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清滝街道をゆく‐1712‐

 昨日は久し振りに晴れの日曜日になりました。

 奄美地方の梅雨明け宣言もでて、長かった今年の梅雨も間もなく終わりでしょうか。

 初めての敷地を見るために車で出掛けたのですが、朝9時半で気温32℃。

 暑い一日になりました。なかなかホットな燃費も下に見えていますが。

 近畿道、第二京阪と乗り継ぎ、国道163号線を東に走ります。

 ボーリング場があったり、カラオケ喫茶の看板を見掛けたりと、昔ながらの街道沿いの風景です。

 生駒山地を越える街道はいくつかありますが、清滝街道が最北とのこと。

 よって、道は比較的なだらか。現代とは全く違うレベルで重宝されたはずです。

 分かり難いのですが、左の擁壁上に見えるのが旧街道だと思います。これは日本の大動脈だった東海道でも良く見る景色。

 旧街道の横を掘り下げて、現在の街道として整備してあるのです。

 最後はトンネルを抜けて生駒盆地に。

 少し走ると田園風景へと変わりました。

 面白い地名ですが、カタカナの意味するところは何なのでしょう。

 古い日本家屋を横目に見ながら更に東へ。

 清流とは言えないまでも、せせらぎをみるだけで目に涼やかです。

 感覚的にですが、ホタルがでるのかでないのか、丁度境目あたりでしょうか。

 生駒盆地の東端にさしかかりました。

 先程見えていた「この先狭い」という道路標識の通りになってきます。

 「もしやこれは険道か」と訝りましたが、何とか学研都市へと抜けることが出来ました。

 この峠を越えると京都府。

 小一時間掛けた小旅行の後、現地に到着したのです。

 司馬遼太郎さんが最晩年まで執筆していた紀行文が「街道をゆく」です。

 海外編もいくつかありますが、文豪が最後まで描きたかったものが、日本の街道だということが少しだけ分かる気がします。

 立ち止まってみる景色は言ってみれば静止画。しかし街道をゆきながらみる連続した景色はMOVIE。

 歴史や風土を語りかけてくるかのようです。

 「家族で47都道府県制覇」を達成した後に掲げた旅のテーマは「家族で世界遺産制覇」

 しかし、高校に、中学になろうかという兄妹は全く乗ってこず。

 それなら「ひとり街道をゆく」でもいいかなと思っていたのです。

 最後は、甘いもの情報です。

 打合せ終わりで、学研都市の中心部にある「ル・パティシエヤマダ」に寄りました。

 一度お土産に頂いたのですが、本当に美味しかった。

 フワッとした生地感が写真でも伝わってきます。

 人の目は何と繊細なのでしょう(笑)

 「甘すぎない」という常套句が霞んでしまうくらい、甘すぎず、美味しいのです。

 普段、どれだけ働いても褒めてくれない娘も、歓喜の声を上げて感謝してくれました。

 千円のロールケーキがこれ程安いと思えることはあまりないのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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