今朝の7時58分は、庭に向かって瞑想していました。
「何がガサガサいってるんだろ」位の感じでしたが、目を開けると妻が結構驚いており、子供の顔だけ確認しに行きました。
私の家はそこまで揺れませんでしたが、府内には亡くなった人もおられます。いつも心の準備だけは怠らないようにと思います。
娘に「神様が、時々『こらっ!』て怒りはるんやわ」と軽口を言うと、「私なにか悪いことした?」と。
いい答えです。
先週の金曜日、中学・高校の先輩から声を掛けて頂き、西天満のお店へ。
20期以上離れた先輩方で、元百貨店の取締役、また百貨店の顧問と錚々たるお顔ぶれ。
そんな先輩と気軽に話せるだけでも、高槻高校へ行った甲斐があるというもの。
こちらのお店、おでんが名物とのことでしたが、それは勿論のこと、お造り、和牛網焼きと絶品でした。
その後、北新地のお店も2軒程お供させて頂きました。
飲みながら話をするのは大好きですが、時々新地へという余裕も正直なく。
久し振りに歩いてみると、新しいデザインも結構見かけます。
白い四角の重なりがマレービッチを思わせるファサード。清潔、かつアピール力もあり、好感がもてます。
先輩方と別れたあと、最後に友人の店へも寄ってきました。
北新地の外れにある雑居ビルの1階。
ちらとのぞくとほぼ満席。何故かほっとします。
「2年振りくらい」と言われてしまいました。
定期的に顔をだす義務はありませんが、大学時代の友人なので、時々は気楽に話をしたいとも思います。
まあ、彼にとっては仕事なので、気楽かどうかは分かりませんが。
黒板に「レーズンバター」という文字を見つけ、なんだか久し振りに食べたくなりました。
ここはショットバーですが、私は4軒目だったこともあり、「ワインってあるの?」と聞くと数本はあると。
枝豆のペペロンチーノとレーズンバターで、朝方まで話をしていました。
店も14年目に入ったそうで、みな頑張っているのです。
3軒目のお店で、プロダクトデザイナーの喜多俊之さんの隣になりました。
アクオス、カッシーナのチェア等、ニューヨーク近代美術館をはじめ、多くのミュージアムがその作品を所蔵しています。
彼はこんなことを書いていました。
いい空間を作るには人を呼ぶこと。呼べば整理をする。いらないものを捨て、欲しいものを奮発して買う。
いいインテリアを集めればいい空間を作れるのではない。人を集めるのがいい空間を作る。
とてもてにこやかな紳士でした。
そんなトップランナーに私が言うのも僭越ですが、ここまでの哲学をもって物創りをし、良くないものが出来ようがないと思います。
物は誰かの幸せの為にあります。この視点が、大きな分岐点だと思うのです。
『今夜、すべてのバーで』は故・中島らもの書いた小説です。
アルコール依存症の話で、確か読んだはずなのですが詳細までは思い出せず。
しかし、スケールの大きなタイトルです。
今夜、どこかのバーで、素敵な出会いがあるかもしれません。
いつかそんな時間を持てるようになれるのか……
しかし神様は「お前にはまだ早い」とお考えのようで、当分は遮二無二働くしかなさそうです。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園
【News】
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載