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「NO」と言える1年生‐1472‐

 内祝いに届いた和菓子の老舗「老松」の詰め合わせの中に「渡月橋」というお菓子がありました。

 和三盆のクリームを挟んだもので、子供たちは喜んで食べていました。

 娘が「渡月橋」は倉木麻衣の歌でしか知らないと言うので、嵐山へ行ってみることに。

 桜は僅かに残るのみですが、葉桜、新緑が目に優しい景色が広がっています。

 インバウンドの多さに……とは違う切り口で書きたいのですが、確かに多いのは多い。

 桜はやはり一番人気です。

 わざわざ日本に来てくれたのですから、日本経済のためにも大歓迎しなければなりません。

 また、前もって予定を組むなら、桜への期待もあったはず。数本残っており、ほっとしたかもしれません。

 渡月橋の上流では、船遊びをする姿も見えました。

 嵐電(らんでん)の駅も新しくなっており、ごった返していました。

 改めて、京都の人気を感じます。

 目抜き通りも同じくですが、ここに「元気がでるハウス」があったのか……

 もしかすると25年振りくらいかもしれません。

 竹林の小径もなかなかの人気。

 かなりの人出でしたが、それなりに撮ってきました(笑)

 桂川沿いでは新入生歓迎コンパか、いくつもの車座ができていました。

 頬には僅かに朱が差し、喜々とした表情は初々しく、微笑ましくもあります。

 しかし、毎年この時期、急性アルコール中毒のニュースが流れます。

 ○○ハラスメントという言葉をよく見るようになりましたが、常に力のバランスがいびつな時に生まれるものです。

 私はお酒が弱いほうではないので(滅茶苦茶に強い訳でもありませんが)、飲ませたい先輩からは杯を受けていたほうだと思います。

 しかし、こんなことで意地を張るのは全く馬鹿らしい限りです。

 1989年、ソニー会長の盛田昭夫と石原慎太郎の共著、『「NO」と言える日本』が出版されました。

 主には、アメリカへ向けての内容ですが、間違っていると思ったことに「NO」を言うのは、相手がアメリカ大統領であれ、先輩であれ当たり前です。

 また、先輩、年長者が必ず尊敬されることはありません。

 尊敬して貰える可能性があるだけで、むしろ逆。後輩、年少者のジャッジを受ける立場です。

 このことは、下級生の時から常に思っていました。

 よって、自分が上級生になった時、何かを強要したことはないつもりです。

 真実は、後輩に聞いてみないと分かりませんが。

 人生の若葉が芽吹く、20歳前後に人生を終えるなど考えられないし、あってはならないことです。

 宴席に関しては、100%「NO」と言える1年生でいなければなりません。

 お酒を飲むか、飲まないかで、もし何かを判断するなら、その人は間違いなく先輩ではないし、あなたの人生とは無関係な人なのです。

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『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
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