国宝・姫路城

 今日から新年度がスタート。清々しい青空になりました。

 先々週ですが、姫路城へ見学に行きました。JIA(日本建築家協会)の例会で、改修工事の現場がみられるとの事。すぐに応募していました。

 行きは山陽電車で。

 時間は掛かりますが、明石あたりは海がすぐそこ。安藤忠雄設計のこの住宅も見れます。

 鉄筋コンクリート造と木造で左右対称に建っているのです。船から見るとこんな感じ

 姫路城、別名白鷺城は、その名の通り漆喰が美しい城です。

 ちなみに国宝の城は「松本城」「犬山城」「彦根城」の全四城。

 今回は、一般の見学コースでなく専門家用のルートでの見学です。国宝、世界遺産に指定されている建物の改修現場を、真近で見られる機会はそうありません。

 以前、石井修設計の目神山の家1を見学した時と同じくらい、JIAに入っていてよかったと思っていました。

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 まずは、工事の概要、瓦の変遷などを説明してくれます。

 とりわけ、大きなしゃちほこを焼くのに苦労をしたようです。

 しかし本音を言えば、早く城郭が見たい……

 いよいよ立入り禁止エリアへ。

 まだ左官職人が働く中、担当者の説明も熱を帯びてきました。工事費の6割以上が、全体を覆う足場工事に掛かっています。

 この足場が無ければ改修も出来ないし、こうして真近に見れる事もない訳です。

 受け継がれて来た城郭建築の技。またそれを復元、進化させる現代の技術に感嘆の声を上げるだけでした。テンションは上がる一方。

 「済みませんが、このエリアで撮った写真を、ブログなどに上げるのは遠慮ください」の声を聞くまでは……

 おそらく創建当初から使われている瓦。

 通常なら見る事が出来ないアングルでの写真をUPしたかった。

 それが正直なろころです。

 仕方がないので、姫路駅名物「えきそば」を上げておきます。簡単に言えば、和風だしにラーメンの麺が入っていると言えば良いでしょうか。

 阪神百貨店のスナックパークでも食べる事ができますが、なかなか美味しかったのです。

 日記を書くために出掛けているのではありませんが、伝えたい、という気持ちが無ければ、その動機は半減することを改めて実感しました。

 今回の記事で計945回目。秋には1000回になります。普段はなかなか伝えられない事を書いてみようと思っています。