昨日、現場へ行った帰りに藤井寺市にある「津堂城山古墳」に寄ってきました。
「城山古墳」と石碑が見えます。
全国には「城山」とつく古墳が多数あり、それらと区別するため 「津堂城山古墳」 と呼んでいるそうです。
古市古墳群の中で、最古の巨大古墳で最北端に位置します。
長さ210m、築造時期は4世紀後半に築かれた大型の前方後円墳です。
梅雨時に菖蒲が咲くので、何度か訪れたことがありました。
「津堂城山古墳の造営に使われた巨大建造物発見」というニュースを見て、「ああ、あそこ!」と訪れてみたのです。
この古墳はなだらかな丘のような形状になっています。
北端あたりにある、津堂八幡神社の周辺は立ち入り禁止の柵がありますが、ほぼ開放されています。
これだけ自由に入れる古墳跡は、かなり珍しいと思います。
ニュースでは「掘立柱建物跡、7棟を発見」とか「柱間は3間×2間」とあったので、行けばすぐ分かると思っていました。
全域を歩き回り、尾根上になった最頂部 からも見下ろしてみました。
かなり高く、遠く生駒山を望む景色もなかなかです。
しかし、建造物跡は全く見つかりません。
子ども連れで遊びに来ている家族が結構いました。
地元の方かなと思い、お子さんが5歳くらいの若いお父さんに聞いてみました。
「この古墳跡で、大規模建造物跡を発見というニュースを見てやって来たのですが……」
「ああ、ここから離れているんですよ。レッドウッド分かります?」
「はい、分かります」
「ここを造営する為の倉庫が、あの辺りにあったみたいです。見に行ったけど、今は何も残っていませんでしたけど」
ニコッと笑って、こう教えてくれました。
かなりの歴史好きのようで、まさにビンゴだったのです。
念の為、レッドウッドへもいってみたのですが、確かに調査跡も見ることはできませんでした。
ただ、何も分からないよりは、ずっとすっきりした気持ちで帰ってきたのです。
「津堂城山古墳」は、内部に梅林があります。
紅梅がちらほらと咲きはじめていました。
それぞれの梅の木をよく見てみると、色々なプレートが付いています。
還暦記念、成人記念などとあり、寄贈されているようです。
古墳だというのに、本当に変わった、のんびり、ゆったりした所でした。
屋外につき、マスクをしていなかったので、聞くか聞くまいか迷ったのですが、しっかり距離を取って訊ねてみて良かったです。
同じ歴史番組のファンということまで分かりましたし。
いよいよ5月8日から、新型コロナ5類引き下げが実行されそうです。
多くの人が大変で困難な約3年過ごしました。
卒業式のマスク有無を検討しているなら、3月1日からで良いのではと思います。
マスク無しでの触れあいは、やはりとても良いものでした。
■6月16日 『ESSE-online』に「おいでよ House」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
◆メディア掲載情報