光と色と美と女性‐1116‐

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 昨日は朝から、滋賀県の石山寺へ行っていました。

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 webサイトには見ごろとありましたが、七分くらいでしょうか。しかし、朝一番は人も少なく、冷えた空気が気持ちよく。

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 日が上がると、色の鮮やかさも増して行きます。

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 最近興味がある「源氏物語」。紫式部はこの寺で構想を練りました。

 執筆を勧めたのが上東門院彰子、「新しい物語が読みたい」とねだったのが選子内親王。女性の、女性による、女性のための物語だったようです。

 女性活躍大臣がいる現代ですが、日本最古のベストセラー小説は女性によるものでした。

 昼からは、子供たちと待ち合わせて、海遊館へ。娘が秋の遠足を喘息で休み、その代替だそうです。

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 一時、不在と聞いたジンベイザメも健在でした。

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最後のクラゲコーナーまで約4時間。隅から隅まで見て周り、帰る頃には日没となっていました。

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 光には、波長の要素があります。

 波長が最も短いのが青。太陽光が大気圏に入り、チリなどで早々に拡散するので、空は青く見えます。

 反対に最も波長が長いのが赤。低い太陽高度で大気中を長く横切り、赤だけが地上にたどり着くので、夕焼けは赤く見えます。

 また、物のフォルムを判断するのも光の陰影です。

 帝の子でありながら、一般市民として生きる運命となった光源氏。光るような君だったことから、光源氏と呼ばれるようになりました。

 才気、容姿とも飛びぬけた自由人。美の化身に相応しい名前です。フィクションなので、女性の理想が結晶化したものと言うべきでしょうか。

 美と光はかなり近しい関係にあると言えそうです。