盛年は大志を抱け‐1164‐

 5月4日(月)の朝。日本最北の街、稚内にいます。

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 海沿いのホテルで、ウミネコの鳴き声で目を覚ましました。八代亜紀の世界です。

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 5月1日(金)の夜、仕事終わりで舞鶴へ。

 新日本海フェリーで小樽へ。深夜0時半に乗り、翌夜の8時45分に小樽着。約20時間の船旅です。

 学生時代、何度も乗った航路ですが、当時は30時間掛かっていたような気がします。

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 当時は大部屋の雑魚寝でしたが、今はそのような部屋はありません。

 家族4人の部屋を取りました。この季節、ほぼ揺れはないそうで、至って快適な船旅でした。

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 まる一日過ごすので宿題はフォワードデッキで。

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 5月2日(土)の夕方、20年振りの北海道が見えてきました。いまだ残雪が残ります。

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 その日は小樽泊。

 5月3日(日)早朝に出発しました。

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朝一番は、札幌郊外のモエレ沼公園。

 彫刻家、イサム・ノグチの遺作をようやく見ることが出来ました。彼のアトリエは香川に保存されており、庭園美術館として公開されています。

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 彼は、不燃ゴミの埋めた地だったここモエレ沼を、アートの力で再生することに情熱を注ぎました。

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アートとは人を感動させることが出来るものと定義付けるなら、そもそも、自然とアートに建築の境界など曖昧なものです。

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 子供はただ山があるだけで、感激できるのです。

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 そして最後はなぜか転がって降りるはめに。

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彫刻家の後を受けて、設計を現実のものとしたのは、旧知の建築家、アーキテクトファイブの川村純一です。

 今日はこれ以上触れませんが、彼とイサム・ノグチの関係がまた凄いもので……

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 羊ケ丘公園までは、早朝につき渋滞もなく30分ほど。

 現北海道大学の初代教頭、クラーク博士像の後ろに見えるのは札幌ドームです。

 自然が近い大都市。それが札幌でしょうか。

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 札幌ドームとのファーストコンタクトはなかなかのインパクトでした。

 梅田スカイビルも設計した、原広司の作品です。

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札幌から滝川まで高速にのり、国道40号線で富良野、美瑛をめぐります。

このポプラが「ケンとメリーのスカイライン」のCMで使われたそう。昭和47年なので私たち世代には馴染みがありません。

しかし、何度かクライアントとの話題に上がりました。車が男の憧れだった良き時代だったのだと、この景色をみれば良く分かります。

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 同じく美瑛にある「セブンスターの木」。

 左端の柏の木がそうですが、近くで見ると葉がほとんどなく。引きの写真にしました。

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 美瑛から稚内まで300km弱。高速も途中まででここからが長かった。

 途中、サロベツ原野で休憩し、5時間程かかりました。

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 日本最北の街、稚内には6時に到着。

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 妻が予約していた、人気店でたまには寿司でもと子供に勧めるのですが。

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 結局、鉄火丼、ソーセージ、唐揚げを頼んでいました。

それでも、嫌いだったホタテが、新鮮なら美味しいと分かったのは収穫です。

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 JR小樽駅から北に伸びる線路。日本の線路はここまでと、粋な演出です。

Boys be ambitious.

 勿論、大志は少年だけが持っていれば良いものではありません。「青春とは心の持ち方を言う」と言った、サミュエル・ウルマンの詩の通りです。

 そもそも、大志を抱かねばならないのは少年でなく私たちです。子供、従業員に夢を与えられる、大きな志がなければ、40代など家の中でも嵩高いお荷物でしかありません。

 厚生労働省は以下のように区分けをしているようです。

 幼年期0~5歳、少年期6~14歳、青年期15~30歳、壮年期31~44歳、中年期45~64歳、前期高年期65~74歳、中後期高年期75歳~。

 私はまだ壮年か。ああよかった……ではなく、中年や、中後期高年などという言葉は即刻排除すべき。その言葉には、頽廃と諦めの匂いが漂っています。

 厚生労働省担当者は、即刻に盛年に変えるべき。盛年よ大志を抱け、です。

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 ふつふつと湧き出してくるものを感じながら、今日は息子と日本の端っこを見てきます。

 昔、そんなCMがあったような気がします。今回の旅の動機は、この記憶からなのですが。

<目指せ、家族で47都道府県制覇>
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■4月18日~5月17日 天六・住まい情報センターにて
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【News】
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『HOUSING 12月号』10月21日発売に「柏の家」掲載
『HOUSING 9月号』7月19日発売に「あちこちでお茶できる家」掲載
■webマガジン『homify』1月10日に「加美の家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』9月20日に「住之江の元長屋」再放送

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