8月初めから本格的にスタートした、アトリエmのwebサイトリニューアル計画。
web製作会社ドアズのある三宮詣でが続きます。

中学・高校と高槻市駅まで通っていた私は阪急っ子です。
駅名こそ「梅田」から「大阪梅田」に変わりましたが、JRでなく、阪神でなく、できれば阪急でいきたいのです。

電車自体の乗り心地も良いですが、緑のシートは他を圧倒する座り心地です。
しかし何と言っても景色でしょう。
南を見れば、遠くには六甲アイランドとポートアイランド。
岸壁沿いに建つ、巨大な赤白のキリンが見えています。

北を見れば、王子公園や六甲山の緑豊かな風景。
子供が小さい頃はよくパンダを見に来たものです。

新しくなった阪急の三宮駅。

こちらの駅名も「神戸三宮」に変わりましたが、びっくりするくらいの高層ビルにも生まれ変わりました。

それでも北側の商店街は、学生時代の印象のまま。
この雑多な景色が、私にとっての三宮です。

ドアズのある東へ向かって歩き始めると、妻が「あっ、忘れた!」と。
妻がwebを担当しているので2人で訪れるのですが、車内に日傘を忘れたのです。
急いで駅に戻り、その旨を駅員さんに伝えました。
すると大きな運行表を持ってきて「その電車なら、今はここですね」と。

ダイヤグラムと言われる、あれです。
鉄道おたくという訳ではありませんが、何ともプロ感がでていてワクワクします。
テキパキと処理をしてくれ、出てくるかなと思いながら「帰りにまた寄ります」と言って、打合せに向かいました。
3時間後、駅に戻ると「出てきてないですね」と。
何ともったいないことを……と思っていたら、翌日は娘がiPhoneのイアホンを電車に忘れてきたと。
備品のイヤホンでなくAirPodsです。
全くウチの女性陣は、と思っていたら翌日問い合わせると「出てきました」とのこと。

無くさなければ良いのですが、無くして出てきた時の有り難さといったら……
日本に生まれたことを感謝するのです。
前漢の時代、北方の砦(塞)に住む翁が飼っていた馬が逃げてしまいました。すると塞翁は「これは幸となるだろう」と言います。
数カ月後、この馬は立派な駿馬をつれて戻ってきました。塞翁は「これは禍になるだろう」と言います。
息子がこの駿馬に乗っていた時、落馬して足を骨折してしまいます。塞翁は「幸となるだろう」と言います。
1年後に戦争が始まりますが、この怪我のため徴兵を免れたのです。
人間万事塞翁が馬。幸せも禍も間違いなく起こります。
禍があった時は未来を信じで希望を持つ。幸せな時は、調子に乗り過ぎず、禍を最小とするよう努力する。
人生の原理原則です。
これまで、この日記では拘って「コロナ下」と書いてきました。
今日はあえて「コロナ禍」と書きます。必ず駿馬をつれて来てくれるはずですから。
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