
谷町9丁目あたりも、何となく生活圏なのでよく出掛けます。
谷町筋から西をみると、難波へ向けて下っているのがよく分かります。

千日前通との交差点が「谷町9」の交差点ですが、すぐ北にある緑のビルは、フィリップ・スタルクの設計です。
1992年完成の「バロンヴェール」。
学生時代はスタルクがお気に入りだったので、すぐ見に行きました。
少し錆びているのと、塗り直した部分の色が違うのがかなり残念。

千日前通りを難波へ向いて下っていくと、松屋町筋との交差点の南側に鳥居が見えてきます。
生國魂(いくたま)神社の鳥居です。
大阪最古とありますが、その足元がかなり気になっていました。

「崖縁占(がけっぷちうらない)」とあるのです。

近くはよく通りますが、参拝したのは初めてだと思います。

谷町筋から100m程西に入りますが、一段高い敷地はかなり広大です。

その広い敷地を活かし、本殿の北側には、上町台地の縁をなどるように段差を活かしながら、10程の社があります。

ぐるりと回れるように「いくたま参り道」が整備されているのです。

皇大神社、精鎮社、稲荷神社、源九郎稲荷神社、鴫野神社。

城方向(きたむき)八幡宮、鞴(ふいご)神社、家造祖(いえづくりみおや)神社、浄瑠璃神社。
ぱっと見渡しただけでこれだけあるのです。

ここで4千句を読み上げたという井原西鶴像。

生國魂神社近くで生まれたという織田作之助像も。
大阪の偉人大集合なのです。

そして西の端、まさに上町台地崖っぷちでようやく発見しました。
「崖縁占(がけっぷちうらない)」です。生玉鑑定所ともあります。
その音に惹かれてやってきたのですが、ちょっと想像とは違ったので、看板だけにしておきます(笑)
気になる人は直接確認ください。
大阪最古の神社、いくたまさんは、そのごった煮感が凄かったのですが、合わせてお得感も半端ありませんでした。

ただ、上本町駅から西に延びる参道は、谷町筋で完全に遮断されています。
歩道橋こそありますが、信号や横断歩道はありません。
谷町筋東側も、趣がある参道が残っています。
神社の格式、立地、エンターテイメント性も含めて、間違いなく大阪の宝と判断しました。
これは何とかならないものかと思うのです。
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