七五三の草履

 長男が5歳、長女が2歳。数えで3歳ということで、七五三参りへ。
 こういう行事は、行くまで気が重いものですが、行ってしまえばなかなか良いもの。

 実家で義妹に着付けをしてもらい、地元の神社へ。
 長女が嫌がるかなと思ったのですが、上機嫌でした。まさに晴れ姿。
 着物は妻が着たものなのでもう30年もの。月末の日曜日に、Ohanaで撮影して貰うことになっているのです。
 長男もなかなか立派な感じ、で本人も誇らしげでした。
 ただ2人とも、砂利敷きというのもあり、草履が駄目で拝殿へいっこうに進まないのです。
 痺れをきらして「すり足の感じで」とか「昔の子供はこれで走ってたんやで」と急かすと「ほんま?」と聞き返されました。
 確かに本当かどうかは、分からないので「ん~多分そうやったと思う」と答えたのです。
 普段使いの草履はもっとしなやかだったにせよ、靴の機能性と比べると雲泥の差です。今と同じ感覚では歩いたり、走ったりしていなかったのかもしれません。
 全ては必然。そこには、本当のスローライフがあったのかもと思うのです。 

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