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モンスター・井上尚弥が試合後に食べたいもの‐2103‐

元横綱の曙が54歳で亡くなったと報じられました。

元横綱の貴乃花は現在51歳ですから、2人が横綱だった時代は、相撲人気の絶頂期だったと思います。

相撲はあまり観ないのですが、曙は引退後格闘家に転身。更にプロレスラーとしてはアメリアのメジャー団体でも活躍しました。

力士の宿命とも言える短命ですが、何とも寂しい限りです。

アトリエにつくまでに、コンビニが2軒あります。

そしてマクドナルドも。

駅前まで行けば、モスバーガー。

更には王将も。

王将をファストフードと呼んで良いかは微妙ですが、美味しい食べ物を、誰もが手軽に、安価に食べれる訳です。

私も大好きですが、やはりカロリーは高いはずなので、晩ご飯を気兼ねなく食べられるよう概ね我慢しています。

現在、日本の格闘技界の中で、歴史的な活躍をみせているのはボクシングの井上尚弥選手です。

パウンド・フォー・パウンド(体重差のハンディが無いと仮定した強さの指標)でも、1位、2位にランクされるのですから、まさに日本史上最強のボクサー。

ニックネームの「モンスター」の通り、圧倒的なパンチ力と、飛びぬけたディフェンス技術で、確かまだダウンさえ奪われたことが無いはず。まさに化け物級の強さです。

26勝無敗、23KO。2階級で4団体統一チャンピオンとなり、3階級目を目指すのではという噂もあります。

ゴールデンウィークの最終日には、メキシコの悪童、ルイス・ネリとのタイトルマッチを東京ドームで行います。

東京ドームでのボクシング興行は、あのマイク・タイソンがジュームス・ダグラスにまさかのKO負けを喫した1990年以来。実に34年振りで、期待しかありません。

その井上尚弥選手の直近のタイトルマッチは、年末のマーロン・タパレス戦でした。

危なげなく10ラウンドでKOしたのですが、その後のインタビューを読んだ時、驚いたことがありました。

タイトルマッチが終わったあとに食べたいものは、マクドナルドとかコンビニ弁当だと語っていました。

もの凄い額のファイトマネーを得て、どんな高級料理でも食べられるでしょうし、殆どの店はウェルカムだと思います。

それが、マクドとコンビニとは……

驚いたとともに、可愛いな、とさえ思ってしまいました。

また、誰もが手軽に、安価に食べれる上、 偉大なチャンピオンをKOするファストフードの威力にも感服です。

ただ、モンスターのトレーニングは半端ではないはずです。実施図面がUPしたからといって、ファストフードを食べて良いと、私は私に許可しませんが。

そういえば、チョコザップも駅前にあります。

最近あちこちで見かけますが、安価なのとちょこっとトレーニングができるのが人気だそう。

ただただ働くだけの毎日。日々の楽しみは、ちょこっとのツマミと晩酌だけ。

この間、妻に「そろそろ蠣(カキ)のアヒージョが終わり」と聞かされ、ショックを受けていました。

しかしここは日本。これから美味しい物といえば、サワラ、カツオ、タイ、タケノコ、アスパラガス……

朝ちょこっとトレーニングして、晩酌に備えます。

日本に生まれて本当に良かったとよくよく思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

地方創生。頑張れ、敦賀駅前商店街‐1725‐

 先週の日曜日、久し振りに日本海を訪れました。

 その帰り、敦賀の市街地にも寄ってきました。

 まずは目抜き通りをのぞきます。

 それぞれの街に特色があり、旅情をかきたてるものですが、最近で言えば、函館仙台金沢長崎那覇あたりが印象に残っています。

 敦賀半島は数え切れないほど訪れていますが、敦賀駅前は初めてだと思います。

 2023年春の北陸新幹線開通を目指し、工事は急ピッチで進んでいるよう。

 「シンボルロード」という駅前通りには、「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントが多く設置されていました。

 古くは、東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由して走っていたことから、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と将来像を重ね合わせて設置された、とありました。

 心意気やよし、です。

 ただ残念ながら駅前商店街はシャッターばかり。

 旅行者としてはかなり寂しいのです。

 地の魚を買おうと、僅かに開いていた魚屋さんに入りました。

 乾物や缶詰等はあるのですが鮮魚はなし。

 仕方が無いので遠くに見えるスーパーへ行くと、地の魚やイカが多くありました。

 人は正直なもので、商店街とは比べものにならない活気だったのです。

 各店舗前には駐車場が整備され、広い庇もあり、夏でも冬でも歩きやすいはず。

 なんとも勿体ない話です。

 港も近いので、ぐるっと回ってみました。

 1905年完成の赤レンガ倉庫も風情はありますが、函館、横浜、舞鶴の赤レンガ倉庫と比べると寂しい感じは否めず……

 「わびさび」という美意識に照らし合わせれば、魅力があるとも言えますが、再び足を運んで貰うには少し弱いかもしれません。

 前回、第5の故郷と書いたくらいなので、水が美しく、魚の美味しい敦賀という土地が大好きです。

 観光客でごった返して欲しい訳ではありませんが、あれほど立派な商店街に人が居ないのは気になります。

 コロナ下の時期だけなら良いのですが。

 コンビニを日本に定着させたセブン&アイHDの名誉顧問、鈴木敏文さんの記事が新聞に連載されていました。

 コンビニにはほぼ使いませんが、創業の理念を読んで現在の隆盛を納得しました。

 昭和38年、イトーヨーカ堂に転職した鈴木さんは、スーパー出店説明会の度に、地元商店街から猛反発を受けます。

 昭和40年代中頃、アメリカ西海岸へ視察に行ったとき、移動休憩で「7」と「ELEVEN」を組み合わせた、見慣れない小型店に入りました。

 スーパーを小型にしたような店舗で、これがコンビニエンスストアとの出会いでした。

 アメリカでは大型ショッピングセンター、スーパー、小型店、個人商店などが共存していました。

 しかし、ダイエーの中内さん、西友の堤さん、自社のオーナー(イトーヨーカ堂)は、小売りの時代は終わったという考えでした。

 大型店だけで全てをまかなうことはできない。アメリカもヨーロッパもそうでしょうと、鈴木さんはオーナーを説得します。

 何より商店街が衰弱している。小型店には小型店として生きる道があると考えたのです。

 その業態だけでなく、全て過去を否定した先に生まれたものだともありました。

 「おにぎりは売るものじゃない」と反発を受け、「銀行なんて簡単にできるものではない」とメインバンクの頭取に説得され、競合他社が共同で小ロットで配送する「牛乳の共同配送」は物流改革の象徴とさえ呼ばれるものでした。

 ダイエーには何でもあるが、欲しいものはない。

 辛辣な言葉ですが、ダイエーが消滅した理由をこれ以上分かりやすく伝える言葉はありません。

 鈴木さんはこう語っています。

 僕がセブンーイレブンで当初から常に求めてきた基本は品質であって、合理性の追求は二の次、三の次だった。

 この記事を読んで、もう少しコンビニを使ってみようかなと思いました。ただ、ちょっと高いのは間違いありませんが。

 最後はこう結ばれていました。

 人はより良いもの、高質のものを求め続ける。(中略)世の中が変化することは多くのチャンスが生まれてくる。(中略)これからもどんどんやりがいのある社会がくるから、どんな商売も深堀すればやりがいのある仕事ができる。

 コンビニの輸入を決め、アメリカの運営会社との契約を成立させ、送られてきた27冊の経営マニュアルを読んだときにはあぜんとしたそうです。

 そこにノウハウと呼べるものはなく、あったのはレジの打ち方、人の採用の仕方などの説明ばかり。殆どが参考にならなかったのです。

 そこから、日本のコンビニ文化を50年で創り上げたカリスマは現在87歳。

 敦賀駅前商店街のリーダーにこの記事は絶対読んで欲しいと思いました。

 旅先でお金を使ってあげたいと思っても、欲しい物がないので使えない。

 退陣を表明した安部内閣の掲げた目標のひとつに「地方創生」がありました。

 こんな単純な問題を解決することからしか実現はないと思うのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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