適切では。

少し調べてみると、前方部は祭壇や石室に通じる通路があることが多いようです。

また、多くは 前方部が南にあるので、北が上の地図でみると後円部が上。あの鍵穴のようなフォルムとなる訳です。

どちらが前でどちらが後という明確な定義はないようで、「ぜんぽうこえんふん」は「ぜんえんこうほうふん」よりゴロがいいからという気がしてきます。

やはりどう見てもこちらが前でしょう。。

濠の周りにはススキが生えており、そろそろ穂が出始めていました。

すぐ横に、八尾市立しおんじやま古墳学習館があり、駐車場もあります。

こちらは「ハニワこうてい」というローカルキャラ。ちょっと強面で、手には剣を携えていますが、温かく?迎えてくれます。

世の中にはゴロ優先で決まっていることが結構あるのではと思います。

そもそもゴロとは「語呂合わせ」からきており、「呂」は、「呂律」から来ており、音の調子を意味します。言葉である以上、言いやすい方が良いに決まっていますから。

どうでも良いことを長々と書いてしまいました。

ただ写真はとっても良かったのではと自画自賛です。

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峠を歩いて越えてみたい‐2162‐

今日は文化の日の振替休日。

昨日、今日と素晴らしい秋晴れになりました。

昨日現場へ出たついでに、生駒山の十三峠近くにある水吞地蔵まで足を延ばしてみました。

大阪平野から奈良へ抜けるには、かつては生駒山を越えるしかありませんでした。

北から、清滝越え、竜間越え(現、阪奈道路)、暗越え、そして十三峠越えなどです。

十三峠越えはそれなりに道幅があるので、自転車の練習に訪れる人が多いようです。

昨日は10台くらい見かけました。

ただ勾配はなかなかのもので、見るからに大変そう。

峠の手前あたりに、数台止められる駐車場がありました。

弘法の霊水という文字も見えます。

水吞地蔵院までは歩いて2、3分です。

本堂前のテラスと言ってよいのか。

大阪平野を一望できます。

高過ぎず、低すぎずで、期待以上の絶景でした。

あべのハルカス、南港のワールドトレードセンターは、ポツンとあるのですぐに分かります。

意外に良く分かるのが大阪城。

緑に囲まれ、東に高い建物がないのが幸いしています。

年末に引っ越す先はあのあたりになるんだなと思いながら眺めていました。

この清水は、弘法大使が急こう配の十三峠を越える旅人のために祈願して得た霊水と言います。

「生水を吞まないで下さい」とありましたが、当時の人の気持ちが少し分かればと、少しだけ呑んでみました。(「飲む」でなく「呑む」)

今度の引っ越し先は、すぐ裏に暗越奈良街道が通っています。

奈良から、車で暗越えを使って通勤していたという人から、勾配も急ですが幅がかなり狭いと聞いていたので、車で行くことは控えていました。

それもあって、一度歩いて峠を越えてみたいと思っているのです。

何とか年内に無事移転を済ませて、その第一弾で暗越えを実現したいと考えています。

大変だとは思いますが、多分最高に気持ちよいはずです。

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