鳥羽、神島で三島文学に触れる<前編>‐2244‐

近鉄特急の賢島行きは、上本町の地上ホームから出発します。

朝の8時10分に出て、鳥羽には10時8分着。

改札を出るとすぐに海が見え、旅情を搔き立てるのです。

会社は1週間の夏季休暇と告知していましたが、現場監理、打合せ、初期相談と、ほぼ平常運転でした。

週末には夏休みらしいことをと考え、鳥羽の神島を訪れることにしたのです。

駅から歩いて10分弱の鳥羽マリンターミナルから市営の定期船に乗船。

途中、答志島にも寄りましたが、多くの海水浴客はここで下船。

40分で神島に到着しました。

折り返しの便で、島に帰省していた人が鳥羽へ帰るようです。

沢山の人が見送りに来ていました。

神島は、三島由紀夫が29歳の時に発表した小説、「潮騒」の舞台となった島です。

「潮騒」の中では「歌島」と置き換えられていますが、その他はほぼ実名で描かれています。

冒頭は、スケッチのような繊細な風景描写から始まっています。

島内は平地が極めて少なく、ほぼ路地ばかり。

その先は、すぐに階段に変わります。

少し階段を上がると一気に視界が開けるのです。

「潮騒」は、島の青年、新治と島に戻ってきた初江の純愛小説です。

こういった解説が、島のあちらこちらに設置されていました。

美しい花嫁が授かるように祈った八代神社に登ってみます。

急こう配の階段を15分程、汗だくになって登りました。

島の人はことあるごとに、ここに参拝にくるのです。

島は1週4km程で、2時間程で回れます。

次は、小説内では歌島灯台として描かれている神島灯台へ。

さらに20分程歩くと見えてきました。

神島灯台です。

渥美半島の先端、伊良湖岬が見えています。

日本の三難所の一つと言われる伊良湖水道。

その通行のため、明治通行のため、明治43年に完成したのがこの神島灯台です。

潮の流れが速いので、良い漁場でもあるのでしょう。

沢山の船が集まっていました。

「潮騒」は新治と初江の純愛小説と書きました。

それで「恋人の聖地」となっているようです。

ただ、訪れているのは、私達を含めてほぼおじさん、おばさんばかりでしたが。

この小説は、5回映画になっているようですが、クライマックスシーンが描かれた「監的哨」へ向かいます。

今回の神島行きの電車で、「潮騒」をおそらく40年振りに再読しました。

そのあたりも踏まえて、続きは次回の後半で書いてみたいと思います。

■■■9月28日(日)地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」内覧会開催■■■

■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■