一昨日、アトリエm移転計画「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」の『ゲンバ日記』を公開しました。
12回目にして「再びプロローグ」とある通り、自邸ならではの紆余曲折がありました。
よければご覧下さい。
昨日、りんごが届きました。
「山形の果実 りんご」とあります。
宮城の社会保険労務士の方からでした。
昨年、アポイント無しとはいえ、宮城から足を運んで頂いたのに、ちょうどクライアントとの打合せ中で、お会いできなかったのです。
来阪の理由は、ご自身が応援する企業の商品アピール。本当に頭が下がります。
ご自身もこのりんご作りに参加しておられ、感謝の気持ちもひとしおなのです。
今晩にでも頂いてみようと思います。
と思っていたら、虫歯跡の詰め物がはずれてしまいました。
近所の歯科医院に連絡すると、いますぐなら可能と。
急いで伺い、すぐに治して貰いました。
待合にはクリスマスツリーが飾り付けられていました。
日々の楽しみと言えば、やはり食事です。
美味しく食べるには、健康でなければなりませんが、特に口まわりは直接影響がでてきます。
2016年の5月に、唾石を取る手術をしました。
歯の定期点検の際に見つかり、唾液の出が悪くなるので取ったほうが良いとなったのです。
術後のダメージを考え、口の中からの手術を選択したので、奥の方にある数個はそのまま残っていました。
すると2023年の年始、急にそのあたりが傷みだし、物が嚙み辛い状態になりました。
年始休暇が明けるのを待って、すぐに紹介状を書いて貰い、大阪急性期・総合医療センターへ。
ドクターの見解では、「やはり完治を目指すには、切開して顎下腺(唾液を送る管)ごとの摘出手術しかない」となりました。
キャンセルは可能とのことで、予約まですませてきたのです。
ここでその事を書くと、アトリエmの問合せ用メールに、四国にお住まいの女性から連絡がありました。
ご自身も唾石症で困っておられ、小さな切開手術と内視鏡手術を経験しておられると言います。
経験上、「もし手術をするなら、内視鏡手術も選択肢にいれてはいかがですか?」とアドバイスして下さったのです。
内視鏡手術をして貰える横浜の病院と、ご自身の経験を資料を交えて丁寧に説明して頂きました。
顎下腺ごとの摘出となると大きな傷が残りますし、神経麻痺のリスクもあると説明を受けていたので、どうしようか悩んでいた時のことでした。
やはり、実体験に勝るものはないので、徐々に症状が落ち着いてきたこともあり、手術はキャンセルしたのです。
するとその9カ月後。
口の中がジャリジャリします。
砂が口に入ったのかなと出してみると、米粒大の唾石でした。
他にも小さなものが2つ程ありました。
「何かの拍子で、出てくることはありませんか?」と、冗談半分で聞いてみたのですが、どの方も「確率は低いでしょうね」という感じ。
勿論、助けて貰っているのはこちらなので、感謝しかありませんが、何故か最高の結果に終わったようです。
四国の女性のアドバイスが無ければ、切開手術に踏み切っていたかもしれません。この日記に救われるとはと、本当にラッキーでした。
実は、切開手術を踏みとどまった理由がもう一つあります。
長男が指笛を上手に吹いていたので、コツを聞いて練習してみたのです。
仕事の休憩時間に、こつこつ練習していると、徐々に音がでるようになってきました。
それが面白くなり、年末年始には、手を口の中に突っ込んで、かなり練習していました。
それが原因でばい菌が入っていったのではないかと、急に腫れたことが腑に落ちました。
指笛は、遭難した時にも役経つと思うので、できれば完全習得したかったのですが、手術には変えられません。それを機に諦めました。
時代はSNSが主流です。
これほど長いブログを読んでくれる人は減っていくのだと思います。
それでも、伝えてみたいことがあるなら、書き続けたいと思っています。
書いていなければ、まったく知らない人から、心のこもったりんごを送って頂いたり、手術の判断を助けて貰ったりということは無かったと思います。
思いが全て伝わるかは分かりませんが、伝わることがあるのは間違いありません。
■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載
■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞
■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』に「回遊できる家」掲載