今月初めまで、小4の長男は放課後はこんな感じでした。
(月)サッカー、(火)-塾、(水)休み、(木)塾、(金)水泳、(土)(日)サッカー、時々模試
凄くサッカーが好きなら、何とか頑張れと言うのですが、そうでもなく。結局サッカーを辞めることになりました。
水泳は頑張るようで、それならと賛成したのです。
それで、休日は出来るだけ体を動かすようにと六甲山へ。
フィールドアスレチックは、小1の娘がちょうど楽しい盛りでしょうか。
長男にとってはやや物足りないかもしれません。二人とも、猿系の遊びが、何故か得意なのです。
「途中で辞めることは最も駄目なこと」と言われ、私は育ってきました。大阪の下町ですから、正確に書くと「男は途中でケツを割るな」と。
それもあり、区切り以外で何かを辞めた記憶はありません。また、小、中、高と、すべて皆勤賞でした。
しかし中学の時、友人が学校を休んだので理由を聞くと「お父さんとスキーに行っていた」と。
彼のお父さんは「学校を休まないことより、お父さんとスキーに行く方が大切だ」と言ったそうです。
次の言葉を聞いた時、その話を思い出したのです。
一貫性というのは、 想像力を欠いた人間の最後のよりどころである Consistency is the last refuge of the unimaginative.
-オスカー・ワイルド-
簡単に投げ出さないことはとても大切です。しかし、それが何故なのかを考えることも併せて大事なはず。
帰りには六甲枝垂れ、山頂展望台へ寄ってきました。入場料は大人200円。
この日は「ROKKOU MEETS ART」の最終日だったようです。
周りのアートワークは準グランプリの作品でした。
また、この展望台自体も、2008年に日本建築家協会近畿支部と阪神総合レジャー株式会社が共催したコンペによって決定したものです。
参加条件が、40歳以下の若手建築家であること。
ステンレスのフレームに取りついた、ヒノキに冬は氷が付き、まさに樹氷となります。
設計者の三分一博志さんは1968年生まれ。40歳を前に見事に最優秀作品に選ばれ、この展望台が実現されたのです。
このコンペの際、私も38歳でした。作品を出せる条件を満たしていましたが、実仕事で手一杯と参加しませんでした。正直、微妙な気持ちもあり、今日初めて見てきたのです。
六甲山頂という環境があるとは言え、お金を払い、ここまで足を運ばせるものがあると言う事実。
訪れた人は景色が見たいだけと言うかもしれませんが、アートワークと記念撮影する姿を見て、建築と芸術の可能性も新たに感じました。
昨日は勤労感謝の日でした。
好きな仕事を続けてこれたことにまず感謝し、素直な44歳でありたいと思います。
いいものはいい、足りなければ学べ、ベストを尽くせ、柔軟でいろ。
Improvement is my hobby.
改善こそが私の趣味です。