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大阪より下町な東京‐2203‐

前回は、娘の関東大学巡りと、渋谷109前交差点について書きました。

大学巡りを終えたあと、JR中野駅で長男と待ち合わせていました。

少し早く着き、話題の中野サンプラザへ。

2023年に閉館し、再開発される予定でしたが、建設費が倍に膨れ上がることが分かり、中野区は計画を白紙撤回しました。

残念ながら、サブカルの聖地には一度も入ることなく閉館してしまったのですが、私の世代なら「サンプラザ中野」と合わせて、親近感を持っている人も多いでしょう。

ただ、建設費が倍と聞くと、他人事ではありません。

新築のイメージで土地を購入されていた場合も、古家が付いている時は、まずリノベーションの可能性を探ります。

そのくらい、建築費の高騰が急激なのです。

駅前の商店街、中野サンモールも歩いてみました。

渋谷もそうでしたが、こちらの活気もなかなかです。

そうこうするうちに長男がやって来て、夕食をとることに。

「寿司」とか「焼肉」とか言われたのですが、最終的に牛タン屋さんに落ち着きました。

長男のバイト先なのです。

焼肉よりは安いだろうと「好きなものを頼んでいいよ」と伝えると、娘は一番高いものをオーダー。

次が長男で、私が一番安いものを。

ただ、お勧めをかなり追加したら、そこそこの金額になりましたが。

牛タンのみを食べることもあまりありませんが、長男の東京での胃袋を支えてくれたのがこの店の賄いです。

感謝の気持ちも入っているかもしれませんが、かなり美味しかったです。

長男は1回生、2回生と大学の国際寮で暮らしていました。

かなり恵まれた環境で2年間を過ごしたのです。

何より寮生の友人が沢山いたのが心強かったはずです。ヒッチハイクでも帰ってきましたし。

今年の1月、その国際寮からほど近い新井薬師前に 新たな下宿 先を見つけてきました。

中野からバスで10分程移動。

駅から歩いて5、6分の場所でした。

行った時はもっと散らかっていましたが、かなり片付けてこんな感じだそうです。

男なので何の心配もしていませんが、子供が暮らす家に入れて貰うのは何とも不思議な感じです。

ただ、ここで新たな関係性を築き、自立へと進む過程を感じたのも間違いありません。

妻と娘は1泊させて貰い、翌日も大学を巡ります。

私は遅い新幹線を予約していたので、「じゃあ頑張って」と伝え帰路につきまた。

長男が暮らす町を見ておこうと思い、新井薬師前から中野まで歩くことにしました。

スーパーはこじんまりした、小規模店が主流だそうです。

何故か、長野の町を思い出します。

この駄菓子屋さんはなかなかでした。

レトロを狙っているのだと思いますが、それでも10円ゲームは懐かしすぎます。

町中華。

もつ焼き。

八百屋さんも個人商店。

「東京」なので、もっとお洒落な感じをイメージしていたのですが、なかなかの下町です。

というか、大阪より下町なのです。

20分程かけて、JR中野駅まで戻ってきました。

長男は大阪の方が暮らしやすいかなと言っていましたが、将来のことを考えると関東で就職することになるでしょう。

それは私には経験のないことです。

活気をみてもやはり首都東京が上だと思うので、それで良いと思います。

大阪生まれの私としては、下町と言えば大阪だと思っていましたが、東京の方がより下町だったとは……

そこは正直ショックでした。

50歳を過ぎても、大阪も東京も知らないことだらけ。人生は、日本探訪の旅とも言えるのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■