晴れと快晴

 昨日の大阪は一日雨でした。

 週始めから満開だった桜は、散ってしまったものも。

 逞しく残った桜は、最後の時間を謳歌しているでしょう。

 今年の桜も、残りわずかです。

 先週の木曜日は竣工写真の撮影でした。

 「あちこちでお茶できる家」という住宅ですが、撮影日の設定には随分悩まされました。

 当初、3月の中旬で予定したいました。しかし前日「雲が多い」という予報が出たので、クライアント、写真家に無理を言い延期したのです。

 次の予定日は4月4日(水)。念の為4月5日(木)の予備日もとりました。

 しかし前日の夕方。予報では5日(木)のほうが良いとあり、予備日に変更しました。明けて当日の朝、予報は更に変わって昼からは雷雨となっていました。

 それ程雲のなかった前日に撮っておけばよかったという後悔の念と、何とかもってくれという複雑な気持ちで現地へ向かったのです。

 結果的には、夕景の撮影まで何とか天気はもってくれました。「OKです」と写真家が言った時、なんとも言えないくらいホッとしたのです。

 この建物は何とか快晴の下撮影したいと思っていました。

 どの建物でもそうですが、やはり青空とそうでないのとでは、全く違う印象を受けます。

 気象庁のwebサイトにこうあります。

 快晴→雲量が1以下の状態。

 公式なデータはないようですが、2010年の各都道府県の年平均は28.4日とありました。

 上位3県、大阪、最下位は以下の通り。

1 埼玉県 58.6日
2 宮崎県 52.7日
3 静岡県 52.4日
32 大阪府 21.5日
47 沖縄県 8.9日

 同じく晴れの定義です。

 晴れ→雲量が2以上8以下の状態。

 同じサイトから。

1 香川県 249.5日
2 愛媛県 245.9日
2 徳島県 245.9日
11 大阪府 239.3日
47 秋田県 158.5日

 大阪で言えば、快晴は月に2日、晴れは週に4.6日です。これを見ると晴れは結構多いが、「雲一つ無い」はハードルが高いのが分かります。

 これから夏にかけて竣工写真の撮影が続きます。撮影日が近づくと、ソワソワとした数日を送ることになるのです。
 
 もし普段より行いが良かったら、それは撮影日が近いから。