勝つ価値、負ける価値

 今日は体育の日で、運動会シーズン真っ只中です。

 長男の小学校は先週、娘の保育園は昨日でした。長男のほうは見に行けなかったのですが、今年の徒競走は初めての1位。さて娘は。

 まずはお遊戯の出番待ちを見つからないよう、撮りに行きました。

 やや緊張の面持ちか。

 保育園の運動会は、異様なまでに熱気に包まれます。

 そいう言う私も、その1人ですが。

 年中組のお遊戯は ♪アイウォンチュー♪ AKBです。

 小2の兄とも、ダンスはとっても好きなようです。

 動きにもキレがあり、ばっちり決まっていました。

 徒競走は、同じく組に早い子がいると、聞いていました。

 スタートダッシュはまずまずの2位。

 1番手の子はグングン前に行き、激しい2番手争い。

 ん!今、手で押された!!進路妨害じゃないか!!!

 結果は惜しくも3位。でも良く頑張りました。

 運動も勉強も、勝ったり、負けたりしながら、自分に何が出来るのかを知って行くのだと思います。

 その中でも、一生懸命やって負ける事が大切だと思うようになりました。

 「自分らしいとは少々の困難があってもやり遂げたいこと」

 と聞きました。この考えが正しいなら、人に勝ることが、自分らしいとは言えません。負けても、困難でも、長く挑み続けられる。それが自分らしい事になります。人生は一
瞬の勝負ではないのです。

 先週、就職希望の若者がオープンデスクに参加することになりました。2日目の朝、出所時間を過ぎて、オープンデスクを辞退するというメールが届いていました。

 20日間のオープンデスクを完走する学生が、この数年、かなりの確率で減りました。概ね5、6割といった所でしょうか。

 辞めたい人に来て貰う理由はないので、一向に構わないのですが、私達がよほど理不尽な応対をしたのでない限り、そんなことを何度繰り返しても同じだと思います。

 辛い、大変だという過程を経ないと、自分らしい事が何かは解らないからです。

 先月あるクライアントに、私の成長を最も即したのは、スタッフを採用したことでは、と言われました。そう言って貰ったのが、まずは嬉しい事ですが、もし必要でなければ、または事務所の目標になければ、人を育てる事などやっていなかったと思います。

 私の経営理念は「人類の幸せと、文化的、文明的発展に貢献する建築を創造すると共に、逞しく活力ある仕事人を育成する」です。

 何度も若者を採用しては辞め、また採用してと繰り返しているのは、案外自分らしい事なのかもしれません。

 自分らしい。得意は好きの近くにある。荒行は続きます。

 辛いと大変と経験したい若者へ。事務所の門戸はいつも開いています。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました

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