カテゴリー別アーカイブ: 04 建築

比べる必要のない世界を彼岸という‐1942‐

昨日の大阪は、空気が澄んだ気持ちのよい晴れ。

土手上の快走ルートで現場へ向かいます。

日曜日は普段より車は少な目。

地鎮祭に参列してきました。

コロナ下、物価高とさまざまなハードルはありますが、それでも世の中がそろそろと動き出した気がします。

土曜日も良い天気で、ジョギングついでに大念仏寺を参ってきました。

本堂は大阪府下最大の木造建築物で、大屋根は銅板瓦で葺かれています。

その迫力は圧倒的。

境内の樹々の中には、色付きだしているものも。

台風前とは全く違う気温で、秋の足音を実感したのです。

太陽が真東から上がるのが彼岸の中日。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は本当にギリギリでした。


彼岸という言葉には、大きく分けると2つの意味があります。

「煩悩を脱した悟りの境地」と、「彼岸の中日の前後3日間」です。

比べる必要のない世界を彼岸という

お寺の掲示板にあったこの言葉は、前者を指しています。

羨ましがったり、見下そうとしたり。本当に人は煩悩の塊です。

無くすことなどできませんが、少しでも少なくしたいとは思うのです。

この時期、手帳のカレンダーに「彼岸花」とメモをしています。

訪れたい場所があるのですが、今年もかなわなさそう。

それでも道端に咲く彼岸花が、秋を目で教えてくれるのです。

彼岸と此岸(しがん)を隔てるのが三途の川。

真田の旗印、六文銭は三途の川の渡り賃。それをも恐れぬという意味です。

世の中は動き出したと書きましたが、円安も含め、難題が山積しているのは間違いありません。

流石に命は捧げませんが、気持ちだけは日本一の兵となって、この局面を打開していくだけです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報

建築家・守谷昌紀TV 大きなロフトがある、軒が深いから「おいでよ House」

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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魔法の間取りと、魔法のない敷地‐1940‐

昨日、 『ESSE-online』 でコラムが公開されました。

できれば月に1本は書いて欲しいと言われているのですが、前回から3ヵ月も開いてしまいました。

6月から9月にかけては、自分でも良く覚えていなくらい、あっという間に時間が過ぎてしまったのです。

今回は「冷蔵庫の位置次第でLDKがすっきり。調理もしやすくなる魔法の間取り4選」

タイトルは付けて貰うので、多少気恥ずかしい感もあります。


ただ実際に、冷蔵庫の配置がLDKに与える影響はかなりのものがあります。

図面も添えて解説しているので、良ければ読んで下さい。

昨日から台風14号が猛威を振るっていますが、九州では浸水の被害がでています。

大阪近辺は、真夜中あたりに最接近するようです。被害が少なければよいのですが。

普段は平地が暮らしやすいですが、こういった時には標高が高い方が水害には強いことになります。

大阪で言えば、天満橋、谷町四丁目あたりが上町台地の先端になります。

谷町四丁目から東の法円坂へ向かって歩いて行くと、さらに標高が上がります。

このあたりは海抜20m以上。

大阪歴史博物館のあたりです。

北東には大阪城とOBPが見えています。

中央大通りを挟んだ反対側。

南側には難波宮跡も見えます。

法円坂から谷町四丁目駅を見下ろすと、高低差が分かりやすいでしょうか。

最も標高が高く、安全な位置に宮殿が建てられていたのです。

土地を探しをしている人がいたとしても、この周辺の土地を買うのは大変ですが、国土地理院が公開している地図はとても参考になります。

中でも、この「活断層図」は土地の生立ちも分かるのです。

画像中央にある赤い半島が上町台地で、先端に大阪城があります。

濃いめの赤は「約十万~数万年前に離水した台地面」であることが示されています。

設計の依頼があった時、この地図を参考にすると、地盤改良の要不要がある程度想像できるのです。

先日「発掘調査」となった敷地も、淡い赤色上の敷地で、「約数万~数千年前に離水した台地面」だということが分かっていました。

それで、地盤改良が不要だったうえに、土器まで出土したのですが。

これまでに設計させて貰った土地も、 「活断層図」 で調べると納得できることばかり。

「なぜここに段差があるんだろう」と思っていた場所が、断層によるものだったことが分かったりもしました。

もしかすると、土地の調査をしている時が、一番ワクワクしている時かもしれません。

また、「年代別の写真」をみることもできます。街が発展していく様子が分かりやすく、面白いのでお勧めです。

間取りは工夫によって、無限の可能性があります。

しかし、土地に関しては全て受け入れるしかありません。

「温故知新」は孔子が説いた教えですが、土地に関しては古ければ古い程よいのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

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9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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現場から土器出土‐1939‐

右端あたり、僅かにですが二上山の頂きが見えています。

石器時代、矢じり使われたサヌカイトが採れた聖なる山です。

周辺には古来から多くの人が暮らしていました。

前回、発掘調査が決まったと書きました。

土器が出土しました。 

行政の担当者から、遺構の調査と資料の保存が終わったと連絡があり、朝から寄って来ました。

前回の倍以上の面積が掘り下げられ、遺構にはマークがされています。

丁度、影が掛かっている中央の穴が、木製の柱が発見された場所です。

これらを詳細に記録するのです。

もう少し広いエリアを発掘調査し、柱跡に規則性が見いだされれば住居跡と認定されるそうですが、この範囲では確定できなかったとのことでした。

私の想像ですが、中央の穴と右下の穴が1.8mくらいなので、この延長線上に柱があるのではないかと思います。

古代の柱穴のピッチも1.8m~2mが多いのだそう。

古代のグリッドも、現在と変わらず一間(1.8m)とは、面白いものです。

古墳時代末期の後期、5世紀末あたりのものと推測されるので、約1500年前のものです。

その1500年の間に、4層ほどの地層が見えます。

それらは、家を建てたり壊したり、また有機物が土になったもの。

その断面に斜めに通る2本のラインが見えるでしょうか。

右のラインは、近世に掘られて井戸の痕跡だそうです。

掘削したラインの中、行政の担当者が示しているあたりに、木製の井戸が組まれていたとのことでした。

重機も矢板も無い時代、大きく堀り、その中央に木製で井戸を組み、周辺を埋め戻したことが分かります。

出土した土器や瓦です。

左は、高杯の破片で、右下は小型丸底土器。

古墳時代前期の末期、5世紀末あたりのものだそうです。

実際の生活に使われたというよりは祭祀用で、厚みはとても薄いものでした。

「触ってもいいですか?」と聞くと「勿論かまいません」と。

1500年前、ここに暮らした人たちは、これらを使い、何に祈りを捧げたのでしょうか。

家族の幸せや安全、また、世の太平もあわせて祈ったのかもしれません。

折角発掘調査するなら、何か出れば面白いのにと思っていました。

現場での専門家の解説付きでとてもラッキー。幸先のよいスタートです。

1500年前と変わらぬグリッドで、ご家族の幸せを実現するため、月末から本格的に工事がスタートします。

間もなく開始するので、ゲンバ日記のほうも是非ご覧ください。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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6月18日「シンボルツリー」
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■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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人生初、発掘調査決定!‐1938‐

ラジオから「今日は猛暑日になるかもしれません」というDJの声が聞こえてきました。

9月も中旬というのに暑い日が続きます。

解体が終わった現場へ、朝一番に寄ってきました。

監督と行政の埋蔵文化財の担当者が、試掘の打合せをしています。

担当者が少し地表を探しただけで、古い瓦や水がめの破片などがあっというまに集まりました。

縄目模様の焼き物の破片を見せてくれました。

「かなり古いものなのは間違いありません。これはでるかもしれませんね」と。

埋蔵文化財包蔵地域で建築をする際は、試掘を求められるケースが多々あります。

今回は、浅い基礎の部分を1ヵ所と、深い基礎の部分を1ヵ所に決まりました。

浅い方の試掘は、このような黒い小石混じりの土で、私が見ていても遺跡の手掛かりになるようなものは見当たりませんでした。

しかし深い方は1mを越えたあたりで、明らかに硬い地盤に当たったのが分かりました。

黒っぽい土から、赤っぽい土に変わっています。

沢山の礫が混じっており、ユンボで掘るのも苦労するくらい硬そうです。

担当者と協力業者の動きが明らかに変わりました。

出ました。

木の柱か、杭のようです。

1m付近からの段丘礫層という硬い地盤に、木製の何かが打ち込まれ、そのまわりを人為的に掘った跡が見えます。

段丘礫層は、人の暮らしが始まる前のものなので、そこに手が加えられていると「遺構」という扱いになるのです。

行政の担当者の方が「発掘調査ですね」と。

素早くマークし、そのまま試掘から発掘調査に移行しました。

これまで何度も試掘は経験しましたが、実際に発掘調査になったのは初めてです。

出なければすんなり工事に入れるので、出ないことを祈りますが、怖い物見たさもあります。

住宅でない場合は、発掘調査費用を建主が負担しなければならないので、本当に祈るような気持なのです。

しかし今回は住宅につき、公費で賄われるのでその点は気楽だったのですが。

川沿いから急にせり上がった台地の上にある敷地で、地盤調査の結果も良好。改良工事は不要という判定になりました。

川の中央にある石で、亀の一家が甲羅干しをしていました。

まさか1万年生きているはずはありませんが、周辺は古墳も多く、地盤が良好で、水がすぐ近くにあり、人も亀も住みやすいところなのです。

人生初の発掘調査ですが、続報はまたここでお知らせしたいと思います。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

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ギフト、ギフテッド‐1933‐

朝、空を見上げるとウロコ雲?

巻雲?

どちらも高い位置にある上層雲で、秋の空でよく見る雲です。

稲穂もチラチラと見え始めてきました。

金色の麦、ではなくオノコロ草ですが、僅かながら秋が近付いていることを感じさせます。

「千葉の家」のクライアントから、今年も梨が届きました。

千葉の名産品「白井の梨」はジューシーで甘く、本当に美味しい。

この夏もギフトを頂いてしまいました。

「ギフト」には、天性の才能、特別な能力という意味もあります。

「ギフテッド」となると「特別な能力を与えられた人」と言う意味。日本語で言えば「天才」です。

映画「ギフテッド」は泣ける、温かいヒューマンドラマでした。

7歳の少女、メアリーは数学の才能における、いわゆる 「ギフテッド」 。

それゆえ普通の小学校教育になじめません。

不幸にも、天才数学者だった母が自殺してしまい、その弟のフランクが引き取り、育てていました。

フランクは褒められたタイプの大人ではありませんが、メアリーに対する愛情は大きなものがあります。

しかしメアリーの才能に気付いた学校、またフランクの母は、「彼女のためにはもっとよい環境で教育を受けるべき」と主張します。

最終的には裁判となり、フランクにはメアリーを育てる経済力がないと、母のもとで暮らすことになりました。

一旦はフランクもそれが彼女のためには良いと納得したのですが……

書きすぎたかもしれませんが、観ていない方は是非ご覧ください。

もうひとつ、夏前に届いたギフトを紹介してみます。

The Longing Houseのクライアントが、Google マップにつけてくれたレビューです。

冒頭の部分を掲載してみます。

1年前に新築をアトリエMさんで建築しました。

当時はハウスメーカーやビルダー、設計事務所など、15社以上は検討したと思います。

その中でアトリエMさんにお願いしたいと思った理由としては、未来の幸せの風景をクライアントと一緒に思い描くという考え、長年されているブログからも人物像が見えたこと、今までに設計された家や施設がそれぞれ「違う」ことでした。

家自体が特殊な構造を必要とすることと、家に対する自身のこだわりが強く早々にハウスメーカーなどは除外されていたものの、どの設計事務所・建築家さんにお願いすればいいか悩みました。

そして何名か気になる建築家さんの作った家を見て話を聞きに行きましたが、その中で思ったのが、個人の家であっても自身が設計した家を「作品」として自分の色を濃く出す方がまあまあいらっしゃるのです。

しかし、作られたものが「違う」ということは「クライアントの幸せの光景を作る」という考え方が実現されていると感じており、事務所を訪れご本人と話をしてみるとより確固となりました。

本当にこだわりを持っておられたクライアントで、正直、竣工に至るまでは大変でした。

それでもここまで書いて頂けたなら、全てが報われます。反対の言い方をすれば、大変だったからこそ、こういったレビューを頂けたのだと思います。

誰もが特別な才能や、能力を持っていたならと願います。

映画や小説の世界なら別ですが、現実の世界では、それはほんの一握りの人だけ。

それでも仕事に打ち込んでいたなら、時々こんなに嬉しいギフトが届くのです。

そういう意味では私もギフテッド?冗談ですが。

現在も、難航しているプロジェクトがいくつかあります。

全てのプロジェクトで、こんなゴールに至れるまで這ってでもやりきる覚悟なのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
『 建築家・守谷昌紀TV』

いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ‐1932‐

週末の天気はさえませんでしたが、今日は快晴でした。

私たちが中学生の頃は、2学期は9月1日からでした。

娘も今日から授業があると言っていましたが、最近は早いと聞きます。それで、昨日はスパワールドで1日遊んだそう。

暑い暑いと言っていても、いつか夏も終わります。

一度くらいは海で泳ぎたいと思っているのですが。

先週から、新しい現場がスタートしました。

まだ現場日記の準備もできていませんが、土曜日から本格的に解体が始まっています。

重機の先端にフォークというアタッチメントを付けて、掴み、倒していきます。

今度は廃材をつかみ、脱着式コンテナに詰めていくのですが、その動きは極めて繊細。

自分の手のように操るのです。

庭先には、少し残材が残っていました。

滑り台でしょうか。

随分活躍したのだろうと思います。

そして内部の壁には世界地図。

中古で購入したもので、それほど愛着がある訳では……と聞いていました。

それでも、確かにここでの暮らしがあったのです。

1月に竣工した「あの森のOhana」の竣工写真も上がってきています。

いまだWebサイトの準備もできておらずで……

「Ohana」の解体が決まり、 「あの森のOhana」 は生まれてくることになりました。

いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ

- パブロ・ピカソ - 画家

物理的な意味でなく、精神的なことを指しているはずです。

それでも、何かを破壊し、創造するのですから、その覚悟は持っておかなければなりません。

「没頭できる家」完成へ向けて、気合は十分です。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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建築家・守谷昌紀TV レイソルサポーターが柏に建てた「レンガとガラスの家」

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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『 建築家・守谷昌紀TV』

谷町4丁目以南、福をもたらす‐1927‐

羽曳野市役所に提出していた書類の決裁が下りたとのこと。

1週間はかかると聞いていたのですが、役所の人も人間です。こちらが誠意を示せば、できる限りのことはしてくれるものです。

実質3日で下して貰えました。

庁舎内の掲示板で、ダルビッシュ有選手が羽曳野市スポーツ・観光親善大使だと知りました。

今年はメジャーリーグですでに10勝を上げる活躍。大阪府民として誇らしいものです。

ややくくりは広いですが。

その書類を持って、今度は確認申請の審査機関へ。

谷町4丁目にあるのですが、流石に都心部は日陰が少ない。

これは絶対日傘が要るなと思い、早速探し始めています。

手続きをすませ、谷町4丁目の駅前まで戻ってきました。

昔から美しい建物だなと思っていた、ファサードがRになったこのビル。

大江ビルといいますが、リヒト産業株式会社の本社ビルでした。

クリアファイルなどを製作している会社で「LIHIT LAB.」のファイルは私も使っています。

すぐ前に小さな祠があります。

幸福は向こうから来るのではない

こちらから創るのだ

というメッセージの下に、銅板の看板が見えました。

昭和21年、この場所に本社ビルを建てるために整地していたところ、瓦礫の中からお地蔵さんが見つかったそうです。

専門家に調べて貰ったところ、大阪冬の陣、夏の陣の戦場だった場所で、多くの死者のために刻まれたお地蔵さんでした。

北向き地蔵と呼ばれ、後方に福をもたらすといわれていたそうです。

それでこの地に祀られているのです。

谷町4丁目以南の福を、北向き地蔵のみに負わせ訳にはいきません。

メッセージの通り、こちらから創らなければならないのです。

朝夕は影が長くなってきました。

お盆休みまで1週間。気持ちよく休めるよう、もうひと踏ん張りです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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『 建築家・守谷昌紀TV』

巨匠やさしく‐1926‐

今朝は早起きして、阪急電車で「逆瀬川」へ。

今津線に乗るのも久し振りです。

西宮北口で乗り換えましたが、よく来ていたのはもう24年も前のこと。

北に1駅行くと「門戸厄神」があります。

その駅前にある「Spoon Cafe」を設計させて貰ったのが27歳の頃でした。

先日、ついに店名が変わったようですが、それでも長く当初のコンセプト通りに使ってもらい、感謝しかありません。

「仁川」を過ぎると弁天池越しの甲山が見えてきました。

高校時代の同級生が「逆瀬川」に住んでいたので、一度だけ降りたことがあるかもしれません。

このあたりまで来ると、かなり山も近くに感じます。

目的は宝塚市役所。

市庁舎は1980年完成。大阪が誇る巨匠、村野藤吾 89歳での作品です。

村野は93歳まで生きましたが、まさに最晩年の仕事なのです。

開口部は外壁いっぱいではなく、奥まったところにあります。

それが、この時期に日射対策には特に有効です。

1階部にも回廊がめぐらされています。

贅沢とも言えますが、北東面で接する武庫川からの風が、とても気持ちよいのです。

この象徴的な円筒の空間は市議会室のようで、またの機会に見せて貰えるか交渉しようと思います。

開庁とともに入り、確認申請関係の届け出を終えたら11時になっていました。

10分程歩いて駅まで戻りました。

駅前の商業施設が一体となっていますが、昭和感満載でした。

おしゃれではないですが、こんな雰囲気の方がしっくりくるのは年代でしょうか。

「千葉の柏駅もこんな感じだったな」とか、「愛知の名鉄にもこんな駅があったな」とか考えながら歩くのが楽しいのです。

この時期の昼の日差しはまさに焼け付くよう。

先の回廊を帰り掛けにものぞくと、テーブルに突っ伏して、昼寝をしている男性がいました。

村野が巨匠と呼ばれる所以は、作品の質と共に、その多作もあると思います。

多くの人を魅了し、設計の依頼があったのは、その優しさだったのでは……などと考えながら大阪に戻りました。

長く働いてくれたスタッフが辞め、やるべきことは満載ですが、「移動すること」=「刺激」であることは間違いありません。

巨匠の優しさにそっと触れた時、この仕事の奥深さを改めて感じるのです。

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